閑話 許状と車
先生のお宅に内弟子として通うようになって2年。
円真の許状をいただき、正引次を申請となった。
最近は真之行・円真・正引次まとめて申請することが多いとのこと。
許状が届けばこれで講師となる。
どうやら講師を取って一年程度で茶名の申請になるらしく。
そこは先生の用心深さというか、二年後の申請になった。
何になるかな? 宗久じゃないか? などと言っていたのだが、
やはり宗久となった。
これから益々修業なのよ、と先生から。
ちょうど良い機会なので車も買い換えることにした。
グランドチェロキーはそのままで新型が出て試乗したら結構良かった。
深みのある赤から少し鮮やかになって、そして機能が増えた。
暫くは慣れるために一人であちこちドライブして、それから先生を乗せた。
さすがに慣れない車に大事な人を乗せるのは好きではない。
レンタカーはしかたないけれど。
左ハンドルも右ハンドルも乗れるの? と良く聞かれるが
仕事では右ハンドルに乗るからなあ。
軽トラとか冷蔵車とか。
かといってバンは好きじゃないんだよな。
左ハンドルだと運転席の後ろに乗せるときに回り込ませなくて良くて。
あれは利点だと思う。
先生はセダンや軽を可愛いと言うけど荷物が載らないんだよな。
他のお弟子さんからも見た目がなんとなく変わった気がするなどと。
それから準教授は2年後から取れるらしいが先生では申請できないとのことで取り敢えずはお稽古を続けつつ先生がそろそろと思えば上の先生に依頼してくださるらしい。
「あなたの場合、うちを任せる形にもなるでしょうし。
私の代わりができるようになったら申請をお願いしてあげるわね」
今はまだ"手代"かな。手の代わり。先は長い。
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