さてさて予想通りに暇な市場。
帰ろうかなー、と思っていると社長が今日から営業月間、と言い出た。
そういえば木曜はホテルまわりでお稽古お休みに、とお願いしたんだった。
先生もあの様子では忘れてるはず。
慌てて電話を入れる。
八重子先生が出てくれた。
いけないことを説明すると八重子先生も忘れてた様子。
前日に気づいてよかった。
先生に言っておいてくれるようだ。
しかし。
土曜まで会えないのか、ちょっと厳しいな。
とりあえず今日は休養日、身体を休めねばならん。
帰宅して風呂に入って寝ることにした。
後は夕方までぐっすりで、腹が減って目が覚める。
飯を食って、そしてまた寝る
ここ数日ずっと先生に触れていたから一日触れないことに違和感がある。
明日も、明後日もか。
土曜は…覚悟を決めておいてくれると良いな。
おやすみなさい。
さて出勤したらやっぱりダメだ、暇すぎる。
8時ごろには9時過ぎの雰囲気を漂わせている。
連休明けだし平日だしどうしようもない。
一旦帰宅してスーツに着替え、営業だ。
会社概要を10部、名刺を大量に持ってホテルへ。
価格交渉もするにはするがメインは購買ではなく料理する人たちだ。
どれほど手間を省けて良いものが持っていけるか。
種をまく作業だ。
とりあえず10軒まわって帰宅する。
げんなりとしたが気分を変えるためにジムに行くことにした。
定番のトレーニングをするがやはりここ暫くしてなかったから回数も落ちている。
今月は木曜はジム通うことにしよう。
身体を疲れさせて帰宅した。
きっと良く寝れるだろう。
布団に潜り込んで熟睡。
10時ごろ妙に温かく重いことに気づく。
また先生が気づかぬうちに来ていたらしい。
可愛いなあ。
「ん、起きちゃった?」
「うん。来ちゃったんですか」
「来ちゃったの。お稽古の後ね、こっち出てくる用が有ったから」
「泊まっても良いって?」
「明日お稽古もないから…いいでしょ?」
「うん。でも今日はしないけど」
「え、あの、期待して来たんじゃないわよ…」
「わかってるよ、照れてるあなた、可愛いなぁ」
「もうっ。寝ましょ、ね?」
「キスだけ」
ねだってキスをしてもらって先生を撫でて一緒に寝た。