その前に百貨店に寄りたいと言う。
デパチカでお弁当なりお惣菜を買おうと。
ああ、なるほどそうしたら篭れるな。
好きなときに食える。
銀座で降りて松屋に入った。
「あらこれ…いつか京都に行ったとき食べたわよね」
「ええ、そうですね、懐かしいな。
これがいい? OK、これとなだ万とひとつずつしましょう」
お弁当二つと朝食のパンを手に家に帰った。
ストーブと床暖のスイッチを入れ、弁当を冷蔵庫に仕舞う。
手を洗って着替えた。先生も浴衣に着替えている。
お茶を入れてお茶菓子を出す。ほっこり。
ラグの上に座って先生ものんびりしている。
「疲れましたか?」
「ちょっとね。膝枕してくれるかしら?」
「いいですが寝心地悪いですよ」
膝の上に頭を乗せて寝転がる先生。
しばらくして、堅いわね…と起きてしまった。
「腕枕の方がまだいいでしょう? おいで」
引き寄せて一緒に寝転ぶ。
「ん、でもこれじゃあなたしたくなっちゃうでしょ?」
「ええ、でもかまいませんよ。まだ時間はたっぷりありますし」
うとうとする先生。可愛い。
頬にかかった髪を撫で付けてあげて、背中を撫でる。
昼寝は布団だと良く寝れないんだよな。そんなもんだ。
寝顔を眺めて小一時間。流石に腕が痺れて感覚が…。
と思ってたら起きたようだ。小さくあくび。可愛らしいなあ。
頭を撫でるとむくっと起きてトイレに行ってしまった。
さて、手の痺れが戻ってきた。つらい。もがいてしまった。
早くもどれ血行!早く!
楽になってきたのでお茶を飲んで落ち着く。
先生も戻ってきた。
隣に座って私に身を持たせ掛ける。
くそう、かわいい。
可愛さのあまりキスしてしまったじゃないか。
そのまま床に押し倒して浴衣の上から乳を揉む。
「脱ぐの、待てないの?」
「無理、あとでなら」
「着たままなんて…あ、ん…ん、いやよ、ね?あっ…そこ」
「ちゃんと脱がせて、あげるから。もっと声出して」
「いや」
痛っ、指を逆側に曲げようとするのはやめてくれ。
「もうっ、いやって言ってるでしょ。そんな顔しないの」
「だって…あなた色っぽいから。我慢できない」
乱れる裾の中の、白い太腿へ口付ける。
「誰がしていいって言ったのかしら」
あ、れ、冷たい声。もしかして怒ってる?
ちらっとうかがうと額に青筋。
「えぇと…ごめんなさい」
身を起こして、先生も引き起こす。
はだける胸。乱れる裾。
マテを食らわされてる気分だ。
ふぅ、と先生のため息。
浴衣の帯を解いて脱いでくれた。
「ベッド、行きましょ。ここはいやよ」
「ここがいいです」
「だめよ。来なさい」
大人しくついて行きベッドに入ると先生に言われた。
「やさしくして。できるでしょう?」
「えぇと、はい」