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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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ひとしきり楽しんで、疲れて。
眠そうなのに私が触る物だから困った顔をしている。
あくび、ふふっと笑って瞼にキスをする。
「もう明日にしない?」
「寝かなさい…なんてね。睡眠不足じゃあなたのここにクマが出来ますね」
目のふちに触れ、頬に触れ。唇を撫でる。
かぷっと指を噛まれた。
ぎょっとする。
「寝かせてくれないなら…」
と乳首をつねられた。
「しちゃうわよ?」
「わかった、わかりました。寝ましょう。寝ましょう」
くすくすと笑って手を離してくれて、そしてキス。
抱きしめて、頭や背中をなでいてると寝息。
つられてそのまま寝そうになる。
暫く待って本格的に寝たところで腕を外し、トイレへ。
ああ面倒くさい…。
それからベッドに戻って寝た。
朝。
瞼の裏側に日光の明かりがちらちらして目が覚める。
ああ、もうこんな時間か。寝過ごしたな。
横を見れば先生もまだ寝ていて。
無防備なその姿が綺麗で、写真に撮りたくなるほど可愛い。
本当はえっちしているところも何もかも、ビデオに撮りたいが…。
誰かに見られるのが怖いからな、できない。
あ。今度テープを入れてないビデオ回してみようか。
先生の反応が楽しかろう。
いや、泣かれるか?
そっと瞼に触れると夢を見ているようで眼球が動いているのがわかる。
どんな夢を見てるのかなぁ。
ふっと息をついてトイレに起きた。
そろそろ終りそうではある。
手を洗って台所に立ち炊飯器の中を見る。
二人で食うには足りないな。
ラップにあけて冷まし、釜を洗って米をかし、炊く。
何を食おう…あ。昨日雑炊にするって言ってたなぁ…。
食卓を先に拭いて、米が炊けるのを待つ間、ベッドに座って先生の寝顔を眺める。
米がご飯に変わっていくにおいが流れてくる。
「ん…おはよう」
起きたようだ。
「おはようございます」
「ご飯炊いてるの?」
ふぁっとあくびをして伸び。
「ええ。どうします?昨日雑炊にするって言ってましたが」
「んーそうね、そういってたわね。あとどれくらいで炊けるの?」
20分くらいと言うと、じゃ着替える時間有るわねと言って着替えだした。
白い乳房が朝日に照らされて、美しくてつい触れてしまった。
当然ながら怒られました。とほほ。
髪を整えて着替えてそれから割烹着を着て。
「なんかすっかり"お母さん"ですよね」
「そうよ?だからご飯の支度してるときにえっちなことはしないで頂戴よ」
「いやだな」
頬に手を添えて軽くキスする。
「だめよ」
ぺちっと額を叩かれて、ご飯作ってるときとか食べてるときはしないように言われる。
ちゃんとけじめをつけなさい、と。
「しょうがないな、聞いてあげますよ。
 本当は家に居るときはずっと抱いてたいんですからね?」
耳まで赤くして可愛いなあ。
座ってて、というので座って待つと、炊けたご飯を鍋に投入して雑炊にしている。
うーまーそー。

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