翌朝出勤し仕事をする。
暇だ。昼になるに従い暑くなってきた。
ぽいぽいと脱ぎ捨てつつ仕事をして帰宅。
あ、服忘れてきた。まぁ良いか。
先生からメール。
暇ならお稽古来なさい、と。
どうしようかな…。
行くか。
よし行こう。
身支度して電車に乗り先生のお宅へ。
「こんにちはー」
「いらっしゃい、用意して入ってらっしゃい」
「はい」
鞄を置いてお稽古に混ぜてもらう。
上級の方々とのお稽古は緊迫感がある。
そして叱られるのは私だけだ。
内弟子には厳しい。と言うことにしてある。
お稽古がすんで、お夕飯のお手伝いをして食べた。
先生と二人台所で片付け。
帰りたくないなぁ。
「なぁに? また言ってるの? 明日お仕事でしょ」
「ですけど帰るのが面倒くさくなっちゃいました」
「お仕事ちゃんと行かなきゃだめよ」
少し考えて。
あちらの家に行かないか、と言ってみた。
「今、してあなたが寝る頃にこの家を出れば。仕事間に合うからどうかな」
「ダメよ。帰んなさい。寝不足で仕事なんてダメ」
くい、と引き寄せてキスする。
先生はぎゅっと俺の手を握って…唇が離れると頬を染めている。
「可愛いな。あちらへ行かないならここで続き、しちゃうよ?」
「だめ、ね、良い子だから今日は帰って寝て頂戴」
首筋に手を這わせてくすぐる。
びくっとしてて本当に可愛くて。
「だめ?」
「そう、だめよ…お願い」
「しょうがないな…そのかわり」
先生の身八つから手を入れて乳首にリングをつけた。
「明日、朝までつけてて」
真っ赤になって、崩れた部分を整えてる。連れ帰りたい。可愛い。やばい。
「去年、外したままそれっきりだったでしょ?
今度は18金にしてみました。デザインはお風呂のときにでも見てください」
こくり、と頷いて。
このままでは居間に戻れないからくだらない話をする。
先生が普通に話せるまで。
本当ならそのまま居間に連れて行って恥ずかしがってるのを楽しみたいけどね。
「さて。諦めて帰りますね。また明日」
「ん…明日、ね」
居間で八重子先生に挨拶して玄関へ。
「おやすみなさい」
「おやすみ、気をつけて帰ってね」
「はい。じゃ…」
暫く見送ってくれた。
電車に揺られて帰宅し着替えてすぐに眠りに落ちた。