忍者ブログ
百鬼夜行抄 二次創作

let

伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

263

ふと外を見れば雨雲。
「洗濯物内干しにしましょうか、雨降りそうな気がします」
「ん?あー本当だね、取り込んでくれるかい?」
斐さんと八重子先生が内干しすべくロープなど用意してる。
大物から取っては渡し、取っては渡し。
部屋が多いっていいなぁ。
最後に下着類。
持って入った途端雨が落ちてきた。
セーーーフッ!
八重子先生が少し恥ずかしげなのはやはり下着は他人に触られるのは嫌なんだろう。
俺も先生に下着洗われたりとか嫌だからなあ。
おこたでゆっくりして、さてそろそろお暇しようか。
先生の様子を部屋に伺いに行く。
いい感じに寝息。
寝顔も気持ち良さそうな。
可愛いなぁ。
さてと。
先日お貸しした着物を持って帰ろうと思ってたがあいにくの天気だ。
置いて帰ろう。
手荷物だけ持って八重子先生と斐さんに辞去を伝える。
気をつけてお帰り、と見送られて帰宅した。
うちへ帰る頃には本降りで。八重子先生に持たされた傘が役に立った。
寒いなぁ。
帰宅してニュースや天気予報を見れば今週から来週は真冬の気温か。
また仕舞った服を出さねばならんのか。
面倒くさい。
明日着る物を用意して、軽く飯を食って寝た。
翌朝やっぱり寒い。
客も少なめ。そりゃ寒いしな、来たくないよな。
買う量は多目。明日絶対入荷がないとにらんでだろう。
配達の依頼は沢山ある。
っと先生からメール。
昨日寝たまま見送りもしなかったことの侘びが書いてある。
可愛いなー、ほんわかとなって気にしてないことを返事して仕事に励んだ。
さっさと終らせてお稽古行くぜ!
てきぱきと仕事を終えて先生のお宅へ。
「こんにちは、寒いですねー」
「寒いわよねぇ、いらっしゃい。ちょっとおこたに入ってからにしたら?」
「有難うございます。うぅ」
炬燵に入れてもらって少し温まる。
落ち着いてふっと息をついて水屋の支度を。
今日は…やっぱり何人か、キャンセルの連絡があるとか。
「山沢さんをしごくいい機会だわ」
なんて先生が楽しそうにしている。怖い。
指示をいただいて生徒さんの分と自分のお稽古の用意を整える。
生徒さんが居るときは中級までしか出来ないから。
復習セットだそうで5種目させられた。
忘れてるいろいろを叱られつつ。
生徒さん方が帰られたので続いては円草。
ちょっとは叱られる回数が減ってきた。
「さ、そろそろ片付けましょ」
「はい」
二人で水屋を片付けた。

拍手[1回]

PR