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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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先生にとっては夜半、俺にとっては朝がやってきた。
寝ている先生にキスを落として出勤する。
過ごしやすい気温、と思っていたら一気に快晴になったらしく。
段々と暑くなって上着を脱いだ。
お客さんも今日は買う気になったようだ。
それなりに売れてやれやれと仕事を終える。
あ、上着持って帰らないといけない。
先日から置き去りの数枚も一緒に持って帰った。
あれ、暗い。開錠してドアを開ける。
先生の草履は…ある。
風呂?
でもない。
寝室かな。
そろりとドアを開ける。うん、寝てた。
そのままにして洗面所で脱いで手を洗う。
寝巻を羽織って先生の横に忍び込んだ。
床に割烹着と帯が脱ぎ捨ててある。珍しい。
抱っこして10分くらい経っただろうか、先生が起きた。
「あぁ帰ってたの? おかえりなさい」
「ただいま。まだ寝てて良いよ」
「うん…こうしててくれる?」
そのまますぐに寝息。
さていったいどうしたのだろう。
朝御飯は作って食べたようだけど、掃除はすると言ってたがしてない。
食後の眠気に負けたのかな。
結局2時ごろ、起きた。
「ごめんね、おなかすいたでしょ」
「ま、たまにはいいでしょう。喫茶店でも行きましょうか」
「着物なにか貸してくれない? くしゃくしゃになっちゃったわ」
はいはい。
先日衣更えして把握してるだろうからと勝手にあさってもらうことにした。
脱いで衣桁にかけて、そして着物を着て出てきた先生を連れて近所の喫茶店へ。
俺はホットサンドとサラダのセット、それとカツサンドを。
先生はパンケーキ。なんか色々かかってて甘そう。
途中で俺のカツサンドを一切れ食べた。甘いから休憩?
コーヒーと紅茶で落ち着いて、帰宅。
先生はまた寝巻に着替えて、俺にべったりとくっついてる。
「泊まる?」
「そうしたいけど…明日もお稽古だから。夜になったら帰るわ」
お腹がすくまでこうしてたいと言うのでベッドに移動した。
たまには先生もこういう日があるんだろう。
そのまま一緒にうとうととした。
ふと目が覚めた。
なんだ。と思ったら先生が乳摘んでた。
「ん?」
「なんとなく…触りたくなっちゃっただけよ」
ま、良いか。今日は甘やかす日ということで。
「つっ!」
「痛い?」
「乳首噛んだらそりゃ痛いですよ」
って言ってるのにまだ噛むんだからSなところあるよな。
「うー…」
楽しそうにくすくす笑ってる。
機嫌回復したのは良いことだが。
「お腹すいちゃったわ、何か食べましょ」
引き起こされた。
時間は6時か。
「何食べたい?」
「んー、ピザかしら」
「デリバリーか食べに行くかどっちがいい?」
「持ってきてもらいましょ」
メニューを取ってきて見せる。
野菜の多いピザをチョイス、更にサラダ。
届くまで先生を膝に載せて抱く。
くぅくぅと先生のお腹がなってる。
「早く来ると良いですね」
「そうね」
暫くして届いて食卓に広げる。
「おいしそう、いただきます」
「うまそうですね」
先生はLサイズの3分の1とサラダを半分食べてもうお腹一杯らしい
手を洗って俺の膝に座った。
ちょっと食べにくい。
綺麗さっぱり食べつくして俺も手を洗いに立つ。
暫くまったりといちゃいちゃして先生がそろそろ帰る、と言う。
「送らなくて良いわ。明日お稽古ちゃんといらっしゃい」
「勿論、行きますから待っててくださいね。でも駅まで送りますよ」
着物を着替えて先生は帰ってしまった。
俺は後は寝るばかり。
おやすみなさい。
熟睡中に先生の帰宅報告メールを貰った

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