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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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「お夕飯食べて帰るわよね、あ、でも冷え込まないうちのほうがいいのかしら」
「それともこれからうち来ます?」
にやっと笑っていえばペシッとはたかれた。
「アレ、終ったんでしょ?」
「終ったけど…だめよ。あなたの家だと身体が持たないわよ」
可愛いねえ。
ふふっと笑って許してあげることにしたが。さて飯ねぇ。
空を見る。
雪雲は出てないな。
「お夕飯いただいて帰ろうかな」
「そうしなさいよ、どうせコンビニ弁当でしょ?」
台所へ行くと八重子先生いわく司ちゃんも来てるとのこと。
飯の用意を手伝って、一緒にいただく。
寒いから温かいものにした、と。
厚揚げうまいなー。
ご馳走様をして、片付けようとしたらあんたはもう帰りなさい、と言われた。
今日来たときの格好じゃ夜は寒いから、と。
「あっそうそう、駅まで一緒に行くわ。買い忘れたものがあるのよ」
「今日必要なのかい?」
「明日の朝、要るのよ。今の内に行かないと」
先生がぱたぱたとコートやショールをとってきて、一緒に駅へ。
「寒いですねえ」
「うん…あのね、明日朝から人が来るのよ。だから」
「あー、そりゃうちには来れませんね」
「じゃなくて、いやそうだけど。そのお客さんのために必要なものがあったの」
「ああ! そりゃ失礼しました」
思わず笑ってしまった。
「笑わないの」
きゅっと頬をつねられたが笑えてしまうものは仕方ない。
駅前について名残惜しいが…また明後日ね。と頭を撫でられて別れた。
帰宅してすぐに寝る。
家の中が寒い。布団最高…。
途中夢で目が覚めたりして朝。布団から出たくない。
寒い。
うへぇと思いつつ出勤すれば入荷少なく。
風が強いから仕方ないね。
こっちは雪にならないだけいい。
少し忙しく仕事をして、終って帰宅。
昼遊びに行こうじゃないか。
梅見だ。
亀戸から浅草へ抜けて戻るか、平日だからすいてるだろう。
そう決めてふらりと出る。
バスで亀戸まで。
うん、やっぱりすいている。
そして満開だ。
梅はやっぱりいいね。
東は亀戸湯島台っていうし。
それなりに満足してまたバスへ。浅草へ出る。
さてついでだから足袋を買って帰ることにしよう。
足袋と、ついでに羽織紐にいいのがあって買ってしまった。
衝動買いだ…。
どこかでお茶飲んで帰ろうかな。
っとスタバ発見。
さくらチョコラテwithストロベリーフレーバーとベーコンとほうれん草のキッシュ。
言うのに噛んだ…。
先生とこういう店入らないからなぁ。
うん、甘い。コーヒーベースじゃなかった。
なんとか飲みきって身体も温まったことだし、と帰宅。
ストーブをつけて暫く離れられん。

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