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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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アラームの音に目が覚めると先生が懐の中でよく寝ている。
起こすのは可哀想だから胸元にキスを落とし、静かに身づくろいして家を出た。
車を走らせ会社へ。
注文FAXを見て各種取り揃え、水洗いしたり配達の指示を出したり。
9時半頃には電話も鳴り止み、片付けて帰宅した。
風呂に入って一服。
さて、行くかね。
また車を走らせて先生のお宅へ。
玄関から既に客が多そうなのが見て取れる。
丁度先生がいたのであちらにいることを告げた。
まだ、眠い。
蒸した部屋に入りクーラーを入れて快適になったところでベッドに潜り込む。
気持ち良く眠れる。
しかしながら夕刻になっても先生は来ない。忙しいようだ。
腹減った…メシ、どうしよう。
とりあえずメールを打つ。
近所の飯屋に行こうと思っている、と。
暫くして返事が返ってきた。
俺のこと忘れてたみたい。
用意する、と言うのを断って食べに出た。
店で適当に注文して食う。酒も少し飲んだ。
そういえばこういう所へ入るのも久しぶりか。
意外とうまい。
葉唐辛子の炒め物もうまい。
ししとうの辛子天ぷらも意外といける。
長いもの漬物はゆずの風味がする。
野菜の肉巻きはマヨ味噌風味だ。
揚げ物が少ないところを見ると冷凍品をあまり使わない店のようだ。
豆乳鍋を食べた。うーん、満足。
ご飯を投入して締めにする。
ご馳走様でした。
良い店を見つけたようで嬉しくなって帰宅する。
盆中は会えないのも仕方ない、と割り切ってテレビをつけて転寝。
夜更け。
先生が来た。
「遅くなってごめんね」
「別にいいんですよ、忙しいでしょう」
「みんな来てるから抜けられなくて…待ちくたびれた?」
「大丈夫、寝てたから」
軽くキスして抱き締める。
懐に寄せてテレビを見つつ先生のおしゃべりを聞くのが楽しい。
先生が恥ずかしげに聞いてきた。
「あの…しなくていいの?」
「精進でしょ、いいよ。我慢できないわけじゃないから」
「ほんとに?」
「ん、こうしてるだけで良いよ。12時くらいになったら帰りなさい」
「でもそれじゃ」
「どうせ俺また出勤だから。寝てるの見ながら出勤するほうが辛い」
「わかったわ。じゃこのままね」
「うん」
先生の体はしっとりして滑らかで。劣情を誘う。
日曜には出来るからそれまで我慢しよう。
いちゃいちゃしてるうちに12時のニュースになった。
「じゃそろそろ」
「そうね。また明日来るの?」
「うん、多分。今日と同じ感じで」
「わかったわ、ごめんね。構えないけど」
お盆なんだからしょうがない。
キスしてから送り出した。
さて、少し寝ようか。

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