鍵を開けて暖房をつける。
火の気がないから中は冷え込んでいた。
ストーブの前で先生を膝に乗せて座り込み、キスした。
暫くキスしてると暑くなってきて、先生もそう思ったようで膝から降りた。
ベッドを見るとオレンジのシーツに変わっている。
「また変えたんですか?」
「だって寒色はやっぱり寒々しいもの。夏はいいけど」
「抱かれるときは暗くするからわからないでしょうに…それとも電気つけてしたい?」
「いやよ…」
「そういわれるとしたくなるな。脱いで」
「やだわ」
「そのまま抱かれたい?」
うっ、という顔をしてあきらめて帯を解いた。
貝ノ口に〆ていた半幅をほどいて、しゅるり、しゅっ、と紐を抜いていく。
鎖骨が見えて、そっと指でなぞるとびくっとして可愛い。
「ほら、手が止まってる」
「だって…」
「なに? 早くしないとそのまま抱いちゃうよ?」
「やだ…」
顎に手を当ててキス。
そのまま抱かれると思ったようで焦って脱ごうとしている。
くくっと笑ってしまった。
脱ぎ終えて、裸身をさらす。
恥ずかしげで美しい。
俺が触れる指、一手一手に反応が返る。
「ベッド…お願い…床じゃいや」
はいはい。
ベッドに手を引いて連れて行くと自分で布団めくって入った。
照明を半分くらいに暗くして俺も入る。
「あ、カーテン」
「開けたままでいい」
「でも…」
「月、綺麗ですよ。ほら」
「本当…あっ」
乳首を舐めつつ股間をまさぐる。
暫く弄ってると喘ぎ声が結構出ていて楽しい。
丁度月明かりと照明で表情もよく見える。
我を忘れて喘いで呻く姿も綺麗で、もっと腰が抜けるほどしたくなる。
何度か逝かせ、うつ伏せにして腰を持ち上げて舐める。
「こんな格好いや…」
なんていいつつも気持ち良さそうで。楽しい。
息が切れ始めたのを見て逝かせて一旦終了。
苦しそうで可哀想にも思うけど。
暫くなでていると息が整って落ち着き始めた。
ベッドの上に座り、膝の上に抱き上げ窓を向かせる。
「えっ…」
足を開かせて外を股間を見せ付ける格好でまさぐっていく。
「やだやだいやよ…お願い」
「だーめ」
ちゃんと感じてるしね。
きっちり逝かせてから布団の中に戻した。
少し涙目になっていて可愛くて目尻に舌を這わせる。
「いじめるなんてひどいわ」
「嬉しいの間違いでしょ? 気持ち良さそうでしたよ」
「…ばか」
可愛いなー可愛いよー。
キスをせがまれてたっぷりキスして。
背中をなでていると徐々に寝息に変わっていく。
お疲れ様でした。