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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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帰宅後すぐに寝巻きの浴衣に着替えさせた。
お家に電話をしていただく。
律君が出たら、と躊躇するので私が掛けた。
八重子先生が出た。すぐに電話を代わり泊まる旨話して頂く。
私に後ろから胸を揉まれつつだ。
甘い吐息が電話に伝わらないようにしている。
先生を膝の上に引き上げ、送話口を押さえて乳首を齧る。
くっ、と声が漏れる。
可愛い。
先生は話を早く切り上げ、電話を切った。
文句を言おうとした口をキスでふさぐ。
ちょっと抵抗してるが、舌を絡めると少しずつ応じてきてくれた。
そのまま首筋にキスを落とす。
「駄目よ…お母さんと電話してたのに…」
「ふふ、だって可愛いですもん。ねえ、先生、道具使っていいですか?」
「えっ?道具?」
「もっとあなたが乱れているのを見たい」
「いやよ…恥ずかしいわ」
「可愛いな。いじめたくなる」
「やだ、もう」
「痕、ついちゃいましたね」
手首に残る縄の痕に指を這わす。
「山沢さん、すごく怖かったわ」
「ごめんなさい、酷かったですね」
そういいながら太腿についた痕をなぞる。
「でも縛られたあなたにすごく色気を感じました。
 さっきの姿、見せたいくらいに色っぽかったですよ。
 今度、怖くしないようにしますから縛られてみませんか」
「…したいの?」
「はい」
「仕方のない人ねえ」
「変態なものですいません」
泣く顔とか悲鳴も好物です。
しかし縛られたらやりたい放題されるのわかってるのかな。
それとも、されたいのかな。
「今からでも、いいですか?」
いやいやをする。
太腿に這わせた手を翳りにやるとしとどに濡れていた。
期待はしてるらしい。
「じゃあ今度、させてくださいね」
こくりとうなづく。
「ベッド、行きましょう」
連れて行って脱がせ、仰向けに寝かせる。
「今回は普通にしてあげます。次はわからないけど」
恥ずかしがっていて本当に可愛い。
リラックスできるようにほぐしつつ、やわらかく愛撫をする。
かすかな喘ぎ声。
強くならないようにゆっくりと感覚を引き出す。
気持ち良さそうな顔が好い。
ぎゅっとしがみつかれてがくがくっと太腿が震える。
抱きしめて背を撫でる。
愛しい。
ほっこりしていると聞かれた。
「山沢さん…本当に私だけなの?」
またそれ聞くのか。
「あなた以外の誰ともこんなことしたいと思いませんよ」
というか面倒くさい。
性欲の捌け口として誰かとやるならこんな時間かけてられっか。
何か納得がいかない様子。
「ねえ、なんでそんなに気になるんですか?」
「だって…山沢さん、芸者さんとお付き合いあるでしょ…」
頬にキスする。
「私が呼ぶ芸者さん、みんな昔のお姐さんばかりですよ」
色気はあることもたまにはあるがいくらなんでも60や80には欲情しないだろ。
「そうなの?」
「なんなら今度お座敷かけますから一緒に行きましょう」
「そんな、いいわよ…」
納得しなくていつまでもこだわられるなら、連れてく方がいいよ、俺は。
「来週の土曜の夜とか、どうですか?予定なかったら」
「多分大丈夫だと思うけど…」
そんじゃそうしましょ。
「少し冷えてきましたね」
布団をかぶせる。さっきまで暑かったのになあ(笑)
先生の胸に触れるとひんやりしている。
冷たいところがなくなるよう撫で、揉み解す。
私の上にうつぶせにしてお尻も。
切ない声が聞こえる。
そのまま間に指を割りいれる。
逃れようとする体を引き寄せ胸を噛む。
先生を上にするの、中々楽しいな…。
中をこねているうちに不意に痙攣、そんなに強く責めてなかったのになあ。
もうちょっとやりたいが…。
駄目か、息が荒い。
もぞもぞ、と布団から顔を出すとぺちっと叩かれた。
「もう…だめよ」
抱きしめて息が落ち着くまで背を撫で、腰をなでているといつしか寝息に変わっていた。
寝てるときにやったら怒るかなあ…。
寝不足にしちゃかわいそうかなあ…。
しょうがない、俺も寝よう

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裾を直して立たせると、大幅に着崩れていた。
こりゃ一旦脱いで着直す方が良い。
手を洗って敷きたとうの上で脱がせる。
肌襦袢になったときにむらっときて胸に手を這わせてしまった。
しっとりと、汗で湿っている。
クーキュルル…あ。
先生も苦笑い、俺も苦笑い。腹減った(笑)
シャワーを浴びるようにいい、風呂に入れる。
買ったままにしていた肌襦袢と湯文字、裾よけを用意した。サイズはなんとかなるだろ。
長襦袢も着物もぐっしょりと濡れて、そのまま着るのはちょっとなあ。
うーん、ちょうど良さそうな着物は有っただろうか。
和箪笥をあさると秋模様の着物があった。袖の合う長襦袢も。
帯はどれがいいだろう。こいつか。
風呂から上がった先生が湯文字と肌襦袢、裾除けをつけている間に半襟をつける。
そういえばこの長襦袢、しつけついたままだな。
長襦袢のしつけを取り先生に渡す。
着物を後ろから羽織らせるとすっと纏い付けられ、おはしょりを作り、
胸の打ち合わせを整えられる。
帯をお渡しする。手早く折り、背で締め、枕を当てお太鼓を作られる。
帯揚げ、帯締めを調えられて美しく着付けを終わられた。
うん、よく似合っておられる。綺麗だ。
髪を少し整えて食事に出かけることにした。
天ぷらにしよう。
カウンターのみしかないのだが、揚げたてで新鮮な魚介・野菜を使っている。
隅の席を陣取り酒も少々頼む。
穴子や鱚、海胆を海苔で包んだもの、車えび、玉葱や青唐、などなど…。
美味しく頂き酒もすすみ、ご飯をいただき、デザート。
おなか一杯で残してしまうほどだ。
この後飲みにいくか聞いたが部屋でいいというので連れ帰る。

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それはそれ、これはこれだ。
きちっと水屋をこなし、遅滞なく進める。
本日の昼の稽古が終わった。
ご挨拶をして私は帰途についた。

-----絹

覚兄さんがお母さんに用がある、と訪ねてきた。
色々と落ち込んでたら兄さんが背を撫でてくれた。
お稽古の時間になってやっと山沢さんが来たけど…。
終わったらすぐ帰っちゃったわ。
もしかして何か誤解されたのかしら…。
お母さんに相談するとすぐに追いかけなさい、と言われた。

-----山沢

途中、携帯が鳴る。3回…4回…電源を切る。
帰宅すると固定電話が鳴った。
公衆電話から。
取ると先生からだ。家に居ることを確認された。
10分もかからずチャイムが鳴る。
先生が押しかけてきた。
中に招じ入れると私の手を掴み、誤解だという。
その腕を後ろ手に捻り上げ、強引に縛った。
なにをするの!と言うその口に手拭を押し込む。
胸に縄をかけて行く。
嫌がって暴れようとするが腕を固定している以上逃れようはない。
キリキリと縛る。
裾をたくし上げ足にも縄をかけて行く。
くるしそうにしている。手拭をはずしてやった。
「許して…」
「俺の目の前で。他の男と抱き合うなんて許せると思ってるのか?」
強くギリッと縄を締める。
苦悶。
「ちが…あぁっ!」
襞の中に指を埋めると好い声が出た。
「濡れてるじゃないか。こんなことされて」
「いやっ…」
ぐいぐいと責める。
よろける絹を片手に担ぎ上げ、和室の畳の上に座らせた。
美しい。昂揚する。
唇を舐り、濡れそぼつ中を堪能する。
苦しそうな表情が心地よい。
指を増やすと更にきつそうな顔をする。楽しい。
もっと、もっとだ。
口の中を犯すようにむさぼり、襞に隠れている突起を強く刺激する。
声にならない声が出て倒れこみそうになるのをしっかりと支えて座位を保持する。
涙。こぼれてきた。色っぽい。
「もうやめて…」
鼻で笑って続ける。
ぬめる指を口に突っ込み舐めさせ、その指で後ろの穴を刺激する。
「ヒッ そこはだめ、おねがいだからやめて…」
「気持ちよかったくせに」
ああ、そうだ。いいものがあるんだった。
手術などに使う薄手のゴム手。
片手にそれを穿き、ぬめった前の穴に突っ込む。
しばらくかき回して潤滑油代わりにし、後ろに指を潜らせた。
「あぁっ」
じりじりと突き進む指に逃れることも出来ず身をよじる。
ゆっくり指を抜き差しすると粘液が絡みつく。
声が少しずつ出てくる。
愛撫に答える声を聞いているうちに落ち着いてきた。
「何が誤解なんです?」
やさしく聞いてあげたが何も喋れないようだ。
可愛い。
押し倒して前の穴にも指を差し入れ挟みこむようにして刺激する。
突起を揉みこみ、一気に揚げてやった。
両方に埋もれた指が締め付けられて先生は痙攣している。
きつく締められたそこから指を抜き手袋をはずす。
頬を撫で、苦しそうな口をむさぼる。
窒息しない程度に。
そっと引き起こし縄を解いて行く。
縄の痕が太腿やふくらはぎについて色っぽい。
胸縄を解き、腕の戒めを解き、マッサージする。
息が落ち着いてきたようだ。
改めて問う。
「…兄さんなの。一番上の」
マジか…身内に嫉妬して無茶しちまったのか俺…。
はっ!そうだ腕!
「痺れたりとか動かないとかないですか!腕!」
慌てて確認する。商売道具じゃないか!
どうやら大丈夫のようだ。嘆息。
抱きしめる。
「ごめんなさい。男と抱き合ってると思ったんです」
「怖かったわ…」
ゆっくり背を撫でる。
躊躇いつつ聞く。
「今日。泊まっていけますか」
頬を染めて先生はうなづいてくれた。

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40

帰宅。
持って帰ってきたタッパーのおかずでメシを済ませ、ざっと翌日の用意。
風呂に入ってさっさと寝ることにした。
翌日、仕事は暇だった。
やる気も出ない。
ぼんやりしていると携帯が鳴った。
以前やっていた習い事の師匠からだ。
手が足りないので今日来れないかという。枯れ木も山の賑わいか。
暇だから行くことにした。
久しぶりに化粧をして女の着物に袖を通す。
宝尽小紋に名古屋の洒落帯をあわせる。
かなり襟を抜く。
よし、こんなものか。
指定された現場に行くとすでに何人か来ていた。
うん、いい感じに埋没できそうな着物だな。
師匠も来た。
やってる振りだけでいいし、後ろのほうに居ればOKとのことだ。
指示通りに動いていい感じに終われた。
終わった後お茶に誘われて喫茶店に行く。
師匠から何か動きが男っぽくなってるとの指摘。
最近ほぼ男装だからなあ。
小一時間歓談して散会。帰宅する。
すぐに脱いでシャワーを浴びた。化粧が気持ち悪い。
着物を片付け、晩飯に悩む。
冷凍庫に肉有ったな。
付け合せ…めんどくせえ、メシと肉だけでいいや。
食った後、明日はどう説得しようか悩む。
ごろごろして悩んでいるうちに寝てしまった。
翌日の仕事も暇。
あまりに暇なあまり昨日の続き、説得のやり方に悩んでしまう。
結局思いつかないまま、そろそろ帰宅して稽古場に行かなくてはならない時間だ。
稽古場に着くと朝の方がまだ居られる。
庭から回って直接居間に行くと男性が居る、誰だろう。
困ったな、先に部屋に鞄を置きに行くか。
逡巡していると、絹先生が来て男性に抱きついた。
男性は絹先生の背を撫でている。ギリッと歯が鳴った。
絹先生がこちらを見た。
私は思わず踵を返し、外へ出た。
追いかけては、来ない…。
落ち着け。息を整えろ。歩き回る。
半刻ほどして少し落ち着いて茶室へ戻る。
すでにお昼の生徒さんが来ておられる。
お稽古の用意を整え水屋に待機する。
時間だ。

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39

「ど、どうしたんですか急に」
「なんかあんた、落ち込んでるように見えてね」
あー…まあね。
煮物は下手だしお花も苦手だし色々とね、へこんではいますがね。
朝は朝で失言してわけわからんことになったしね。
「まあ、あんたはあんたで他に色々とできることあるだろ」
「お茶には生かせないことばかりですよ…」
撫でられてると絹先生が戻ってきた。
「あらあら、どうしたの?」
くすくす笑ってる。
お茶にしましょということで居間に戻ってテレビをつける。
台風のニュース。
週末にかけてくるらしい。先日も大変だった。
山崩れとかなったら怖いなあ。
「お稽古お休みにしたほうがいいのかしら」
「そうだねえ。危ないからね。そうしたほうがいいね」
「でも仕事は休みにならないんですよねえ。客来ないのに」
「台風前日はうちに来るんじゃないよ。遠いんだから」
いやむしろ泊まってたい、仕事行きたくねー。
「休前日ならこっち来ていたいですけどねえ…。
 いっそ仕事も暇だし京都にでも避難してもいいですが」
「何か展覧会があるのかい?」
「あっちならいつでもなにかあるでしょう」
ん、絹先生がなにか言いたそうだ。
「どうしたんです?」
「……芸者さん呼ぶのかしら」
「呼びましょうか?」
売り言葉に買い言葉、八重子先生がため息吐いてる。
「絹も一緒に行ったらいいだろ」
「いやいやそんな頻繁に一緒に旅行はちょっと」
他のお弟子さんとか、律君とかに怪しまれそうだよ。
「いいから行っといで」
参ったな…。
「…お夕飯の支度してくるわ」
絹先生は言い捨てて台所に行ってしまった。
私はため息を一つ。
「なんで芸者にこだわるんでしょうねえ…」
「ほんと朴念仁だね、あんたも」
「娼妓の居る時代じゃあるまいし。
 私の場合呼ぶのは年寄り芸妓だしで色っぽい話なんて皆無なんですけどねえ」
「そりゃお座敷遊びしたことない人にはわからないよ」
そんなもんかなあ。
「うーん。じゃ今度、絹先生連れてお座敷かけましょうか」
なんて話をしているうちにそろそろ帰らねばならない時間だ。
八重子先生に挨拶し、台所に立ち寄る。
「そろそろ帰りますね」
「どうぞご勝手に」
苦笑して調理中の絹先生の腕を引き、こちらに向かせてキスをする。
「また明後日きます」
「…こなくても構わないわ」
「そう仰らずに…先生、意外に嫉妬しますね」
後ろ向いちゃった。
「嬉しいですよ。だからこっち向いてください。それとも…」
ちょうどそこにまな板と包丁があることだし。
「こうしましょうか?」
と、包丁を私の小指にあてがう。
すっと皮一枚切ったところで止められた。
詰られる。
卑怯者といわれてもこういう手立てが一番誠意が判るかなーと思ってしまう。
ただ抜本的解決になってないから一度ちゃんと話をしないといけないな。
「じゃまた明後日きてちょうだいね」
明々後日は休みだから泊り込んでしっかり説得するか。

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