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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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一緒に寝ていると時折乳を噛まれる。
とはいえ寝ているときは血が出るほど、とまでは行かない。
起きてるときのほうが危険だ。
怒らせたりすると千切れるかと思うほど噛まれるからな。
どこで覚えたんだか。
髪を撫でているうちにまた寝た。
朝になって起きてみれば腹にも噛み痕。
先生も苦笑してる。
「夜中降ったみたいですね」
「そうみたいね、乾かしてる間に降らなくてよかったわ」
空はどんより曇り空。
朝ご飯を食べて昨日の後始末をしたら10時過ぎ。
「どうします?」
「うーん…晴れてるなら良いんだけど」
「お疲れなら別に構いませんよ」
「折角なんだからどこか行っといで」
「じゃ着替えるわ」
では俺も。
結局新宿京王百貨店へ行った。
先生のお目当ては粟田焼。
清水焼に吸収されてしまったかのような、京都の焼物だ。
「あら、いいわねぇ」
「俺はなにやら見慣れた感じが…」
「これ欲しいわ」
「売ってるのかな」
店員と交渉する。展示が終り次第ということで話がついた。
その後先生は孝弘さんの甚平を買ったり八重子先生にとパジャマを買ったり。
呉服売り場へ寄っては見たものの気に合うものはなかったようだ。
先生の帯締めと帯揚げは俺が買って。
ふらりと催事を見る。
訪問着で良いのがあったが50万。
リサイクルでそれはちょっとなぁとは思うけど、もし先生が欲しいなら買っても良いか。
結局夏の帯を買ってあげたあとアクセサリーを見に行く。
着物でも出来そうな華奢なネックレスをつけて貰ってみた。
うん、いいね。
お稽古の時は外せば良い。
主張しない程度のアクセサリーもいいね。
「奥様良いですねー、旦那様に買ってもらえるなんて」
とかショップの人が言ってるが上手に先生は笑ってごまかした。
デパートを出て車に乗り込む。
「奥様、ねぇ。ふふふ…先生、俺の奥さん?」
あ、照れてる。
遅い目のお昼を食べに行って一旦うちへ連れ込んだ。
玄関入ってすぐキスをした。
「だめよ。着替えさせて」
胸を押して離れられてしまったので俺も着替えることにした。
お茶を入れて一服。
先生も浴衣に着替えて俺の横に…座るかと思ったら俺を枕に寝転んだ。
「疲れちゃった」
あ、寝る気か。
浴衣と思ってたけど帯じゃなく伊達締め、寝巻き着てきたな。
「寝るんならベッド行きましょうよ」
「本格的に寝ちゃうじゃない。夜寝られなくなっちゃうわよ」
「大丈夫、寝かさない」
「明日仕事でしょ、駄目よ」
「しょうがないなぁ、じゃ今抱いちゃおうかな」
唇を指でなぞってやるとちろりと舐められたのでそのまま舌をなぶる。
濡れた手を伸ばし胸を弄ると息が漏れる。
「疲れてるのに…」
「ふふ、それでも抵抗しないんだ?」
「ばか」
思い立って膝から下ろし、縄を取ってきた。
「怖がらないで俺に任せてごらん」
「ん…」
苦しくない程度にきちり、きちりと縛ってゆく。
菱に縛り終えて鏡を見せた。
息が荒い。
ゆっくりと縄を外すと拍子抜けしたような顔をする。
「期待した?」
「し、してないわよ」
可愛いなぁ照れちゃって。
すべては外さずそこから胡坐縛り。
「やだ、こんなの…」
「綺麗だよ。ほら、ここもはっきり見える」
涎をたらすそこの下、尻の穴をつついた。
「あっ駄目」
ふふっと笑って縄をほどく。
しないの?という顔でこっちを見てる。
すべてほどいて縄を一旦整えた。
それから引き起こしてベッドに連れて行って普通に抱く。
随分濡れてて期待されていたようだ。
そのまま行った後は二人で寝てしまい、夜は鮨を取って食べ更に寝た。

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