朝、流石に先生は起きて来れないで台所は俺のもの。
八重子先生からの指示書を元に作る。
む、これは難しいな。
茄子の煮浸し。
ささっと調べてレシピどおりに。味が違うって言われるだろうけど。
格闘しつつも出来た頃、八重子先生が起きてきた。
味見をされる。
少しみりんが入った。
それくらいで済んだようだ。
先生が起き出して来て配膳と律君たちを呼びに。
食卓に着いて先生は律君に涼しいうちに勉強しなさいよ、と言っている。
孝弘さんは相変わらず沢山食べていて俺が苦手に思うものをお皿に乗っけても食べる。
食後、お昼の下拵えをした。
昼前から電気屋めぐりをするから遅くなったら食べてて、と言うことで。
実際は確かに電気屋も行くけれどあちらの家にも行く。
そういう手はずだ。
着替えて先生を後部座席に乗せて量販店へ。
まずはお目当て、と思うが先生があちこちで引っかかる。
「欲しいもの、買ってあげますから先にクーラー見ましょうよ」
「ここで買うの?」
「いや先生の家のお出入りのところですよ。じゃないと後困りますでしょ?」
「うん、そうだけど」
「今回はどんなものが有るかの確認です、あれが良いとかこれが良いとか」
「あらそう?」
「後はあなたの欲しいものを買いましょう」
クーラーの売り場に行きあんな機能があるほうが良い、この機能は別にいらない。
そんな話を詰めて大まかにメーカーなどをチェックした。
先生は他の売り場をうろついたが欲しいものを決めかねているようだ。
「さ、そろそろ次行きましょう」
「うん」
車に載せて移動した。
次の量販店でもクーラーは特に別に変わったものはなく。
他の家電製品を見る。
先生は炊飯器を買い換えたいらしい。
「美容関係は良いんですか?」
「うーん、欲しいんだけど…でもそんなに手を掛ける暇がないのよね」
「15分かそこらでしょ?」
「朝の15分は貴重なのよ」
「まぁそうですが。ん、俺が来てる時に使えばどうです?」
「ん…朝御飯、ずっとあんただけど良いの?」
「いいですよ」
「じゃあ…どれがいいかしら」
店員さんと話して結果ナノケアの最新作に決めた。
それからドライヤーの買い替え、炊飯器の新しいの。
後は電池や電球、エスプレッソマシンを買った。
車に積み込んであちらの家へ。
近くの駐車場に入れて先生を連れ込んだ。
「あれ?」
「なぁに?」
「カーテン、グリーンにしたんですね。シーツも」
「だってピンクじゃ暑いでしょ?」
そういいつつ先生は脱ぎ始めた。
「クーラーつけて頂戴よ」
「はいはい」
着物をハンガーに吊ってベッドイン。
暫く昼のHを楽しむ。
少しいつもより先生は大胆だ。
それでも大股開きにさせたら嫌がった。
「いい加減慣れましょうよ。俺しか見てないんだから」
まぁでも恥ずかしげもなくバッと開いて舐めろといわれたら引くかもしれない。
舐めたり弄ったりすると気持ち良さそうで俺も楽しい。
じっくりいじめるのも良いが、たまにはこういうのも良い。
先生は普段からこういうのの方が良いとか言ってるが。
「そういうとこ行っても良いんならね」
「そんなこといわないで頂戴よ…」
ベッドに座ってる先生の足を取り、指を舐めた。
「ん…やだ」
「こういうので我慢してあげるから」
ふふ、気持ち良さそうだ。
こんなところで、と言う困惑もしているようで複雑な様子。
そういうのが楽しくてついしてしまうわけだが。
「今度律君の前でしてあげましょうか」
「だ、だめよそんなの」
「マッサージ、律君の前でしてさ。その続きに」
「いやよ」
そっと股間を指でなでた。
「あ…ん、はぁ…」
「こんなにしてるくせに」
音をわざと立てて弄ると恥ずかしそうで凄く良い。
何度か逝かせてくたびれた。
先生をお風呂に入れて暫く寝かせることにした。
着替える気力もないらしく、裸のままシーツに寝転んで寝ている。
可愛いなー。
2時間ほどして起こした。
そろそろ帰らないと夕飯の支度に間に合わなくなる。
裸で寝てたことに気づいた先生が恥ずかしげでこれもまた良い。
キスをして着替えさせ、ついでに夕飯の材料を買ってから連れ帰る。
八重子先生は何も聞かない。
律君にはエスプレッソマシンの使い方を教え込んだ。
お夕飯の支度をして、いただく。
うーん、やっぱり先生の作る飯はうまい。
幸せ。
それも束の間、帰らねばならない。
「それじゃ明後日、また来ますから」
「うん。まってるわね」
玄関先で軽くキスして別れ、帰宅した。
おやすみなさい。