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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

393

翌朝仕事をこなし、少し叱られる事もあったりでげんなりとして帰宅した。
ベッドに転がる。
だるい。
寝るか。
そのままうとうとと寝て暑さに目が覚めた。
午後2時。
メシ、食わなきゃな。
面倒くさい。
焼きそばにしよう。カップ焼きそば。
先生に叱られるなぁ、きっと。
内緒にしよう。
湯切りしてソースをかけ混ぜる。
ん、良い匂いだ。
食べていると携帯にメールが来ているのに気づく。
開いて読んだらやっぱり先生からで、今日の体調は宜しいとかそういう話だ。
そりゃ終わりかけならずいぶん楽だろう。
その分俺がだるいぞ。
食後再度ベッドにもぐりこんだ。
とりあえず体力回復しなければね。
夕方メールに起こされた。
先生からの夕飯写真。
うまそうだなぁ…でも眠いから夕飯も食べずにそのまま寝た。
翌火曜日。
今日は暇と決まっている。
お朔日なんだけどなぁ。
鯛を一枚持って帰ることにした。
八重子先生に造ってもらおう。
あくびをかみ殺しつつ帰宅して風呂に入り、先生のお宅へ車を飛ばす。
「こんにちはー」
「はい、いらっしゃい」
「先生、これ鯛、台所置いときますね」
「あらーありがと」
先生の微笑に心癒されて鞄を置いて用意する。
「あ、そうそう、今日は葉蓋するから」
「そうか、そういう時期ですね」
「足りなかったらお庭から摘んで頂戴、桐とか赤目柏とかあるでしょ」
「はーい」
きちっと用意して待つ。
今日の稽古は楽だ、全員同じ。
これをはじめてする人にはやり方を教えたり、前もやった人は洗茶巾をしてみたり。
涼しげで良いよね。
そんなこんなでお稽古が終る。
葉っぱは使い切って普通に水屋を片付けた。
晩飯何かなぁ。

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朝、先生はよく寝ている。
それは良いんだが指を入れたままで。
引き抜くとふやけてて苦笑いだ。
手を拭いてやって布団に戻してもう少しまどろむ。
一時間ほどして先生が目覚めた。
起きるなりキスしてくる。
まだしようとするからさすがにそれはダメ、とひっくり返した。
「朝ご飯作らないとね。ダメでしょう?」
むっとしてる。
「お昼、あちらの家でさせてあげますから」
「だったらいいわ」
しょうがない、しかたないと諦めつつ朝ご飯を作る。
げんなりした顔を見て八重子先生は察したようで苦笑している。
作り終えた頃匂いにつられて男共が起きてきた。
あれ? 司ちゃんが来てた。
仕方ない、先生用に作った分を司ちゃんに出した。
先生の分は起きてきたら作ろう。
「あんたいつ来たの?」
「9時半くらいかな。おばあちゃんたち寝てたみたいだから律に入れてもらったの」
「昨日は疲れてたからねぇ」
孝弘さんがこっち見てにやっとした。
これはわかってるな。
先生にはそういう態度は取らないで欲しいものだ。
食べ終わった頃先生が起きてきた。
「あら司ちゃんきてたの? おはよう」
「あ、おばさん。お邪魔してます」
「先生遅いからもうないですよーなに作って欲しいです?」
「何残ってるの?」
「ご飯と味噌汁が既にないのでパンかパスタか」
んー、と考え出した。
「卵有ったかしら」
「有ります」
「じゃハムかベーコン」
「有ります。ハムエッグ?」
「カルボナーラがいいわ」
「生クリームが無いですよ」
「牛乳で良いわよ、あるでしょ」
「了解」
台所に向かってパスタを湯がく。
牛乳を使ってカルボナーラのソースを作った。
後は絡めるだけだ。
絡めてお皿に盛り付け、フォークとお皿をもって先生の前へ。
いただきます、とちゃんと手を合わせてから食べる先生は何か良いね。
食べてる間に洗い物をして食べ終わった頃を見計らってコーヒーを出す。
代わりにお皿を回収。
俺の分もコーヒーを入れて先生の横に座った。
先生の機嫌は良さそうだ。
司ちゃんとおしゃべりを楽しんでいてほのぼのとする。
コーヒーを飲み終わって落ち着いていると先生に手を引かれた。
ん?
「そろそろ行くわよ」
「あー…やっぱり行くんですか」
「朝そう言ったでしょ」
気が変わってて欲しいなーと思ったのだけどダメだったか。
はいはい、と連れられてあちらの家へ。
すぐにどうこう、と言うのは雰囲気がないと思ったのか膝の上に座ってきた。
「先生、この体勢だと俺があなたを抱きたくなる」
「だめよ、そんなこというんならすぐに脱いで頂戴」
渋々脱ぐとキスされて、そのまま床の上で押し倒された。
自分は床の上は嫌なくせに。
昼過ぎ、先生の携帯がなった。
お昼ごはんはどうするのか、そろそろ俺を開放してやれという電話だったらしい。
なんだかなぁ。
されてること知られてるのもちょっと微妙だ。
でも先生は後1時間くらいで帰る、お昼はいらないとか言っている。
左様ですか、まだするのか。
そろそろ乳首を噛むのはやめてくれないと腫れるよなあ。
まぁ今日を我慢すればあと一ヶ月はないだろうから諦めるしかない。
先生が飽きるまで仕方なく身を任せた。
まぁ結局先生がおなかすいた、と言うところで切り上げて着替えて喫茶店へ。
先生はパンケーキとパフェ、俺はカレーを食べる。
甘いものが食べたい時期なのはわかるが…太るんじゃないかなぁ。
ま、太ったら俺の懐でカロリー消費すれば良いだけだよな。
幸せそうなのを邪魔するのもなんなので黙って食べて。
それから先生のお宅へ戻った。
並んで座れば俺にもたれてくる。
司ちゃんいるけど良いのかな。
「あんたら結局何食べたの?」
「私? ホットケーキとパフェ」
「生クリームたっぷりでしたよね、あのパンケーキ」
「わ、おばさんそれカロリーものすごいんじゃ…」
「いいのよ~」
「で、私はカレーです」
「大盛よね、あれって」
「太らないの?」
「普段それなりに動くからね」
暫く団欒を楽しんで律君が司ちゃんを送って行った。
ニュースでは都心は酷い雨らしい。
落雷で一部停電だとか。
「あら…あなた大丈夫? 帰れるかしら?」
「どうせ明日は月曜ですからねえ…いざとなったら休めるでしょう」
「簡単に休むなんてダメよ、ちゃんと行かないと」
それをあなたが言うか?
八重子先生と顔を見合わせて笑う。
きゅっと腕をつねられたので尻をなでといた。
うん、キスしたい。出来ないけど。
先生は身を起こして洗濯物にアイロンを当て始めた。
律君の衿のあるシャツなんかも綺麗に掛けていくのを見ると感心してしまう。
完璧な主婦能力はやはり八重子先生が仕込んだんだろう。
それから暫く家事を手伝いお夕飯を頂いて帰宅した。疲れた。
おやすみなさい。

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そして翌朝出勤すると忙しくて。
久々に疲れて帰宅して横になっていると先生からメールだ。
やっぱり今朝から生理で、それで別にこなくても良いという連絡だった。
ま、やっぱり会うとしたくなるしね。
来て欲しくなったらいつでも連絡するよう返事をして昼寝、夕飯を食べて本格的に寝た。
金曜はそんな感じで終ってしまったが今日は土曜だ。
仕事が終わったらすぐシャワーを浴びて先生のお宅へ急ぐ。
居間に寄ると先生は顔色が少しよくない。
「いらっしゃい。今日ね、もしかしたら途中からお母さんと交代するかも。お願いね」
「はい、大丈夫ですか?」
「大丈夫とは思うんだけど…」
「今日は簡単なものをしたらどうかねえ」
「小習復習ですか?」
「そうしたら?」
「それでいいですか、先生」
「そうね」
と言うことで支度を整えてお稽古だ。
流石に稽古ではあまりわからないようにしてはいるものの、
生徒さんが途切れるとやはり辛そうだ。
「八重子先生と交代したらどうです?」
「そうさせてもらうわ…」
と言うことでチェンジ。
久々に八重子先生と二人で生徒さんのお相手をする。
ちょっとやりにくそうだ。
先生が用意したほうがやりやすいのは事実。
と言うことで今日の俺へのお稽古は水屋のやり方。
色々と段取りを教えていただく。
でも今日は早めに切り上げて夕飯をしなければということでおしまいにして。
買物行ってきて、と言われてメモをもらって買いに走った。
途中先生からメール。
チョコも買って帰った。
寝ている先生に渡してお夕飯作成。
今日は手早く出来るおかずのみ。
でもそれでもちゃんと手のかかっているように見える。
実際おいしい。
先生は食欲もあまりないようだ。
ご飯をよそうのも今日は八重子先生。
食事を終えて先生は部屋へ引っ込んだ。
片付けをしてコーヒーを入れて戻る。
「八重子先生もコーヒーいかがです?」
「ありがと、いただくよ」
しばらくまったりとして八重子先生が今日は疲れた、もう寝ると仰る。
戸締りと火の元を確かめて俺も部屋に引くことにした。
布団を敷いて寝る支度。
…一人寝か。
やだなぁ。
そう思って転がっているとすっと襖が開いた。
「あ、先生」
何も言わずに布団に入ってきた、と思ったら俺の上に乗っかってキスしてきた。
そのまま俺の胸をまさぐっている。
怒っても仕方がない。
諦めて身を任せる。
手が徐々に股間に下りてきた。
俺が眉間に皺を寄せているのを見て嬉しそうにしている。
こういうとこSだよな。
弄られて二度逝かしたら気が済んだようでトイレに行ってから俺の腕を枕に寝始めた。
やれやれ。
げんなりしつつもまぁ先生が懐にいるわけだから、と寝ることにした。
夜半また触られてる気配がして目が覚めた。
眠気のほうが強くそのまま寝たが。

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390

翌朝、出勤して仕事をしていると残業が確定した。
先生のお宅に電話を入れる。
八重子先生だ。
理由を話すと快く許していただいて仕事を続ける。
昼頃先生から電話が入った。
珍しいな、来て欲しいなんて。
それもあちらの家に直接なんて。
どうしたんだろう。
そう思って先生がお夕飯を終えるであろう時間にあちらの家へ行った。
まだ電気はついていない。
鍵を開けて電気をつけ鞄を置いて台所に立つ。
っと。こっちにコーヒーはなかったんだっけ?
諦めてコップに水を汲み、ぐいっと飲む。
ふぅっ。クーラーをつけた。
暑い。
暫くすると先生がやってきた。
あけて後ろ手で鍵を閉め、俺にしがみつく。
「どっ、どうしたんですか」
何も言わずキスしてくる。
もぞもぞしてる、と思ったら帯〆を解き始めてた。
あ、え? 抱かれたいのかな。
ちょっと手伝って帯を解き、着物と襦袢を脱がせ、抱えあげてベッドへ。
女の匂いがして煽られる。
少し焦らすと早く、とねだられた。
「抱いてっていって」
少し躊躇してるが…。
「お願い、抱いて頂戴」
恥ずかしげでとても可愛らしい。
俺の脚に擦り付けるようにしてきた。
いつもよりは激しく抱く。
幸い先生の家ではない、声はいくら上げても構わない。
なのにもっと、といわれる。
どうしたんだろう。
まだ大丈夫らしいので何度も責める。
暫く頑張って攻めているとやっともう駄目、と言い出した。
腕が攣りそうだ。
息の荒い先生を抱き締めてどうしたのか聞いた。
絶え絶えに昨日眠れなかったこと、昼に来ないといったので困ったことなどを語られた。
自慰しそうになったという時点でおかしい。なんか変なもん食ったか?
暫くなでていると落ち着いてきたようだ。
「恥ずかしいわ…ごめんね、呼びつけたりして」
「たまにはそういうのも良いですよ」
いつもは突撃されるからな。
暫く喋ってて気がついた。
「ね、先生あなたそろそろ生理じゃないですか?」
「え? あら? そういえばそうかも」
「それででしょう。そういう時期なんですよきっと」
「そうなのかしら」
「ま、それならそれで暫く出来ませんからね、丁度よかった」
汗だくになったから抱き上げて風呂へ行く。
先生の身体を泡でなでて洗ってるとなにやらまたしたくなったようだ。
可愛いなー。
もう一回だけ、と抱いてから濯ぐ。
「さ、そろそろ帰らなきゃね。明日もお稽古でしょう?」
「うん…帰りたくないわね」
「俺もですよ。でも俺もあなたも仕事なんだから仕方ない」
「ね、明日…また来てくれない?」
「いいですよ。呼んでください」
着物を着せてお見送り。
さて俺もかえって寝なきゃなぁ。
帰宅して布団に潜り込む。
先生も今頃は布団の中かな。疲れてるからきっとすぐに眠れるだろう。
おやすみなさい。

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388

朝になって先生が先に起きたらしい。
身支度をしている。
「あら起きたの? おはよう」
「おはよ。美容の奴、使ってみた?」
「ん、今から使うのよ」
「おっけー、朝飯用意してきます」
ささっと身づくろいして台所へ。
八重子先生と合作で朝ご飯を作る。
律君いないから少しゆったりと。
出来たころ、先生が出てきて食卓を片付けて孝弘さんを呼びに行った。
ご飯を食べてから八重子先生が開さんに連絡を取る。
勿論結婚の件だ。
幸い現在彼女とかいないから構わないそうだ。
先生と手分けして家事をし、俺は二階の拭き掃除。
おとなう声、あれは昨日の人だな。
八重子先生が応対に出て断ってくれている。
耳を済ませて様子を伺う…。
暫くして帰られたようだ。
先生が階段を上がってきた。
うまく断れた、と言うことでほっとしたらしくもたれかかってきた。
可愛くて思わずキスして胸を揉んだら流石に額を叩かれた。
「だめよ、もうっ」
お母さんいるんだから、と怒って階下へいってしまった。
仕方ないので掃除の続きをして、終らせてから下りた。
「そろそろ買物行くけどあんたどうする?」
「一緒に行きます」
着物を着なおして外に出る。
「暑っ」
「暑いわねえ」
「なんなら家にいますか。買うものかいてくだされば買ってきますよ」
「良いわよ、一緒に行きましょ」
日傘をさしてる先生と二人で歩く。
流石に暑くて腕を組んだりはしてこないのが残念だ。
お昼とついでに夜の分も買って帰宅した。
食事を取って一服したら家事の続き。
いつもの水曜日。
疲れたらお茶を入れてもらって。
少し先生といちゃいちゃしてたら夕飯を作る時間だ。
てきぱきと動き、先生から出る指示をこなしてたらおいしいご飯が出来る。
「ただいまー」
「おかえり」
律君が帰ってきたようだ。
「もうすぐご飯できるから手を洗ってらっしゃい」
「はーい」
食卓について律君が八重子先生にこぼしてる。
昨日は大変だったようだ。
「結局どこに泊まったの?」
「近藤の家。晶ちゃんは司ちゃんち」
「律君も司ちゃんちに泊まったらよかったのに」
にやにやして言ったら先生に後頭部をコツンと叩かれた。
「バカ言ってないで運んで頂戴」
笑いながら配膳し、お夕飯を頂いて帰宅した。
真っ暗部屋はさびしいなあ。
とっとと寝よう、おやすみなさい。

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