小一時間ほど暇つぶしにテレビを見ていると起きてきた。
さて、用意しますかね。
「先生、ベーコンかハムかどっちがいいですか」
「ベーコンがいいわ。あら、お昼作るならするわよ?」
「あーじゃ俺サラダの野菜洗いますんでお願いしますね」
寝巻の上に割烹着を着て、ベーコンエッグとハムエッグを焼いてくれてる間に
野菜を洗って適当にちぎる。
人参は切った。
ドレッシングは…コールスローのがあったな。
食卓に出して、パンを焼く。
「先生、パンは食パンかフランスパンどっちがいいです?」
「んー?食パンでいいわよ」
食パンね。
ベーコンがいい匂いだ。
「あ、何枚?」
「薄いの?薄いなら2枚頂戴」
分厚いので先生は1枚、俺は3枚。
2枚ずつ焼いてバターを塗り、お皿に。
先生もハムエッグとベーコンエッグを食卓に出している。
コーヒーを入れて、お砂糖を用意した。
「いただきます」
おお、俺の分は卵が二つだ。
透明のボウルにぶっこんだサラダだが、先生がもっと食えもっと食えとせっつく。
サラダも沢山食べてごちそうさまをする。
ふと先生がこっちを見て笑う。
「どうしました?」
「髭そらないとダメよ? 生えてるわ」
洗面所の鏡で確認する。最近先生抱きたくて仕方なかったからか。
男性ホルモン優位になってるなぁ。
髭をそって戻るとゆっくりと先生がコーヒー飲んでる。
洗い物をしてお片付け。
先生はコーヒーを飲みきって普段着に着替えようとする。
その腕を取って抱きしめた。
「あら、まだしたいの?」
「昼間っからなんてうちじゃないと出来ないでしょ?」
「そうだけど」
「だから着替えないでそのまま、そのまま」
横に座らせる。
「あなたねぇ…私の年、わかってるの? 結構疲れるのよ?」
「でしょうね、あんなに暴れてちゃ」
「わかっててするの?」
「だめですか?」
「月に一度くらいにしてくれる? じゃないともたないわ」
「うーん、出来るだけ希望に沿いますが。たまに暴走しそうです」
「暴走する前に言って頂戴…」
「ってええと、うちでするのを月1ですよね?まさか普段を月1じゃないですよね」
ブッと先生がふきだしてお腹押さえて笑ってる。
「なんですか、もう」
「普段はいいわよ、普段は」
笑いすぎて喉を鳴らしながら言われた。
「良かった、あれもなしで月に一度だけとか無理です」
「あら、私がもっと年を取ったらそういうかもしれないわよ」
「その頃には私の性欲が落ち着いてるかもしれませんし…疲れない方法考えるかな」
「そうじゃないと二人ともが辛くなるわよー?」