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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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とりあえず早めに寝よう。
朝方雨が落ちてきて、やっぱり雨降りかと嫌気が差す。
雨だとどうしても客足が鈍る。
客の方でも明日買えばいいなんて雰囲気だ。
暇なまま仕事が終わり雨の中帰宅した。
明日…もできない。
明後日も出来ない。
つまらないなぁ。
逢えるだけマシなんだろうけれど。
あれ? 明日お稽古あるのかな。
もしかして、ない?
となると土曜まで会えないのか。
いや土曜も休みだからお稽古はないはず。
来週火曜日も、ない。
会うの、来週の木曜?
出来るの、来週の土曜?
うわ、きついな。
頭を抱えていたら先生から電話がかかってきた。
先生もこの事実に気づいたようで、どうする?と仰る。
どうするってどうしよう。
「お母さんがね、金曜日お稽古にいらっしゃいって。風炉のお稽古するから」
「あ、来週の木曜までお稽古ないかと思って今」
「大丈夫よ」
「その時にしていいですか? ダメかな」
暫く無言。
「それはその時に。じゃ、またね」
すぐに電話を切られてしまった。
今のはどっちだ。呆れられたか? それても照れくさかったのか。
まあとりあえず明日さえ過ごせば明後日には会える。
だったら俺が今やるべきことは…復習か。
イメトレしておこう。
先に昼飯を食ってきっちりイメトレして、夜になった。
さてと。寝るか。
木曜も何のことはない、暇だ。
なんせ明日あるからなぁ。
ぼんやりと仕事をしてぼんやりと帰る。
うーん、張りがない。
急に暇になるとすることが…あ、着物縫いかけて放置していたっけ。
縫うことに集中していると、ふと気づけば薄暗い。
もう夕方か。
伸びをして夕飯を取りに出る。
親子丼でも食おう。
そう思ったところで気づく。雨だ。
ピザ、取るか。
Sサイズとサラダと何かサイドメニューかな。
……わびしい。
先生から美味しそうな夕飯のメールが来る。
いいなぁ。
うらやましい。
そうメールしたら明日お昼を食べずに来るようにメールがあった。
一緒に食べましょ、と。嬉しくなってしまった。
よし、明日仕事頑張ろう。
そんで先生方とお昼を食べてお稽古しよう。
そのためにも早く寝よう。
おやすみなさい。

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