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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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翌朝、懐の中で先生はまだ良く寝ている。
綺麗だなぁ…。
体も子供産んでるのにそう崩れてなくて…。
もう少し寝るか。
うつらうつらと先生の寝息を聞きつつ。
6時を過ぎた頃、先生が起きた。
が、もぞもぞしたかと思うとまた寝た。
結構に疲れるのかな。
1時間半ほど寝て、トイレにおきる。
部屋に戻ると先生が起きていた。
「もう少し寝ててもいいですよ」
「うん。お手水つれてってくれない?」
「やっぱり立てませんか」
「山沢さんが悪いのよ?仕方ないじゃないの」
先生をトイレに連れて行って、部屋に連れ戻して。
もう少し寝るかと聞けば、寝るという。
一人で寝かそうとするとしがみつかれたので俺ももう一度ベッドにもぐりこんだ。
「一人で寝てるの嫌ですか?」
「折角一緒にいるんだもの。嫌じゃなかったらこうしてて?」
可愛いことを言うのでキスした。
「寝るんだから駄目」
懐に抱いて撫で、一緒に寝る。
普段ならこんな時間に寝てるなんて自堕落なことはしないだろうに。
あ、そういえば昨日化粧落とさせるの忘れた。
薄化粧だからいいのかな。
そんなことを思いつつ、うつらうつらと…。
起きたら11時だ。腹が鳴る。
こりゃ昨日買ったパン食うよりはどこか昼飯食いに出るべきだな。
とりあえず洗顔しよう。
顔を洗って歯を磨いて戻ってくると、先生が身を起こしてぼんやりしている。
「立てます?」
そろりとベッドから降りて。
おっと、一応立てるようだ。ふらついてるけど。
手を貸して連れて行き、体を支えて洗面所を使わせる。
お化粧は一応和室に鏡台有るからそっちでして貰うことにして。
まぁどうせ着替えるのも和室だし。
「メシ食いに出ようと思いますがどうです?出られそうですか?」
「そうねえ、手を引いてくれたら大丈夫だと思うけど」
「何か食いたいものあります?」
「ステーキ食べたいかも」
「ホテルでいいですか?席あるか聞いてみますね」
ホテルの鉄板焼の部署に問い合わせる。二人。1時間半後ならOK。
風呂入ってゆっくり着替えて化粧したらそんなもんだろう。
シャワーを浴びさせ、着付けを手伝って、座鏡の前に座布団を置いて座らせた。
先生が化粧をする間に自分の着替えをして財布の中身を改め、出る用意。
パチリとファンデの蓋を閉める音。
化粧、終ったようだ。
トイレに連れて行って、さてと。行きますか。
「山沢さん、凄くお腹すいてるんでしょ?」
くすくす笑ってる。

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