忍者ブログ
百鬼夜行抄 二次創作

let

伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

361

朝起きたら先生はまだ寝ている。
今のうちに頭を洗おう。
シャワールームで洗い終えて露天にちょっと浸かるか、と思ったら先生も来た。
「頭?」
「うん」
「洗ってあげましょう。おいで」
「いいわよ、自分で洗うから。ゆっくり浸かってて」
髪を濡らしてシャンプーを取った。
「待った、それじゃないっ」
「ん?」
こっち、とローションを渡す。
「なぁに?」
「これで満遍なく髪濡らしてからじゃないと泡立ちませんよ」
「そうなの?」
「海水成分ついたままだと全然だめですから」
ふぅん? といって洗ってる。
湯船に入って先生が洗ってるのを見つつ。
んー天気は良くないかな。
まぁいいけど。
大浴場に行くもよし、日帰り施設の風呂に入りにいくもよし、ずっと抱いてるもよし。
今日は先生のために連れてきたんだから好きなようにすれば良い
上がって着替え、朝食をいただく。
連泊だから少し違う。
部屋に戻って先生にどうするか伺う。
「どうせだから日帰りのところ行ってみたいわね。ジムはいいけど」
急ぐ必要もないので暫く先生とまったりとしてもいいのだが。
ササッと用意されてしまった。
「行くわよ」
「はい」
送迎車で日帰り棟へ連れてってもらう
「平日なのに結構人いますね」
「そうねぇ意外だわ」
他の人もいるところで先生が脱ぐのはちょっと腹が立つが仕方ない。
「あの、お客様、男湯はこちらでございますが」
「……え。あぁ私ですか」
先生が横で笑ってる。
「この子、女性です、大丈夫ですよ」
なんとか笑いながら先生が言ってくれた。
「あ、あらそれは失礼いたしました」
ぺこぺこして去っていくのを見て先生が笑ったままだ。
「あんたも早く脱ぎなさい」
はいはい。
周囲の人が見ない振りをしつつ見てるなー。
乳が見えると視線が消えた。
下帯を外して先生と中にはいる。
うん、広い。
朝洗ってあるから掛湯をして湯船へ。
「んー、気持ち良いわ~」
幸せそうで俺も嬉しい。
いくつかある湯を楽しみ、風呂から上がる。
ふと見るとここでもエステの予約空き情報が。
「先生、昨日と別のエステ受けます? ほら空いてるって出てる」
「あら、今日は良いわよ」
下の売店でみやげ物の物色。
「ここで買えなくてもまぁ駅にも売店有りますから」
「ねぇお腹すいてきちゃった」
「ここのレストランか昨日の居酒屋どっちが良いです?」
「昨日のところが良いわ」
「ですね」
先生は色々食べる代わりにこんにゃくライスを頼んでる。
満腹で部屋に帰ってごろごろ。
少し抱く。
先生も俺の乳首を舐めたり摘んだりする。
怒らない怒らない、じゃれてるだけだろう。
その後もう一度風呂に入ったり、またじゃれたり。
恋人気分を満喫した。
お夕飯を食べに出ると初日とも昨日とも違うものが出た。
ちゃんとした宿に泊まるからこそだね。
今日は先生が梅酒を、俺は酒を頼む。
先生が美味しいおいしいと食べてる。
「こんなに毎日美味しいもの食べて良いのかしら」
「おうちに沢山お土産買って行きましょう、ね」
「ん…」
「家が気になりますか?」
「ちょっとだけね」
「なにかあるなら電話くれてますって」
里心と言うものなのかな?
「後で電話、したら良いじゃないですか」
「そう、ね。そうするわ」
食後のコーヒーを頂いて部屋に連れ帰る。
すぐに先生が携帯を出した。
「俺、ラウンジにいますから」
「うん」
いない方が話し易かろう。
ラウンジに出てブランデーの水割りを頼む。
ん、おいしいなぁ。
次はウイスキーを頂いて。
暫くしたら先生が来た。
「あなたも飲みますか」
「うん、いただくわ」
「どれにします?」
甘めのものを、というので俺のさっき飲んでたブランデーになった。
「おうち、どうでした?」
「お稽古でね、何でお母さんなのかって結構聞かれたみたい」
「ああ、あまり稽古休まないから」
「で、お母さん正直に言っちゃったらしいから…。次のとき覚悟してね」
「うっ…」
もう一杯おかわりをして部屋に帰る。
「酔っちゃったわ」
と先生が俺にもたれてきた。
可愛いな。
「ね、もう一度抱いて良い?」
「いいわよ」
脱がせて抱く。
先生は普通のえっちで普通に声を出していいから旅行は好きなのかもしれない。
先生の家では声を出せず、俺の家では普通のえっちはしてもらえないから。
「実はえっち、結構すきなんじゃ…」
ぺしっと額を叩かれた。
「そんなこというならさせてあげないわよ」
「あ、冗談。言いませんからさせてくださいよ」
今日は自力で先生は着替えて布団に入った。
「どうして朝別の布団で寝てるのかと思ってたのよね…」
「仲居さんにばれたくないんでしょ?」
「そうだけど…」
「俺の懐で寝たい?」
こくり、とうなづいた。
「OK、じゃそっち入りますね」
潜り込むと先生は嬉しそうだ。
俺も先生を抱いて寝るのは好き。
おやすみなさい。

拍手[0回]

PR