忍者ブログ
百鬼夜行抄 二次創作

let

伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

502

朝になって寝室の細々としたものを片付けていると先生が来た。
「ちょっとー、新聞くらい取りなさいよ」
「あ、忘れてた。いらっしゃい」
「ほらっ。もうっ」
年末から今朝までの新聞がどっさりと押し込まれてたようだ。年賀状も。
「ご飯食べたの?」
「いや、まだ」
「お買物行く? それとも喫茶店?」
「喫茶店行ってから買物行きましょう。俺、ブロッコリー食べたいから」
「じゃ着替えて」
「はーい」
その間に先生が新聞と広告を分けて始末しておいてくれた。
外出の支度をして先生と正月の気配まだ残る外を歩く。
腕を組んで。
すっかり先生は恋人気分のようだ。去年は人目を気にしていたのに。
俺は嬉しいけどそこのところどうなんだろう。
喫茶店で聞いてみるとこの辺りは知ってる人もいないし、と。
なるほどね。
羽を伸ばしてるわけか。
責めさいなまれに来ているのに。
先生はパンケーキ、俺はカレーを食ってから買物へ行き、あれやこれや買って帰宅した。
下拵えを済ませてから先生に寝巻きに着替えるように言う。
少し頬染めて頷き、和室へ行った。
脱いで裸で戻ってきてくれても良いんだが、と以前言ったけどそれは嫌なのだそうだ。
少ししてそそくさと俺の横に座った。
ま、暫くはお茶でも飲んでテレビでも見ようか。
でも先生はテレビより俺の年賀状が気になるようだ。
見ても良いというと可愛いだの綺麗だのと楽しんでいる。
そんな先生が可愛くてキスした。
一度触れると箍が外れてしまってそのまま押し倒しキスを続ける。
少し抵抗された。
身を起こすとそそくさと年賀状を片付け、俺の腕を掴んで寝室へといざなう。
床は嫌だってことらしい。
ま、最初は恋人のように丁寧にして欲しいって前から言われてはいる。
ここで機嫌を損なうとまた喧嘩になるのはわかっているから丁寧に。
耳元で絹、好きだよなどと照れくさいが囁いてたっぷりと甘えさせる。
先生もとりあえず満足したようで本気出しても良いと許可が下りた。
ただし壊れない程度だ。
飢えてるのはわかっているとの事。
お稽古日や初釜の日を確かめる。縄、いけるな。
道具を取りに一度布団から出て戻ってくると先生は俺の雑誌を見ている。
「こら、何見てるのかなー」
「これ前はなかったわよね?」
「……よく覚えてますね」
「だってこんなの、一度見たら忘れないわよ…」
「で、なんか面白いものありました?」
顔を赤くして何も言わないが、開いてたページを見ると成程、入れたまま外出ね。
「したいの?」
首を大きく振った。横に。
そりゃそうか。
「他は? どこ見てたのさ」
後ろから乳を揉みつつ聞くと恥ずかしそうにだがページを見せてきた。
あー。あそこに蝋燭ね。できなくても見ちゃうわけだ。
さっきより濡れてるのはどこか先生は羞恥とか、蝋燭とかに感応しているわけか。
「してあげようか。きっと熱いよ」
「あ、やだ、怖い…」
そろそろいいだろう。
丁寧に縛って珍しく3本も使った。
「綺麗だ…見てごらん」
鏡を見せるとほの赤かった頬や体がぱっと染まった。
張りの出た乳房を指でなぞるだけで喘ぐ。
あちこちをそっと触って行く。
気持ち良さそうに、くすぐったそうにしている。
ついにあそこを弄って欲しいとねだられた。
「だーめ、頼み方、前に教えただろう?」
そんなの言えないとか恥ずかしがっている。可愛いなあ。
「言わなきゃこのままだ」
焦らして遊んでると逡巡しつつも何とか頼んできた。
少し縄を緩めてから中を楽しむ。
途中から先生の言葉が不明瞭になっていくのが楽しい。
縄が軋む。
ペニバンをつけて中を抉ると漏れ出る嬌声。
ほどいて、と微かに聞こえた。
しがみつきたいらしい。
一度抜くと期待の目を向けられたが後ろに回って背後から挿入した。
「鏡見て」
耳元で囁くといやいやをする。
「こんなに濡らして…気持ち良いの?」
湿った音と先生の声と、縄の軋む音ばかり。
痙攣するのも縄に絡め取られた状態だ。
腹に触れる先生の指が冷たくなってきた。そろそろほどいてやるか。
ペニバンを抜いてほどき始める。
擦り傷をつけないよう丁寧に解き終えると満足そうに息をもらして先生がもたれて来た。
「まだいけるね?」
そのまま正常位で抱いてしがみつかれ引っかき傷もつけられたがやっと俺も満足。
先生はぐったり。
後始末をして仮眠を取る。
夕飯の時間になってさすがに先生の腹が鳴った。
起きて飯を作ってから先生を着替えさせ、食卓に着かせる。
座る体勢も辛そうなので後ろから抱きとめて背もたれとなって先に飯を食わせた。
「おいしいわ…」
「良かった。あとはゆっくり寝ると良い。明日俺が帰ってくるまでね」
「帰ってきたら…またするの?」
「さぁ。したくなるかも」
耳が赤い。
そくなとこが可愛いくてたまらない。
ゆっくり食べさせてそれからベッドへ入れた。
食べ終わる時には既に眠そうだった先生は布団に寝かせるとすぐに寝息を立て始める。
幸せそうで良い。
俺も残ったものを食べて洗い物をして先生の横にもぐりこんだ。
おやすみなさい。

拍手[0回]

PR