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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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朝、やはり寝過ごして8時前。
はらへった。
パンを焼いて蜂蜜をたっぷり塗って食べる。
ぬるいエスプレッソ。
しばらくして先生も起きてきた。
頂戴、と言うので新たに焼いて蜂蜜かバターか、といえば蜂蜜。
コーヒーかエスプレッソ、と聞けばコーヒー。
ミルクはこの家に今日はない。
まだ眠そうだ。
「もうちょっと寝てたらどうですか?」
「あなたも一緒に寝ましょ」
「俺は別に眠くないですよ?」
「いいから」
「はいはい、甘えたいんですか?」
「悪い?」
「悪くない。良い気分ですよ」
ふふっと笑って抱きしめて、抱き上げる。
「でもえっちはだめよ? 眠いんだから」
「しょうがないなぁ」
ベッドに入り頬をなでる。
「キスくらいはいいわよ」
そう言われたから深くキスした。
「まだ眠い?」
「ばか。寝かせてっていったのに」
「一度したらまた眠くなるかもしれないね」
軽く乳首に触れるとビクッとして。可愛いなぁ。
「ちゃんとするか、直接こっちで軽くかどっちがいい?」
「…軽くでお願い」
「OK」
するりと股間にもぐりこみ、突起を舐めて逝かせた。
汁を舐め取り先生にキスすると叱られ。
怒るところも可愛くてつい懐に抱きしめてしまうと叱る声が止んだ。
「可愛いなぁ、愛してる。寝てもいいですよ」
ぐっ!乳首つねられた。
「だ・か・ら! なんでそこを抓る」
「痛がるからかしらね。じゃおやすみなさい」
はいはい。
汗が引いてきたころ布団をかける。
寝息。気持良さそうだな。
眠くはなかったのに誘われるように寝てしまう。
次に起きたら昼過ぎだった。
先生にお手水行きたいから手を離して、と起こされた。
一緒についてって抱きしめてトイレに入ろうとしたら脛を踵で蹴られた。
思わず放した隙にトイレに入られてしまった。失敗。
出てきた先生にランチの美味しいところ連れて行ってとねだられ、着替える。
和食、とのことで懐石系のお店へ。
外は雨だった。
入店し、コースを頼む。
先生が幸せそうに食べてて俺も幸せ。
食後、このまま帰るか聞いてみた。
雨の中また出てくるのがいやだというかもしれないし。
「そうねぇ…そうしようかしら。着物とか明日持ってきてくれるわよね」
「お持ちしますよ」
「だったら、うん、もう帰るわ」
「俺としちゃ、帰したくないんですけどね」
「あら」
頭を混ぜられ髪を崩される。
「可愛いわ、そういうところ。いつも可愛かったらいいのに」
「あなたを可愛がるほうが好きですから」
ぽっと頬を染めて、ん、可愛らしい。
電車の乗り場まで送って別れる。
さて、と。晩飯の惣菜は一昨日のがあるし。
飯もまだ一膳分はある。
そのまま帰ろうか。
いやプリンだ、食われたプリンを買いなおそう。
コンビニへ寄って帰宅して。
後は縫い物を少しして夕飯を食べておやすみなさい。

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