朝、目が覚めたが先生はまだお休みだ。
なめらかな肌の感触を楽しみつつそっと割れ目に手をやる。
ゆるりと刺激すると徐々に濡れてきた。
ぬるぬると滑らかになり、中指を入れると目が覚めたようだ。
「や…朝から、駄目よ…ねえ…」
「やめて欲しいですか?後でしたくなってもしませんよ?」
先日つらかったのを思い出したようだ。諦めて快感を追い始めた。
逝かせた後、まだ食事までに十分すぎるほど時間がある。
使ってないほうのベッドに先生を寝かせると、すぐに寝息。
私は浴衣を羽織り、大浴場に向かった。
朝ぼらけの温泉は気持ちよく、疲れもすっきり取れそうである。
さて、今日はそのまま帰るのではなくもう一つ何か見て帰ってもよい。
後で仲居にでも聞くか。
しかし 随分噛まれたものだな(笑)
風呂から上がり、体を拭いてていると他の客が来た。
私が晒で胸を締め、下帯をつけ浴衣を着る姿を見て驚いてる様子。
着ちゃうと男に見えるからわからなくもない。
お先に、と声をかけ、部屋へ戻る。
先生はまだ寝ていて気持ち良さそうだ。
30分ほどしたら起こさなくては。食事の時間が有るからな。
昨日脱ぎ捨てた浴衣や帯を拾い、ざっと畳み纏める。
どうせすぐに着るが、美しくない。
湖水を見る。
琵琶湖とはまた違った趣だ。
いい日和だなぁ……。
うぅん、と声がする。起こすまでもなく起きたようだ。
まだ時間は早いというと部屋露天に入られた。
「大浴場に行かないんですか?」
と聞くと朝御飯の後で、と仰る。
湯に入る先生はやはり綺麗だ。もう一度やりたくなり、苦笑する。
見とれていると風呂から出てこられた。
体を拭うのをうっとり見ていると私の前まで来られた。と思ったら。
膝をつき私の顎に手をかけキスをされた。
ふふっと笑って立ち、肌着を着け浴衣を着なおされる。
くっそう、からかわれた。
今この時間からなら襲われないことを知っててキスするとは…!
やられたなぁ…。
「お食事、行きましょ」
と仰るので食事処へ移動。
腹減ってるし余計に朝御飯が美味しいなあ。
食後、一緒に大浴場に行こうというので連れ立つ。
先客は居ない。よし。
着物を脱いで籠に入れる。
「あら…こんなに痕ついて…ごめんなさいね…」
あー。噛み痕か。指でなぞられる。
ぞくっときた。
くすぐったいからやめなさい(笑)
胸の晒を解き、下帯をはずし、手拭を持って浴室へ入る。
掛湯をして湯へつかる。
先生、綺麗だな…。
「あらら、こんなところも噛んじゃったのねえ」
ああ、昨日私の乳噛んでたね、あれはちょっと痛かったよ。
だから指でなぞるのはやめろというのに。くすぐったい~っ。
ついでに乳首をつまむのはやめたまえ。
「駄目ですよ、そういうことをしちゃあ。ここで襲いますよ?」
あ、手が引っ込んだ。
引き寄せて軽くキスをし、ちょっと手を出そうかと思ったら他の客が来る気配。
残念(笑)
洗い場に出て先生の背を流す。ついでに少しマッサージ。
もう一度湯に浸かって風呂を出た。
下帯をつけ、胸にさらしを巻いて行く。
肌襦袢、浴衣を纏い付け、帯を締めると先生が少し直してくれた。
ほんの少し直されるだけで自分で着るより男前が上がる。
部屋に戻って先生を後ろから抱きしめる。
ペチッと手を叩かれて逃げられた。
その手を掴み更に引き寄せ抱き込んだ。
ディープキスをしつつ、裾を割る。
早濡れ始めたそこを堪能する。
抗う手が段々しがみつく手に変わる。
喘ぐ声が色っぽい。
片手で先生の体を支え、逝かせてやった。
息が落ち着くまで待って解放してあげると詰られた。
一旦すべてを脱ぎ、露天で股間を濯いでいる。
私も手を洗い、出立の用意をする。
浴衣を脱ぎ、長襦袢をつけ長着を着る。
先生と私の浴衣を畳み鞄に仕舞い込んで忘れ物はないか確認する。
よし。
「この後どうします?そのまま帰るかどこか立ち寄るか。城がお勧めらしいですが」
「お城?」
「ええ、なんか再建した城があるらしいです。それともあの白鳥の遊覧船乗ります?」
お城でいい、ということになった(笑)