スッ…と山沢が内腿に手を触れた。
「ヒッ」
途端先生は抵抗しだした。
山沢は苦笑いし、強く先生の手首を掴み、
「やはり縛ってしまうほうが良さそうだ…まぁ、急がなくても夜は長いですからね、
楽しませてもらいましょう。」
「い、いやよ、離してっ」
「あー…ところで今日の着物は正絹ですか?シルック?」
「え?え?正絹だけど」
「じゃ、脱いでください、さあ。汚したくないでしょう?」
「山沢さん、あなたねぇ…どうしてそうなるの?」
何か変なこといっただろうか?
正絹だと汗染みすらいやだしなーと思っただけなんだが。
縛っちゃって下になるとくしゃくしゃになるし。
何か拍子抜けしたみたいな顔をしているが、脱いでもらったほうがいいだろう。
「さぁ、早く。脱げないんでしたら脱がしちゃいますよ?」
「どっちもいやよ…」
まぁ、この状況で脱げるわけもないか。
いやがる先生を無理やり脱がし、手首を腰紐で縛った。
山沢は用意周到にも着物ハンガーを鞄に用意していたのでそれを広げ、
着物を鴨居につるした。
最近のものは小さく折りたためて良い。
ついでに帯もハンガーに吊るす。
先生の湯文字を良く見るとキュプラやネルではなく紅絹で、白い肌に映えて美しかった。
「これ、紅絹ですね。普段から着物の人は違いますね、ちゃんとこんなものを選んでる。」
市販品は大抵白い晒だ。紅絹は暖かくてよい。
山沢が湯文字に触れると先生はビクッとし、
「だ、だめよ…そこはだめ…」
という。
確かにまだ早い、もっと先生の乳を堪能しようと山沢は思った。