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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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夜半目が覚めて腰痛ベルトを締めてトイレへ行く。
先生が起きてしまった。
寝ぼけ眼でこちらを見て慌てて起きようとする。
「良いから寝てなさい」
「でも」
「大丈夫」
ちょっと心配そうだが着いてこなくていい。
一応俺は自分の足で歩けるからね。
トイレを済ませて出るとドアを開けたところに先生がいた。
「ん? 先生もトイレ?」
「じゃなくて心配だったのよ」
「ありがとう。でも良いから。足が冷えるだろ?」
まだそんなに寒くないから床暖入れてない。
連れてベッドにまた戻り、潜り込む。
「ほら、体冷えちゃってるじゃないか。温めてほしい?」
「…ばか」
腕を絡めるだけにとどめておいてもう一度寝かせた。
ちょっと性欲がわいて困るわけだが…。
朝になってたまらず先生が起きたところを顔の上に座るように言った。
「えぇ? なんなの?」
「いいからいいから、壁に手を突いて。俺の口のところにあなたの持ってきて」
「もぅっ朝から。ばかなこと言わないで」
「頼む、させて」
拝んでお願いしたら流石に憐れに思ったか、嫌な顔をしつつだが跨ってくれた。
「こ、こう?」
徐々に先生のあそこが迫ってくる。
「もうちょっと下ろして」
毛が鼻にかかる。
「ん…」
舌で間を割って突起を舐めると膝が俺の頭を締め付け腰を浮かそうとする。
腕で押さえ込んで舐め、楽しむ。
上のほうから先生の良い声が聞こえてきて凄く良い。
先生が逝ってへたり込みそうになり、慌てて俺の上から退いた。
横に寝転んで息が荒い。
「お疲れ様、好かったよ」
「今回、だけね。もうやだから…」
「そうだね、ごめん。でもしたくて」
落ち着いた後、朝御飯作るからと起きて部屋を出て行ってしまわれた。
ご飯は昨日炊いたのがまだあるらしく、玉子焼きと味噌汁のにおいがする。
「久さん、起きてる? そろそろ出来るけど」
「あぁ、はい」
「ゆっくりでいいわよ」
昨日よりは良い状態で椅子に座って食事を取る。
いつもながらにうまい。
食事が終った後またベッドに押し込まれた。
「んー。あなたも一緒が良いな」
「仕方ないわねぇ。すっかり甘えたさんになっちゃって」
「こういうときは甘えたいものじゃないですか」
「はいはい、ちょっと待ってなさい」
着物を脱いで浴衣に着替えて横にもぐりこんできた。
寝返りを打って先生の胸に顔を埋める。
「なぁに? 甘えてるの?」
「うん。良い匂いだ」
さっきやったから汗かいてるしね。
ゆっくりと背中をなでられてすぐに寝た。
こんなに寝れるってことは疲れてるのかな。
昼過ぎに目が覚めると先生はまだ俺を抱いて寝ている。
まだ腹は減らないからもう少し寝ておこう。
と思って寝ていたら夕方で先生は既に布団にはいなかった。
「あれ?」
「起きたの? お夕飯もう少しだから待っててー」
「あー…もうそんな時間か」
のっそりとリビングに出て椅子に座る。
「明日お仕事行くの?」
「行きます」
「だったら一緒にうちに帰りましょ」
「朝の稽古、あるんじゃ」
「いいの。あんた一人にするほうが心配だもの」
苦笑。
いつもは心配をしている俺が心配されるとはね。
肉多目の炒め物におひたし、お味噌汁。
先生は味噌漬け。
「冷凍庫にあったの、貰ったわよ?」
「どぞどぞ」
食後暫くして先生が洗ってあげる、と風呂に入れてくれた。
いつもと逆でなんだか笑える。
先生も何か楽しそうだ。
「でもそこ触るのはダメですって」
「あら、いつもと同じことしてるだけよ?」
ホホッと笑われた。
流石に冗談だったらしくすぐやめてくれて拭かれて風呂から出る。
寝巻を着たらすぐに布団に入れられた。
頭をなでられて寝かしつけられる。
先生はもう少しやることを済ませたら寝るとのことだ。
「おやすみなさい」
「おやすみ」
挨拶を交わして先生が部屋の電気を消した。
風呂で疲れたのかすぐに眠気がやってきて寝てしまった。

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