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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

108

生徒さんのお稽古がすみ、何か質問は?との声に生徒さん。
「先生は山沢さんには厳しくされてますがどうしてですか?」
あ、答えを探しているな、先生。助け舟出すか
「よろしいでしょうか」
「え、えぇ」
「来年にはじめに私、上級の許しをいただく予定でありまして。
 それで上級に上がるからには、と厳しくしていただいてるのですよ」
「ああ、そうなんですか!」
「そうなのよ、ホホホ」
生徒さんが帰られて、助かったわ~と仰る。
「ああいう理由にしときましょう。一番有り得るかと」
「そうねぇ」
水屋を片付けていると八重子先生ご帰宅。
「ただいま。あぁ山沢さん、お帰り。お土産ありがとうね」
「お帰りなさい、先程戻りましてお稽古もつけていただきました」
「あんた今日夕飯食べていくだろ?」
「そうさせていただければ助かります、帰りに買物しないと何もないので」
「あら、そういえば山沢さん洗濯物は?」
「それは明日家に宅配で来ますんで明日やります」
片付け終えて居間へ移動。絹先生はお台所。
八重子先生がお茶を入れてくださった。
「あっちは寒かっただろ?」
「やー流石に海は寒かったです。けど後はほぼ屋内でしたから」
塩沢くらいか、寒かったの。
「…まさかずっとしてたのかい?」
「え、いや、ええと酒飲んだりとか…も、してましたよ」
「若いねえ…」
「ははは…」
「まぁあの子が良いと言うならいいけどね」
「ありがとうございます」
「……あんた、男の人としたことはあるのかい?」
八重子先生が声を潜めて言う。
「あ、一応。後学の為に」
「するのはどうだった?嫌だった?」
「胸の内と体とは別、と言うのが体感できましたね。感覚的には面白い体験でした」
「へぇそんなもんかねぇ」
「しかし八重子先生、聞きにくいこと結構聞かれますね」
「そりゃまぁ絹の相手だからね」
あーじゃ土曜日に渡すか、検査書類。
「お母さん、ご飯できたわよ」
「はいはい」
配膳を手伝う。あれ?孝弘さんと律君は?
「律は合コンだって。お父さんはお出かけ、ご飯炊いたのに~、もうっ」
3人でご飯か。ちょっとさびしいな。
「あれ?律いないの?」
「あら兄さん。どうしたの?」
「いやちょっと借りたいものがあったんだよね。いないのか」
「どうせだからご飯食べていく?」
「助かるな。姉ちゃん今日帰ってこないからどこかで買うかと思ってたんだよね」
「あら環姉さんまた帰ってないの?」
「仕事が忙しいみたいだぜ」
「あの子も早く結婚したら良いのにねえ」
「山沢さんは出張からいつ帰ってきたの?」
「ああ、今日ですよ、昼過ぎに直接こちらへ」
「へぇー、そんなに絹がすきなんだ?」
「兄さん!?」
あ、お茶碗取り落としそうになってる。
「開…なんであんたそういうこと言うかねえ」
「ええ、そうですね」
「山沢さん!」
「あんた知ってたのかい?」
「うん、山沢さんは僕が知ってることも知ってたようだけどね」
「絹先生には言わないってことにしませんでしたっけ?なんで言うんですか」
「面白いから?」
こういう人だった、忘れてた。

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107

翌朝、シャワーを浴びて酒臭さを抜く…無理だ、服が酒臭い。
とりあえず仕事着から臭いのしないの選んで着て、どこかで一式買うか。
どうせそろそろ秋物買うつもりだったし。
ざっと調べると伊勢丹くらいか。
いやまて、帰り大宮で乗り換えるんだから。
うん、スーツカンパニーが大宮にあるな。
デパートで買うくらいならオーダーしたい。
ブランドスーツを買ってもサイズで困るのは事実。
8時半、ホテルの精算を済ませ荷物を自宅に送って、みどりの窓口へ。
9時40分ごろの電車が良いといわれてしまった。お茶飲むか。
っと携帯がなる。先生から。
時間が有るようなら、とお願いされた。
からいすけとお福正宗の大吟醸?はいはい。4合瓶でいい。はい。
余裕で買える。戻って3階で買い、下げやすくしてもらった。
先生の指定の大吟醸3種と私の好みのにごり。
駅弁を買って、新幹線に乗る。
混んでたら指定席にすればいいかと思っていたが、すいてて自由席で全然問題なし。
乗車後すぐに弁当を開ける。
普通の幕の内だけどうまいな。米が違う。
米どころだなぁ、やっぱり。
先生のところの米はコシヒカリとは違う食味で好きではあるが。
家は最近淡雪こまち。秋田米。
ご飯を食べて、コーヒーを飲んで。車窓風景をのんびり眺めて。
しばらくしてトンネル。長いな。抜けた。トンネル。またか。トンネル多いな。
高崎。後20分ほどで大宮だ。
今寝ては危険だ。再度コーヒーで目を覚ます。
よし、大宮だ、降車して一度改札を出た。案内板を見る。
あれ?ユニクロがある。そっちでいいか。
ジャケットとシャツ、チノパン、コートを買ってその場で着替える。
畳んで袋に入れてこれも家へ送ってしまえばいい。
さて、次は埼京線で新宿か。遠回りしてる気分になるなぁ。
新宿で乗り換えて後は最寄まで一本。
駅についてさてタクシーにしようかな、そう思っていると先生から電話。
「あ、山沢さん?今どこかしら。駅?じゃあ悪いんですけど…」
トイレットペーパーついでに頼まれてしまった。
買い置きがあるつもりだったそうだ。
すぐ近くのDSで買ってタクシーに乗って先生宅前まで。
両手ふさがってるし庭から入るか。
「こんちはー三河屋です~」
なんて入ったら先生に笑われた。
「おかえりなさい、山沢さん」
「ただいま戻りました」
「お買物ありがとう。お稽古、していく?」
「ええ、お願いします」
手を洗って部屋から袱紗を取ってきて稽古をつけていただく。
ビシビシ厳しい稽古に疲れた頃、他の生徒さんが来られて水屋に回る。

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106

いつも起きるような時間に目が覚める。
ちょっと散歩してこよう。
ふらりと抜け出し宿周辺を歩く。
真っ暗だ。
空を見上げると曇っている。今日はきっと寒くなるな。
散歩しても体が温まらないので戻って大浴場に行く。
いてて、傷に湯がしみる。
温まったので出て部屋に戻る。
もう一寝入りしよう。
先生は…良く寝ている。寝顔を見るのも好きだ。
横にもぐりこむと抱きついてきた。
「どこいってたの?」
「何だ、起きてたんですか」
「お布団に入ってきたので起きたのよ。なにしてたの?」
「散歩。意外と寒くて風呂も。明日きっと寒いですよ」
「そう…」
「まだ夜中ですから、寝ましょう?」
キスしてきた。
「随分甘えたになりましたね。可愛いな。そんなあなたも」
「ねぇこんな…嫉妬ばかりしてて嫌いにならない?」
「嫉妬もして貰えんとかそれすでに終ってませんか。
 凄く信用されてるならそれはそれでありですが」
「そうなの…?」
「嫉妬してるあなたも可愛いと思ってますよ。だから大丈夫、安心して」
「うん…」
懐に抱いたまま頭を撫で、背中を撫でる。
しばらくして寝息。
まぁたしかにしょうもないことで疑うな!と思うこともあるわけだが。
こうやって懐に入られたら可愛いとしか思えなくて困る。
俺だってかなうことならその笑顔、誰にも見せて欲しくない。
お稽古つけてる間は無理だよなあ。
八重子先生の年になっても無理だろう。
わかってるから言わないが。
寝顔を見ているうちに二度寝。
朝。
ふと目を覚ますと懐に先生がいない。
あ、着物は有る。風呂か。
大浴場へ行くとやっぱり入ってた。
「あら、おはよう」
「おはようございます」
先生がくすくす笑ってる。
「どうしました?」
「ここ、かさぶたになってるわね」
「ああ、昨日血が出てましたからね…」
「かさぶたってめくりたくならない?」
「駄目ですよ!」
「めくらないわよ~」
オホホ、と笑ってる。からかわれてるなー俺。
お風呂から上がって部屋に戻り、身づくろい。
先生は着物に、私はシャツとスラックスを身につける。
朝御飯だ。
二人ともちょっとずつ違って、少し先生の方が良さそうなものを使ってあるのは。
もしや格を考えてくれたかもしれない。先生と呼びかけてるし。
美味しくいただいて、もう一度部屋の風呂でまったりとして。
そろそろチェックアウトだ。
支払いをして宿を出る。駅のホームまで見送りで着いてゆく。
帰りたくなさそうだ。
「明日、先生のお宅に顔出しますから。だから待っててくださいね」
「必ず来てね、待ってるわ…」
「じゃあ」
「また、ね」
新幹線を見送って、私は新潟へ。
あちらで最終日は宴席があるんだよね。
実はキャバクラと決まっている。
八重子先生には日程説明で言ってあるんだが、絹にはいわないと言ってくれていた。
ばれたときが本気で怖い。新潟の宿へ戻り少し寝る。
携帯が鳴り目が覚めた。先生から帰着報告。うむ、よし。
そろそろ起きて昼飯食おう。
イタリアンでゆっくりランチ。
やっぱり今日は冷えるなぁ。
すこし観光。
夜。迎えが来てキャバへ。
…セクキャバかよ。
おっさんども自分たちが楽しみたいんだな!?
女の子がはべってくれて触っても良いのよ~とか言われる。
横に着いた女の子に女だから触ってもねぇとか言うと嘘ーと言われたり。
まぁネタになるし雰囲気は楽しんでしまえ。
触らんけどな!
二次会は今度はピンサロらしい。
せめて三次会にしてくれよ二次会は飲もうよ!
さすがにそれはお断りして、宿に戻った。シャワーを浴びて着替える。
もう少し飲みたいので1階でつまみと酒を頼む。
いくつか食べて3合ほど飲んで部屋に戻ってベッドに転がる。
んー。明日早めにチェックアウトして早く先生に会いに行こう。

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105

もう一度お風呂に入って寝ようということになった。
「大浴場?部屋の露天?どっちがいいですか?」
大浴場がいいという。んじゃちょっと宿の浴衣でも着るか。
「あ、待って」
「どうしました?」
うっ!胸、噛まれた。
「とりあえず、一つだけね。帰るまでにもっとつけてあげるわ」
「はい。そうしてください」
とりあえず風呂へ行く。
先生の胸にはリング、私の胸には歯形。
「ねぇ先生?風呂で見られるのはいいんですか?」
「あらだってお風呂で他の人の体、性的に見ないでしょ?」
見る、見るよ!
ざっと髪と体を洗い終わると先生はまだ髪を洗い終えたところだ。
先生の背中を洗ってあげて前に手を伸ばしリングを一度外す。
少し感じてしまったようだ。
そのままそっと股間に手を伸ばそうとする。
「駄目よこんなところで」
叱られてしまった。
まあ誰かきたら困るよな。
他の部位を洗ってすすいであげて、湯に浸かる。
ふうっ。
のびーと体を伸ばして。
先生も気持ち良さそうにしている。
「やっぱり綺麗だなぁ」
「あら…」
恥ずかしがって可愛いな。
にこにこしてたら他の方が入ってきた。
会釈。
と、その視線が私の胸へ。
先生の顔へ。
ええい、見るな!
相手は慌てて目をそらし、先生は恥ずかしそうだ。
「そろそろ上がりますか?」
「ええ」
風呂を出て浴衣を着て部屋に戻る。
ちょっと温まり足りないと部屋の風呂にも入ることになった。
二人で入っているとまたしたくなるわけだが。
「見られちゃったわね、これ」
と先生が私の胸に触れる。
「あなたがつけた、と思ったかな」
「恥ずかしいわ…」
「堂々としてりゃいいんですよ。知ってる人が居るわけじゃなし。
 私の所有者だ、と」
「いいの?」
「なにがです?俺は先生が独占したいと思ってくれたこと、結構嬉しいんですけどね」
「私のもの、って人前で見せていいのかしら…」
「そういうところ、女性だなあと思いますね。
 男はね、この良い女は俺のだって見せびらかしたくなるんです」
「そういうものなの?山沢さんも?」
「ええ、私もどちらかというと見せびらかしたい口です」
「あらあら、そうなのねえ」
「でも見せびらかせない。だからこそのリングですね。
 お風呂上がったらまたつけてくださいね。今度新しいの買ってあげますから」
「はい…」
恥ずかしがってて可愛い。
思わずキス。乳房を揉んでしまった。
「あっ、だめ、もうつらいわ、私そんな体力ないわよ、今日はもう駄目よ」
ふうっと一息ついて。
先生の尻を膝に乗せる。背中から肩を抱いてつぶやく。
「もうこのままあなたとずっといられたら。
 明日の心配なんてしなくてすんだらいいのに」
「お互い仕事も有るからむりよねぇ」
「ですねえ。そろそろ上がりますか?」
そういいつつ乳首を弄る。
「ん、だめっていってるじゃない」
うなじに舌を這わせる。
「だめ…」
「ごめんなさい、我慢できない」
乳首を責めて喘ぎ声を楽しんでいると、ビクッと体がはねた。
え、逝った?
「今もしかして…胸だけで逝けました?」
「恥ずかしい…」
開発成功!嬉しい!
って茹だる!暑いわ!
のぼせそうなので慌てて風呂から出して。
くったりしている先生の体を拭き、浴衣を着せて布団に運ぶ。
「もう、だめっていったのに…」
「すいません」
横に寝転がると浴衣の胸をはだけさせられた。
「噛んであげる」
う、わ、色っぽい。
どきっとしたが、痛みに押しつぶされる。
血が出るまで噛むとか絶対実はSだ、絶対!
前回噛んだのとは違う乳首を噛まれた。
今回も5つの歯形、血が滴る。
それを舐め取られて、ぞくっとして乳首が立つ。
「仕返し、しちゃおうかしら」
先生が私の乳房を揉む。
「そんなことしたら明日立てないほどにしますよ?」
「あら…それは困るわ」
手が引っ込んだ。可愛い。
胸を仕舞って先生の頬をなでる。
「もう疲れてるんでしょう?寝てもいいですよ」
「そうね、おやすみなさい」
軽くキスして。
「おやすみなさい」
懐に抱いて寝た。

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104

「もっと酷いことしますからね、今から」
「えっ、やだわ…」
「なぁに、これだけですよ」
手拭を見せる。
「それをどうするの?」
「目隠し。それだけです」
「それくらいなら…」
半分に折り、それを三つ折にする。
「自分で出来るならしてください」
俺が締めると強すぎるかもしれないからね。
しゅっと自分で目隠しを締めて、首を傾げたりしている。
「見えますか?」
「ううん、見えないわ」
くくっと笑うと先生は焦り始めた。
「あ、あの、怖いことはよしてね…」
無言で背中に指を伝わせる。
あっという声、背中をそらせる。白い喉にキス。
普段より反応があって楽しい。
乳首に急に触れたり、お尻を揉んだり。
その度にビクッと反応する。
翳りに手をやって突起に軽く触れるだけで逝ってしまった。
指を軽く中に入れたり、また乳首を弄ったり。
奔放にあちこちを玩んで嬌声を楽しむ。
何度か逝ったようだ。
そろそろ辛そうなので最後の一回、とばかりに中で逝かせる。
くったりと私にしがみついて、可愛らしい。
目隠しをはずしてあげる。
「よく逃げませんでしたね」
「ほんと、ひどいんだから…」
「逃げないのは怖い事されたくないから?」
「違うわよ…怖いのは嫌だけど」
「怖いのは、嫌?」
懐に抱いたまま気配だけ変える。
「い、いやっ! 怖い!」
「このまま愛してあげようか」
「いやよ、やめてっ。お願いだから」
「なんてね」
気配を戻す。
「もうっ、なんでこんなことするのよ…逃げなかったのに酷いわ」
「あなた可愛いんですもん、嫌がって怯えてるときも」
「ほんっとに酷い人ね」
「ええ、酷いんです」
「でも…こんなに噛んでも怒らないのね」
と先生が出張前に私の胸へつけた噛み痕に触れる。
「あなたが私を所有したいとつけるもの、何で怒りますか」
「本当は…お仕事やめてうちにずっといて欲しいくらいなのよ」
「うーん、そうしたいのは山々ですが」
「無理なのはわかってるわ…言ってみただけ」
「定年なったら転がりこみたいですね」
「あら、そんな頃まであなた私で満足できるの?」
「共白髪と行きたいところですね」
「ほんとに?嬉しいわ」
「それまでに俺があなたに嫌われてなければですけど…」
「嫌いになるようなこと、しないでね」
「ええ、できるだけ気をつけましょうよ」

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