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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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先生が寝ている間に出勤し、仕事を終えて帰ってきたら風呂から物音がする。
飯は作ってないようだ。
ということは今起きたところかな。
服を着替えて洗濯機を回し、台所の片づけを終えた頃先生が風呂から上がってきた。
「あら、お帰りなさい」
「ただいま」
「お風呂いただいたわ、あなたも入る?」
「そうしようかな。それから飯を食いに行こうか」
「どこ行こうかしら」
「考えといて」
さっき着た服を脱いでシャワーを浴びる。
やっぱりすっきりするね。
風呂から上がると先生がステーキ食べたい、と言うのでそのまま予約を入れた。
着替え、化粧の時間を考えて1時間後。ちょうどランチタイムだ。
さてなに着ていくか。
結局カッターとスラックス、ジャケットにしてしまったが先生には不評だ。
ステーキはうまかったし、ワインもうまかったのだが。
昼酒は楽しい。
機嫌の良くなった先生を連れて歩くのもまた楽しい。
またしばらくはこんなお出かけもできないだろうから先生も楽しんでいる。
夕方、そろそろ夕飯の買い物を、と言い出して百貨店の地下へ。
不断菜のカラフルなものがあった。おひたしにするようだ。
あれこれと買い物をして帰宅、先生が着替える間に下ごしらえをする。
割烹着を身に付けた先生が台所に入り手際よく料理をして行く。
おひたし、といっていたスイスチャードは炒め物になってしまった。
ま、いいんだけどね。
ご飯も炊けて味噌汁もできた。
夕飯をいただいた後はゆったりくつろぐ。
先生は俺にもたれかかってドラマを見ている。
あくび。
「寝ようか」
「もうちょっと待って、見終わったら寝るわ」
「手が暖かくなってるよ、眠いんだろう?」
「だって気になるじゃない」
「まあ、うん。そうだな、気にはなる」
犯人は誰なんだ。
CMの間にちょっかいを出したり、キスをしてみたり。
したくなってしまい膝の上に乗せて後半はドラマの筋が追える程度になぶる。
「ばか、もう。すぐしたがるんだから」
あえぎつつもドラマを見ている先生が可愛くて。
番組が終わった後、気持ちよくしてやった。
とはいえ明日は帰さなくてはいけないのでここで打ち止め。
お手洗いを済ませた先生とベッドにもぐった。
案の定すぐに寝息が聞こえる。
俺もつられてすぐに寝た。

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