朝、起きて隣に先生がいないことを不思議に思う。
たった数日、一緒に寝ていたからってそう思うとは。
とりあえず腹減った!とばかりにパンを食べてコーヒー入れてゆったりと。
昼前かなぁ、先生来るの。
テレビを見ながらゆっくりと年賀状の仕分け。
うーむ、出してないところはなさそうだな。
友人から数枚。
9時半すぎ。
チャイムが鳴る。
出てみると先生だ、早っ。
「いらっしゃい。早かったですね」
「律も早くに遊びに行ったから…出てきちゃったわ」
鍵を閉めて、すぐキス。
「待ってた…こうできるのを」
先生が私の懐に入り込む。
抱き寄せてそのまま持ち上げて部屋まで連れて行く。
「あ、待って、まだ草履…」
「えぇ?脱いでなかった? も、いいです、ベッドの上で脱いで」
ベッドの上に降ろして草履を脱がせる。
玄関まで持って行って、手を洗って戻るとすでに長襦袢姿。
「先生、綺麗…というか色っぽい」
今すぐ襲いたい。
先生は頬を染めて長襦袢を脱いだ。
よし、もういいだろう。
肌襦袢のままベッドに押し倒す。
先生の息が荒い。
荒々しく胸をまさぐり股間に手をやった。
「…溢れてる。期待してたんですか?」
バチッ!と俺の頬がなった。
え、あ、ビンタ食らったのか。
「すいません、恥ずかしかったですね。ごめんなさい」
拗ねたような顔つき。
「ねえ、こっちむいて下さいよ」
「いや」
「キスしたい。ダメですか?」
そっとこっちを向いてもらえた。
ディープキスをしていると、トンと胸を押される。
離れると肌襦袢と湯文字を脱がれた。
私も着ていたものを脱ぎ捨てる。
勢いを出来るだけ抑えて首筋に、鎖骨に、デコルテ、乳房、乳首、お腹、へそ。
手を這わせ舌を這わせる。
先生の荒い息に釣り込まれる。
微かな喘ぎ声に興奮して荒々しくなりそうな手を頬の痛みを思い出して我慢をする。
先生の求めているのは荒々しくされることではない。
優しく愛されること、だ。頑張れ俺!
太腿をなでて、ふくらはぎを舐める。すべすべして白くて。
翳りの内が光っている。本当に溢れていて、淫靡で。
舐めたくなって、舐めてしまった。
むんず、と私の髪を握る。
舐めないで、と声が聞こえるが無理。
喘ぎ声が大きくなってきた。
太腿が締め付ける。
しばらくして脱力、逝ったようだ。
キスするといやいやをする。
舐めた口でキスされるのはいや、という。
少し落ち着いたようなので中に指を入れて探ってゆく。
うん、いい声だ。
「俺のこと、好き?」
耳元で聞く。
「あぁっすき、すきよ。あぅ、や、そこ、だめ」
可愛いなあ、可愛い。
年上だけど可愛い。
4回ほど指で逝かせた頃、空腹を感じた。
時計を見れば12時前。なるほどもうこんな時間か。早いな。