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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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などと思いつつごはんがうまい。
食後一服してから帰る支度をした。
「明日お稽古だからちゃんと来てね」
「はい、ではまた明日」
別れて帰宅。
寝る準備をしていたら、来た。
ピルはなぁ…面倒くさいんだよな。
などと思いつつセットして寝る。
翌朝出勤し、仕事をこなす。
明日は稽古がないから今日チョコを持っていかねば。
なんて思いつつ仕事をこなして帰宅し着替えてチョコを持って出発。
どんよりとした空だ。
先生のお宅へ着き、部屋に荷物を置く。
渡すのは帰りでいいだろう。
居間に顔を出し今日来られる方の用意について聞き水屋の支度をする。
最初のお弟子さんが来られて、先生が戻ってきて時間だ。
今日はその後もすいすいといい感じでお稽古がすすむ。
最後に私の稽古をつけてもらって水屋を片付ける。
「あなたご飯食べてくでしょ?」
と言っていただいて食事をいただく。
おいしいなぁ、相変わらず。
その後、先生に台所でチョコをお渡しした。
頬を染めて嬉しい、と言ってくださって俺も嬉しい。
あのね、と仰って冷蔵庫から。
俺にも下さるそうだ。
本気で嬉しくて、そのままさらいたくなる。
先生から軽くキスだけ。
後は土曜日に、と。
別れ難いが明日も仕事、と送り出されて駅へ。
電車が来ない。
聞けば事故でいつ回復するかの見通しが立たないようだ。
タクシー呼ぶか、と電話するもどこも捕まらず配車できるのは夜中になるとのこと。
社長に電話し、明日遅れる可能性を連絡する。
『明日、雪酷いらしいぞ。お前こっちに辿り着けないんじゃないか?
 道で動けなくなったら俺ら男ならいいがお前はなぁ。
 もし稽古場に泊めてもらえるなら泊めて貰え。心配するよりはいい。
 どうせ雪なら客も来ないしな』
社長がそういってくれたので駅前の薬局で生理用品を買い込み、戻ることにした。
お宅まで戻って先生にお願いした。
「すみません、泊めてください」
「あらどうしたの?」
手短に理由を告げるとじゃお風呂、いま入っちゃいなさい、と仰る。
ありがたく風呂をいただく。冷えた身体に気持ちがいい。
ほかほかになって出てすぐショーツと生理用品を身につけて、それから浴衣をまとう。
俺の寝間に暖房を入れておいたから、と言っていただいた。
暫く居間で歓談し、そろそろ寝ましょうか、と部屋に連れ込む。

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