「絹さん…」
いつもの部屋で私は先生を抱こうとしている。
この部屋は他の部屋より離れているから荒々しくしない限り家のものには聞こえない。
スリルと、衝動。
布団に倒してキスをする。
ガラッ!
「きゃあっ」
「山沢さん、明日…」
うわわっ!八重子先生!
「あー…明日の稽古から袷でおいで」
パスッと襖を閉められてしまった。
え、あれ?どういうこと?
先生と顔見合わせて八重子先生を追う。
「あの、八重子先生…すいません…」
「ああ、わかってたよ、しってた」
ちょっ知ってた?マジで?
「秋口にはそうだったんだろ?」
は、はぁ…。実は夏頃でしたが。
「そのー、良いんですか?」
「生徒さん達にわからないようにしてて、孝弘さんも何も言わないから。
絹が良いなら良いか、と思ってねぇ。ただ律たちには気づかれないようにしとくれよ」
あ、先生も来た。
「お母さん…」
「ところでなんでこうなったんだい?」
間違えてしちゃったこと、その後の未遂、旅行で襲ったことなどをぼかしつつお話しする。
「あんたら二人とも大人だからね。上手にやんなさいよ」
おぅふ公認。
[1回]
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