忍者ブログ
百鬼夜行抄 二次創作

let

伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

216

昼をいただいたあと帰宅して昼寝、夕飯を食ってまた寝て翌朝仕事。
仕事の後はシャワーを浴びてお稽古へ。
お稽古の後食事をいただき、風呂から出た先生の足を居間でマッサージする。
裾を割って先生の片足を肩に引っ掛けて押していたら律君が見て絶句していた。
先生は気にしてないようだから、いいか。
帰宅して翌日は仕事のみ。家の掃除や洗濯を済ます。
土曜。
仕事の後、ノートパソコンを別鞄に入れもって行く。
お稽古、夕飯の後律君に手渡した。
使い方をざっと教えているとそろそろ寝ましょ、と先生に誘われた。
おっともうそんな時間か。
とはいえ今日も抱けぬわけだが。
ともに布団に入れば懐に。
風呂上りにしっとり湿った肌。
抱きたくなる。
先生はどうなのだろう。
キスをして舌を差し込めば絡めてきて、同じ気分なのかな、と思う。
「抱いていい?」
「だめ…」
だよな。
でもしっかり俺に身を寄せてくる。
「…火曜日、泊まっていくわよね?」
「勿論。どうして?」
顔を赤らめて俺の胸につけて何も言おうとしない。
「あなたも。俺に抱いて欲しいと思ってる?」
そう言うとかすかに頷いた。
嬉しいね、嬉しい。
でも自分の口から言わせたくなる。
仕方ないか。
言えないんだから。
先生からキスしてきてしばし感触を楽しむ。
背を撫でて二人、寝た。
朝も離れたくない様子で布団の中で珍しく先生がぐずついた。
これまで気づかなかったけど先生もやっぱり生理のときは精神不安定なのかな。
なだめて朝の支度をする。
食事の後、片付けに立つとついてきて、洗い物をする私の背に触れてくる。
困った、と思っていると開さんが内覧の誘いに来た。
近場にいい部屋が出たそうだ。
先生の目覚まし時計を借りて内覧。
中で鳴らして外に聞こえないことを確認してもらった。
出入りも人目に付かないようだ。
妙に安い理由はと言えば出ると言うだけだった。
その辺は開さんが片付け済みで入居実績が欲しいとのこと。
先生も気に入った様子なので決めて本日よりと言うことで家賃を手渡した。
開さんは不動産屋に戻るとのことで先生と二人。
その部屋にどんな家具とベッドを入れるか話し合った。
その間ずっと先生は俺から離れようとしない。
台所道具などはさほどいらないだろう。寝具はやはりダブルだね、など。

拍手[1回]

PR