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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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部屋で先生はテレビを見ながら俺の膝に座っている。
俺の部屋だとこういうこともしてくれるから嬉しい。
あくび、眠くなったらしい。
お昼寝の時間(笑)
「ベッドにいきますか?」
と問えばこのままで、という。
布団に入ったら熟睡してしまって夜になりそうだとか。
疲れてるんだねぇ。
座布団を枕にして添い寝する。
直ぐに寝息。
いいね。
なんでこう、無防備に寝れるんだろう、とは思うけど。
先生の匂い、温かさ、寝息。
心が落ち着くときもあり、騒ぐことも有り。
暫くそのままでいると眠気が降りてきた。
うつらうつらと一緒に寝てしまう。
ふと気づけば早や夕方で、先生はしっかり寝てしまっている。
そろそろ帰さないといけないな。
でも。
帰したくない。
いや我慢だ我慢、どうせ明後日にはまた会えるんだぞ。
でも。
先生のお宅では大胆なことは出来ない。
しかしそれのために八重子先生に電話するのはきっと先生も恥ずかしいだろう。
諦めを付けて先生を揺り起こす。
が、起きてくれない。
困ったな…もう少し様子を見るか?
とりあえずベッドに連れて行って布団をかぶせておこう。
帯だけ解いて…いや長着も脱がせておくか。
襦袢姿にして抱き上げベッドに寝かせる。
布団をかけて着物を片付けた。
暇だから今のうちにシャワー浴びよう。
頭を洗って、体を洗う。
ふと鏡を見ると胸に噛まれた痕。
いつの間に噛まれてたんだ。
背中がしみるのは引っかかれたようだ。
濯いですっきりして風呂から出る。
タオルで頭をガシガシ拭きつつ先生がまだ寝ているか確かめる。
うーん、よく寝ているな。
寝返りを打ったようで、襦袢の合わせが緩んで…胸が見えている。
うん、いかん、いかんな。
したくなる。
とりあえずキスだけでも、と唇を重ねる。
しっとりとしてやわらかくて。
それから起こしにかかった。
ゆすっても起きなくて、どうしたらいいんだろう。
いっそ、抱いてしまえば起きるだろうか。

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