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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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441

翌日、仕事を終え今日は予定もなし、昼寝することにした。
先生は今頃…稽古中だな、うん。
夕方までたっぷり寝て買物に出た。
胡瓜と塩昆布、それから梨。
小鯛を造っておいたからもうコレで良いや。
少しの酒とで夕飯にする前に、先生に写メを送る。
先生からも今日の夕飯の写真。
さばの味噌煮かな? 何かのおひたしと筑前煮、胡瓜とこれはちくわかな? 胡麻和え。
うまそう。
ご飯に手抜きがない。
今日は早めに寝るとある。
明日抱くのも軽めにしよう。
疲れたりしない程度に。
暫く飲んでると早々にお休みのメールが届く。
…まだ7時半なんだが。
よっぽどお疲れか。
俺も寝るとしようかな。
ベッドにもぐりこみ、就寝。おやすみなさい。
さて土曜日は流石に少しは忙しく、やや疲れて先生のお宅へ。
でも先生の笑ってるのを見ればやる気も出て来る。
「具合、どうですか?」
「昨日早く寝たから今日はいいわよ~」
「それは良かった」
居間から下がって水屋の用意をして先生を待つ。
今日の生徒さんもバテ気味だ。
軽めのお稽古。
途中で八重子先生と交代して買物、食事の支度。
胡瓜と山芋の梅おかか和え、豚の冷しゃぶなどをメインに用意した。
今日は作り終えて水屋を覗くと稽古をつけてもらえた。
いくつか指摘されて直された。
「疲れちゃったわ…」
「お疲れ様です、あとでマッサージしましょうか」
「お願いできる?」
「ええ。ちょっと横になってたらどうです」
「うん」
そう言いつつも座ったまま片付ける私を見ている。
片付け終えて先生と居間に行けば既に配膳されていた。
「あ、孝弘さん呼んできて頂戴」
「律は?」
「さっき帰ってきたよ」
会話を尻目に離れへ呼びに行くと寝てるようだ。
「ご飯ですよー」
「む? 腹減った」
起きたおきた。
俺も腹減った。
先生にご飯をよそってもらって沢山食べて後片付けをする。
「山沢さんって元気だよねぇ」
「暑いのはなれてるから。こっちのほうが涼しいしね」
夜クーラーなしで寝られるだけ随分楽。
暫く団欒し、順繰りにお風呂に入る。
その後、マッサージするからと早めに二人で寝室に入った。
寝巻きを着せたまま布団に伏せさせゆっくりと揉み解す。
いつしか寝息に変わった。
う、今日は抱きたかったんだけどなぁ。
参ったな。
寝てるところをひっくり返してリンパの流れに沿って流す。
足首からふくらはぎ、太腿。
股関節を開いて。
不純なことをしたくなるけどぐっと我慢した。
気持ち良さそうな表情もそそりはするがおさえて寝巻きを直し、布団に入れた。
俺はちょっと今すぐは眠れず庭をうろついた。
ふと気づけば早くも虫の音。
そうか、もう夜は秋なのか…。
コト、と音がして振り向けば八重子先生。
「眠れませんか?」
「ちょっとねぇ、あんたこそどうしたんだい」
「いや、はは、先に寝られちゃいまして」
「あぁ」
頭をなでられてしまった。
「明日昼から連れて出て良いよ」
「いや、バテるでしょうしいいです」
「まぁ気が乗ったら連れて行ったら良い」
「すいません」
「もう秋が見えてきたねえ」
「そうですね」
リ、リ、リと虫の音。
「あの人ともよくこうして虫の音を聞いたものだけど」
暫くぼんやりと二人でたたずんで、それから各々引き上げ寝た。

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440

朝起きると先生の伊達締めが解けていて、先生の白い肌が目に毒だ。
夜中に無意識で脱がせてしまったと思われる。
触り心地が良いんだよなぁ。
しばし楽しんだがさすがにそろそろ起きなければ。
軽く寝巻きを直してあげて台所へ。
朝ご飯を作って八重子先生と配膳する。
先生も起きてきた。
二人を呼んできてもらい朝ご飯をいただく。
ニュースで山崩れの報告が相次ぎ、先生も眉間に皺を寄せている。
「うちの裏、大丈夫かしら」
「うーん。危ないな、と思ったらみんなでうちにきてくだされば」
「…みんなじゃ狭いでしょ」
「体育館や教室よりはましかと。取敢えずですよ取敢えず。真夜中でも構いませんし」
「そうねえ。大丈夫とは思うけど」
律君が学校へ行って孝弘さんは離れへ戻った。
八重子先生はお出かけ。
広い母屋に二人だ。
「あつーい…」
「ですねえ」
そういいつつも先生と二人、洗濯や掃除をして過ごし、昼を食べた。
「ねえ。昨日あなた…脱がせた?」
「うーん、多分?」
「多分って」
「起きたら解けてたんでよすね」
「昨日のうちにしたら良かったのに」
「いやバテてるのわかってますしね…」
「まとめてするからじゃないの」
「はは、じゃ後でしますか?」
「いよや、暑いもの」
断られてしまった。
残念。
一服してからも掃除を続ける。
茶室は上から下まで念入りにしないといけない。
汗を掻いて掃除を済ませ先生と買物に行き、風呂に入る。
思わず胸を弄ってしまい叱られて。
やっぱり自宅に昼間と言うのは駄目らしい。
明日のお稽古のあとか、土曜までお預けにされてしまった。
しょうがないね。
お夕飯を作ってる最中に八重子先生が帰ってこられて、律君は今日は遅い。
と言うことでさっさと食べた。
それから別れて帰宅。
明日も会えるだけにあまり切なくはない。
帰宅し、寝た。
翌日出勤したものの、西からの荷物が少なくまたお客さんもまだ盆休みのところが多く。
暇な一日だった。
暑さにくたびれつつもお稽古に行けば生徒さんも消耗気味。
先生には滋養剤を飲んでいただいた。
精のつくもの食べさせたいけど、強いものは却って毒かもしれない。
そう思っていると八重子先生に呼ばれ、代わりに買物を頼まれた。
俺が作るから好きなもの作って良いと言うことだ。
少し考え、豚肉と枝豆炒めとインゲンの胡麻和えにしようと決めた。
トマトのスライスも良いな。いや冬瓜の冷やし煮の方が良いか。
それからデザートはグレープフルーツ。八重子先生だけオレンジ。
よし、そうしよう。
先に決めて買物に出て急いで帰る。
やっぱり外、暑い。
稽古場の声を聞きつつ調理にいそしみ、生徒さん方が帰られた頃できた。
水屋に顔を出して片付けを交代し、先生方は一服。
片付けて料理を配膳し、孝弘さんを呼ぶと律君が帰ってきた。
「お帰り、シャワー浴びたら?」
「そうする」
先に食事を始めて、すぐに律君がさっぱりして戻ってきた。
先生がいそいそとご飯をよそっててほほえましい。
「あれ、なんでおばあちゃんはオレンジ?」
「高血圧の薬とグレフルは相性悪いんだよね」
「へぇ」
「ザボンとか、文旦とかね。HIVの薬とか、偏頭痛の薬もね」
「あなた変なことに詳しいわよねえ」
「高血圧とグレフルは有名ですよ? まだ」
「そういえば橙は食べるなって言われたんだけど」
「グループですね、みかんはOKですって言われました?」
「そういえば言われたような?」
ぺろりとすべて食べ終えてお片付け。
その後、帰る段になった少し先生が引き止めたそうにした。
でも今日は駄目、この時間からは無理。
ちゃんと寝て体力戻すことを心がけてくれ、と別れた。
ま、俺もね、寝ないとね。
ベッドにもぐりこんで先生とメールを交わして寝た。

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439

翌朝、起きて置き去りに仕事へ行く。
やっぱり暇!
とっととやることを終えて帰宅。
いつもはメシ食ってから帰るけど今日はあとで。
「先生、ただいま」
「あらお帰りなさい。ご飯まだなのよ」
「先生のおうちで食べませんか」
「そうする?」
「とりあえず帰りましょう、用意して。俺ざっとシャワー浴びるから」
「はーい」
先生が身づくろいしている間にシャワーを浴びて着替えた。
バッグを取って、忘れ物はないか見回す。
後部座席に乗せて先生のお宅へ。
「ただいまー」
「お邪魔します」
あ、まだお稽古されてるようだ。
「今の内に何か作りましょうか」
「そうね、お願いするわ」
台所へ行き冷蔵庫を見る。うーん。
あるもので三人分作ってると八重子先生が戻ってきた。
「あ、おじゃましてます」
「はいはいこんにちは。あんたねえ、あんまり無茶するんじゃないよ」
「すいません」
三人で食卓を囲み、俺は早飯食い。
先生は驚いた顔、八重子先生は渋い顔。
さっさと食べ終えて水屋を整え、用足しをして待機。
暫くして生徒さんが来られた。
今日は台子で薄茶をしたり、貴人をしたり。
台子はみなさんお忘れのようだ。
俺はそのまま行之行を稽古してもらってお終い。
水屋を片付けてるとおいしそうな匂い。
今日は何だろう。
楽しみにして片付け終えて台所に顔を出す。
肉じゃがだ!
豚じゃなくて牛肉の肉じゃが。
嬉しいなぁ。
にこにこして配膳する。
他のおかずもおいしそうで、これだから家で自炊がしたくない。
八重子先生に感謝していただきます!
いいなぁ律君はコレが当たり前で。
孝弘さんに俺のお茶碗を狙われたのを先生が察知した。
「あらお父さん、駄目よ。おかわりしますから」
て先生が言ってるのに俺のを食うなっ。
律君が頭を抱えてる。
先生は先に食べ終えてたので自分のお茶碗によそって俺にくれた。
「足りないでしょ?」
「ありがとうございます」
もう取られないよう左手に持ったまま食べた。
満腹になって先生と洗い物に立つ。
「ごめんね、ご飯」
「ははは、いいですいいです」
片付け終えてコーヒーを入れて居間へ。
のんびり。
順繰りに皆がお風呂に入った。
俺も仕舞い風呂で入り、掃除をして出る。
「ちゃんと服着なさいよ、律が困っちゃうでしょ」
「暑い…」
先生がうちわで扇いでくれてやっと冷めた。
八重子先生もそろそろ眠そうだ。
戸締りをして火の元を確かめ、寝間へ。
寝る前に肌の手入れをしている先生を見ると少しむらむらするが…。
今日は先生を寝かせておこう。
布団に入ってきたので胸や腹を揉みつつ寝かしつけた。
夏バテとまだ回復していないようだからね。
「おやすみ…なさい」
「ん、おやすみ」
すぐに寝息へと変わった。
気持ち良さそうだなぁ、俺も寝よう。

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438

翌日は仕事だから先生を起こす。
眠がっているけれどトイレをさせてもう一度寝かせた。
昼近くまで帰れないからね。
漏らすのは可哀想だ。
どうせ漏らすなら俺の目の前が良い。
出勤して仕事をする。
いつもに比べれば暇だけど、休みでなまった体にはダルい。
その上暑い。
げんなりしつついつもより遅くに帰った。
「ただいま」
電気が消えてる。
寝室を覗くとよく寝ている。
苦笑してシャワーを浴び着替えて先生の横に侵入した。
「…ん? あら、おかえり」
「あぁ起きちゃったか。ただいま。トイレ行く?」
「そうね…連れてってくれる?」
軽々と持ち上げてトイレへ。
待っても壁がならないので声を掛けた。
「寝てます?」
「もうちょっと待ってて」
あ、大きいほうかな。
暫くして水の音と壁が鳴る。
中に入って抱き上げた。
消臭剤が撒かれているようだ。
床に座りたいというので下ろして、昼は何を食べたいか聞いた。
「あ、何か鯛焼きが食べたいわ」
「いや、先生、それはおやつでしょう」
「でも食べたいんだもの。買ってきて頂戴よ」
「他に何かいらんのですか」
「うーん、そうねえ…焼きそば」
「ジャンクなものが食べたい日ですか」
「よろしく」
「はい」
携帯を渡しておいて買物に出る。
お好み焼き屋のミックス焼きそばをご希望だ。
ついでだからと俺は鉄板焼きと牛筋、ゲソも頼んだ。
それからたい焼きを買いに行き、その帰りに焼きそば類を引き取った。
帰宅。
いざって壁にもたれてたようだ。
食卓に食べ物を広げるとにじり寄ってきて、まずはたい焼きにかぶりついた。
「デザートじゃなかったんですか」
「あったかいうちがおいしいのよ」
わからんでもないけども。
お昼ご飯を食べてゆったりと先生の胸を揉む。
先生が興奮しない程度にやわやわと。
やわらかくて気持ち良いなぁ。
先生ものんびりと俺に体を預けてる。
あくびひとつ。ふたつ。
「もう一度寝ましょうか」
「うん」
ベッドに連れて行って二人で潜り込む。
背中をなでて寝かしつけた。
俺も寝た。
夕方起きてメシを作る。
万願寺をとりあえず炒めてしいたけを焼いて。
ピーマンと人参と玉葱とアスパラと肉の炒め物を作った。
少しカボス風味。
ご飯はもうすぐ炊けそうだ。
先生を起こした。
暫く俺の胸に倒れこんでまだまだ眠そう。
「ご飯食べませんか?」
「んー食べるー…けどちょっと待ってー」
暫くして俺の肩を杖にして起きだした。
よろよろとだが歩いてトイレへ。
トイレの扉を挟んで会話する。
「今晩も泊まってったらどうです。その足じゃ帰っても大変でしょう」
「明日の朝になったら大丈夫かしら…」
「俺と一緒に車で行けばいい」
「んー…そうねえ、そうしようかしら。お母さんに電話しておかなくちゃいけないわね」
「そうしてください」
流れる音、ごそごそと身づくろいする音が聞こえる。
ドアが開き先生が俺の肩を掴む。
テーブルにつかせた。
ご飯も炊けたのでよそって渡し、席に着いた。
「いただきます」
「今日は野菜、多いのね」
「あなたとだから」
少し掴みにくそうだ。
先生が三分の一、俺が残りを食べてご馳走様をした。
洗い物を片付けていちゃいちゃすれば後は寝るだけだ。
先生が思い出したようで八重子先生に電話してる。
少し叱られたようで機嫌が悪くなった。
ベッドに入ってから俺の乳首を弄りつつ愚痴を言う。
「いてて、千切れるって」
「これくらいで千切れたりしないわよ」
腫れちゃうじゃあないか。
俺の乳首をひとしきり痛めつけた挙句、眠くなったって背を向けてしまった。
後ろから腕を回して先生の胸を揉む。
「こら、寝るって言ってるでしょ」
「触らせて」
「もう、しょうがないわね。でもえっちはだめよ」
「うん」
揉んでるうちにどちらともなく寝てしまった。

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437

手早く着替え、部屋を出る。
やっぱりちょっとさびしくて振り返ったり。
先生は眠気に負けてはや寝息を立てているようだが。
鍵を閉めて車に乗り込んだ。
Uターンの時期ともあり、早朝でもそれなりに車が出ている。
会社に着き、流石にあまり注文もなく。
だけどある程度の時間までは待機の必要がある。
暇になれば先生は今頃何をしているだろう、とそればかり考える。
よし、時間になった。帰って風呂浴びたら先生に会いに行こう。
今日は電車のほうがよい。
Uターンラッシュに巻き込まれたら車では帰れなくなりそうだ。
帰宅すると電気がついて鍵が開いていた。
「おかえりなさい、暑かったでしょ」
「先生。来て下さったんですか」
「うん、うちじゃゆっくりできないでしょ、あなた」
「嬉しいな。ちょっと待ってて、シャワー浴びてきますから。メシ一緒に行きましょう」
「ステーキ食べたいわ」
「わかりました。待ってて」
いそいそとシャワーを浴びて、出てきてすぐランチの予約を入れた。
髪をタオルで拭いて着替え、先生の手を取ってホテルへ。
神戸牛らしい。
先生と外食もなんだか久しぶりで楽しい。
幸せだなぁ。
「お精進ばっかりだったから余計おいしいわねぇ。あ、昨日お魚ありがと」
「台所、誰もいらっしゃらなかったものですから」
「お墓参りいってたのよ」
「なるほど」
先生が食べ終わられて、デザートをいただく。
うまいね。
あとのコーヒーもさっぱりしてよろしい。
ホテルを出ると暑くて先生がぼやいた。
「本当に都心って暑いのねえ」
「廃熱の多さでしょうね、ただまだこのあたりは風がありますから」
少し道を入ると途端にだめだけどね。
クーラーの効いた部屋に戻って先生が息をついた。
「着替える? 風呂はいる?」
「とりあえず脱いでから考えるわ…」
俺の前でしゅるしゅると帯締め、帯枕をほどいていく。
「…ストリップじゃないんだから和室で脱いできてくださいよ」
「ばかなこと言わないの。暑いじゃない」
ああ、そういうことね。あっちクーラーつけてなかった。
見てると抱きたくなるからベッドに寝転んだ。
「…んー。シャワー借りるわね」
「はいはい」
汗がべたついたらしい。
別にそのままで良いのに。どうせまた汗かくだろうし。
暫くして浴衣を着て風呂から上がってきた。
肌がピンクに染まっていて綺麗だ。
「あー涼しい」
クーラーの直撃するところに陣取って涼んでる。
綺麗だなーとぼんやり。
暫く涼んでた先生が立ち上がってベッドに来た。
引き寄せてキス。
伊達締めをほどいて先生の素肌を楽しむ。
白くて滑らかで。しっとりしている。
お尻をなでる頃には先生の息も荒くなってきていて興奮しているようだ。
ちろりと乳首を舐めると声が出た。
恥ずかしそうにしている。
可愛い。
ひっくり返して沢山に弄ってあげた。
あんまりにもやりすぎたものだから先生はちょっと苦しそうだ。
涙目になっているのも可愛い。
先生はどうしてこうも俺のいじめたいというツボを刺激するのだろう。
ほんの少し落ち着くのを待って更に責める。
可愛らしい声だったのが悲鳴に変わって行くのもゾクゾクする。
悲鳴が途絶えた頃やっと落ち着いた。
先生の足が痙攣している。
ゆったりとマッサージをして先生の体を緩めていく。
先生はされるがままで少し涙を浮かべている。
苦しかったんだろう。
ほぐしているうちに寝息が聞こえてきた。
念入りに整えて、肌掛け布団を着せて俺も一緒に寝た。
夕方痛みに目が覚めると先生が俺の乳首に爪を立てている。
「どうしたの」
「お手洗い。連れてって頂戴」
どうやら立てなかったらしい。
少し声がかすれてる。
可愛くてキスしたら噛まれた。
「連れてかないよ?」
「殴るわよ」
それはちょっと遠慮したい。
脅されたので抱き上げてトイレへ連れて行って座らせた。
「外で待ってなさい」
「その声、ドア越しじゃ聞こえませんよ」
「壁、叩くから。出てて」
「はいはい」
暫く待つと流す音、それから壁を打つ音。
入って抱え上げ、ベッドに連れる。
「たった4日開いただけなのに…どうしてこうなのよ」
「たまにはいいじゃないですか。腹減ってますよね、何が食いたい?」
べちっと鼻を叩かれた。
「お腹すいてるけど、そうじゃなくて。やりすぎないで」
その手を取って舐めると乳首を掴まれてしまった。
「聞いてくれないなら後でひどいわよ」
うーん。それはこわい。
手を離してあげた。
「了解、気をつけましょう」
ふう、と溜息つかれて。
「お鮨取ってくれる?」
「はいはい、いつものところのお任せで良いかな」
「うん」
電話して頼む。
それから先生に洗ってある浴衣を着せて、俺も着替えた。
暫くして持ってきてくれたので支払いをして机に広げ、先生を座らせる。
俺にもたれて食べるしかなく、先生は不満そうだ。
「食べさせてあげようか」
「いらないわよ、自分で食べれます」
「怒って食べたら消化に悪いよ?」
「じゃ怒らさないようにして頂戴よ」
「そりゃ難しいな」
「努力しなさい」
「はい」
くすくすわらってると先生も微笑んだ。
先生が食べ終えて一服し、暫くしてベッドに連れ戻す。
「あんたも食べてきなさい」
「ええ」
軽くキスして食卓につき、俺の分を食べた。
桶を洗って表に出す。
ふー、満腹。と共に眠気が。
先生の寝転ぶ横に潜り込んだ
「ん、眠いの?」
「ちょっとね、眠くなっちゃいました」
「悪いけど寝る前にもう一度お手洗い連れてってくれる?」
「あ、はいはい」
連れて行って、連れ帰る。
「私ももう寝るわ。電気消してくれて良いわよ」
「ん、一緒に寝ましょうね」
「手は出しちゃ駄目よ」
「キスはいいでしょう?」
「いいわよ」
ふふっと笑ってリビングの電気を消し、寝室の電気も消した。
横にもぐりこみ、懐に抱く。
キスしておやすみなさい。

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