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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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布団の中に二人もぐりこんで先生の胸に触れる。
摘んだりなでたりくすぐったりするたびにかすかな反応があり楽しい。
「ねぇ…」
「なんです?」
「…寝ちゃうわよ?」
「寝れちゃいますか。じゃこっち」
太腿の間に手を差し込む。
「こんなにしてて寝れるんですか?」
「ばか」
結構に先生の身体を堪能してそろそろ疲れたというので寝かすことに。
眠そうな先生も可愛いんだよな。
翌朝、やっぱり起きれない先生を置いて食事の支度。
今日は八重子先生と蔵整理の続きの予定。
ぶつくさ言ってるので俺が泊まった翌日は仕方ないですよと宥めた。
怪我してようとなかろうと朝は使い物にならない。
お昼ご飯を昼前に起きれた先生が作って食事をとる。
午後から草引きかな。
曇り空で少し冷えるが、汗かかなくて済むし。
「午後はどうします?」
「あんたは草むしり頼むよ。絹は蔵の整理手伝って」
「え、あ、そうね」
「だったらこれ使ってくださいね」
白い手袋とナイロンの手袋を鞄から出す。
こないだ買ったのを入れたままだった。
「ありがと。それじゃそろそろ」
はいはい。
「これかぶって」
麦藁帽子だ。
この間うなじがひりひりする、と言ったからだな。
黙々と草を引く。これは雑草じゃないって言ってたな。
あ、ひなげし。
外来種の奴。こんなところにも生えてるのか。
種が落ちないようにむしって捨てる。
少し冷えて、少し暗くなってきた。
玄関からただいまの声。
律君が帰ってきたようだ。
八重子先生と先生は気づいてなさそう。
「あー疲れたー。お母さん、お土産…あれ?」
「おかえりなさい。君のお母さんは蔵で整理してるよ」
「山沢さん…なんか…凄い格好」
「野良着姿? そういえば見たことなかったっけ?」
ははっ、と笑って草引きを再開する。
「えーとおばあちゃんは」
「八重子先生も蔵だよ」
帰った挨拶してくる、と蔵へ行ったようだ。
数分後先生が夕飯の買物に行く、と慌てて出て行った。
どうやら忘れてたらしい。
お夕飯までの間もうちょっと片付けてしまいまおう。
しばし熱中してると先生がお夕飯と呼びに来た。
腰を伸ばす。
着替えて手を洗って食卓へ。
「手抜きで御免ね」
「いや、おいしいです」
「うん結構いけるよね」
「勿論いつもの飯もうまいですが」
「おかわり」
手抜きでもそれなりのものを作れるのは長年主婦をしてるからかな。
おいしくいただいてごちそうさま。
台所を片付けて一服。
「お疲れ様。はい」
チョコとお茶をいただく。
「明日はお仕事なのよね?」
「そうです。で明後日がお稽古ですよね」
「そう。連休だと曜日の感覚がわからなくなるわよね。
 律、そんなとこで寝たら風邪引くわよ」
「んー…」
「部屋で寝なさいよ、お布団敷いてあげるから」
お母さんだなぁ。
「なぁに?」
「母親してるなぁと思って」
「母親だもの」
ほほ、と笑って布団を敷きに行った。
「律君、ほら起きて。布団敷いてくれたよ?」
ダメだなー、起きない。
「あんた悪いけど布団に入れてやってくれる?」
「良いですが服どうします?」
「絹に脱がさせたら良いよ」
ほいほい。
担いで部屋につれてって布団の上に転がした。
俺が脱がそうとしたらそれはちょっとと言われて。
先生がズボンのボタンとチャックを外して脱がせてる。
なんだかなぁ…。
へんな光景に見えてしまうのは俺がそういう目で見るからだよね。
シャツも脱がせてパジャマを着せて。
孝弘さんで慣れたらしい。
ここまでやってまだ寝てる律君も凄い。
一緒に居間へ戻って少し喋って。
そろそろ、と帰宅することにした。
「気をつけてね。また明後日来て頂戴ね」
「はい、じゃまたです」
離れ難いけど仕方ない。
電車を乗り継いで帰宅し、着替えてすぐに寝た。

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