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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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そっと枕にされてる腕を抜いて身づくろい。
台所で支度をしてると八重子先生が起きてきた。
「おはよう。相変わらず早いねえ」
「昨日早く寝てますから」
暫くして先生。
「ねむーい…」
「あんた早く寝たじゃないの」
「だって夜中この子触るんだもの。起きちゃったわよ」
「すいません。もうちょっと寝てても良かったんですよ」
「もういいわよ」
朝飯を出して皆で食べて。
律君が学校に行ったあと先生が洗濯をする。
その間に俺は草むしり。
そろそろお昼ご飯と呼ばれたり、おやつの時間と呼ばれたり。
あっという間に水曜は過ぎ去っていく。
庭広いって大変だったんだな…。
ご飯前にシャワーに入るように言われ浴びた。
あ、着替え出てない。
しかたないなーとペタペタと部屋に向かって着替えて出たとこで先生に会った。
「あら、着替え出すの忘れたと思って取りに来たのに」
「遅うござった。着替えちゃいました」
「…裸で歩いちゃ駄目」
「…はーい」
「ご飯できたからそろそろ食べる? おなかすいてるでしょ」
「皆そろってからで良いですよ。それより」
ひょいっと先生の頬に手を当ててキスしてみた。
「あなたを食べたいな、なんて」
「ばか、こんな時間に…」
「うーん、先生可愛いなぁ。好きだな」
後ろ向いちゃったので抱き締める。
「良い匂い」
「汗臭いでしょ…」
うなじにキス。
「臭くないよ」
すっと胸に手を差し入れて軽く揉んだ。
「駄目よ」
「わかったよ、明日。うちに来るかあちらで」
「そうね。それがいいわ」
離したくなかったが玄関で物音がしたので諦めた。
ささっと先生が胸元を直し終えて一緒に居間へ行く。
「おかえり、律」
「ただいまー。もー暑いよ、外」
「あんたもシャワー入ってきたら?」
「そうする」
「着替え持って行くのよー」
「んー」
律君が部屋に行ったのを見て早くも食卓におかずを出そうとする。
「待たなくて良いんですか?」
「すぐ出てくるわよ」
配膳してしばし待つとタオル片手に戻ってきた。
本当にすぐだな。
「お父さんは?」
「いらないんですって。じゃいただきましょうか」
4人で食卓を囲み団欒を享受する。
いいなぁこういうの。
ご飯を食べて一服したら帰宅、家の中が暑い。
クーラーをうんと効かせて就寝。
寒くなって目が覚めたがどうせそろそろ起きる時間だ。
支度をして出勤。
いつもの暇な木曜日。
だらけつつも仕事をしてるとメールが来た。
夜に来客のため遊べない旨、先生から。
残念だ。
土曜日の夜に回収するかな。
昼前に仕事を終え、帰宅して先生のお宅へ。
お稽古を手伝い、自分のお稽古をつけてもらっている時に訪なう声。
来客、だな。
八重子先生が応対している。
俺へのお稽古が終ったので水屋は引き受け先生を送り出した。
「勝手に帰りますから。構わなくて良いですよ」
「ごめんね。じゃ」
「ん、また明後日来ますから」
頭を一撫でして先生は居間へ行かれた。
俺はゆっくりと水屋を片付けてから帰宅。
今日はタイマー設定してあったので極楽だ、部屋涼しい。
シャワーを浴びベッドにもぐりこんだ。
おやすみなさい。

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