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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

家を広く感じる

そんな冗談を言ったり言われたり、喧嘩をしては仲直りしているうちに律にお嫁さんが来て。
子供も生まれた。
その頃には夫は腐り始めていて律や久さんからそろそろ還した方が良いといわれたのだけど
迷い続けて半月、指が落ちたので葬儀を出すことにしたの。
母も葬儀の後は気落ちしたのか寝付くことが増えて……。

昨日、母の葬儀が終わった。

兄姉達が殆どしてくれて泊まってもくれてるけど明後日からは律と二人。
お嫁さんと子供は居るけど離れだもの。

皆が普段の生活に戻る中、私と律はおばぁちゃんとつい声を掛けたりしてしまう。
この家、こんなに広かったかしら。

久さんが来てくれる日は少し心強くて。

泊まってくれる日は少し眠れる。

昼間は孫を見たりして慰めになるけど夜は一人、この広い家にたった一人。

久さんがしばらくうちへ来ないかとは言うけれど。
母の物を片付けたりもあるから。

中々片付けられなくて、何かひとつ見るたびに泣けてしまうのよね。

数日後、久さんが開兄さんと一緒に話があるって、何かしら。

「先生、開さんと話したのですが私と開さんの籍を入れたらどうかと思うのですが、いかがでしょうか」

そんな、あなたも私を置いていくの……?

「メリットを言いますね。まずは私が四六時中この家に居ても問題化されません。
 常にあなたの補佐をしても誰も文句が言えません。
 あなたのために会社を休んでも家の問題として休めます。」
「僕にとっては信用だね、この年で独身は部屋も借りれないんだ。
 山沢さんと籍が入っていれば部屋を借りられる」

困惑していると、全てはあなたがうまく動くために考えたいんです、と久さんが言った。

「これはまだ開さんとあなただけにしか話してません。
 宜しければ先生のお兄さんやお姉さん方とよくよく相談してみてください」

「うん、今日のところは僕たちは帰るから覚兄さんとか律とか、相談したら良いよ」

今日は違う意味で寝られ無くなっちゃったじゃないの……。

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