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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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夕方、起きて残りのタラで一人鍋をすべく買物をして。
洗濯物を取り入れ、畳み、しまう。
わびしく食べる。
あ、明日は十日えびすじゃないか。
こっちのえべっさんへ行こうか京都まで足を伸ばそうか。
例年通り京都へ行こう。そうしよう。
昨日行って明日も行くなんておかしな話しだが仕方がない。
だったら早く寝てしまおう、明日は京都に寒波の予報だ!
翌朝、仕事を早めに切り上げ、飾ってある熊手を回収し、一路京都へ。
帰りは混むかと車掌に聞けば自由席は確実に、とのことで京都駅に着くなり指定を取る。
四条大和大路でタクシーを降り、混雑の中すすむ。
途中に鼈甲屋があるのだ。
まずはここへ寄って色々と見る。
目玉は35万ほどするかんざしだ。
流石にこれには手が出ない。
15万ほどの程よいかんざしを見つけた。
しばし相談すると普段は25ほどだが、と20のものを見せてもらえた。
なるほど明らかに細工が違う。
35のを見た後では中々思い切れないが、同じ価格帯ではこれが一番良い。
しかも似合いそうだ。
よし、と手付けを打った。
10万を払い、後は明日って銀行休みか。
いっちょ出金して戻ってこよう。
近くにATMはないか聞けばコンビニが四条出て西にすぐにあるとのこと。
なるほどファミマが有った。
15万出金し、引き返す。即金で残額を支払った。
最近は即金で現金で支払う客が少ないとのことである。
というかお宅基本掛売りちゃうん…。
現物は直接先生のお宅に送ってもらうよう手配をお願いして、ゑびす神社へ。
さて今年の京都は景気概況どんなものだろうか。
周囲の買う福笹や熊手でおおよそがわかる。
…やっぱこんなもんか。
いつものサイズを分けていただいて、本殿横を叩いてお願いする。
えべっさんは耳がよろしくないので打ち鳴らして呼ばないといけないとされる。
だからみんな並んで叩く。
人を押しのけて叩く人あり、ちゃんと並ぶ人あり。
裏から出れば人影少なく、すっきりしている。
さくさくと歩きタクシーを拾って駅へ。
指定の新幹線までまで暫くあるが、寄り道厳禁である。
寒風の中耐えて乗車して帰路につき、駅に着けばそのまま会社へ。
いつもの場所に飾った。
ああやっと喫茶店いける…。
喫茶店に入り、一服。肩凝ったなぁ。
明日復活できなきゃ先生にお願いして踏んでもらおう。
今日中に発送してくれるってことだったが…かんざし…。
明日先生の家に居るときについたら良いなぁ。
八重子先生に怒られるだろうか。
金遣いが荒いって言われたし。
でも次に京都に行ったら京紅を土産にするつもりなんだが…。
そのときはあれだ、花びら餅予約しておこう。
晩飯を牛丼屋で食って帰宅。
あー疲れた、寝よう!
おやすみなさい。

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