さて翌日。
仕事を終えて先生のお宅へ。
奥にいるはずの先生の様子を見に行くとちょうど柱にすがって出てくるところだった。
「あ、久さん。いらっしゃい。お願い」
「ただいま。トイレ?」
「うん」
ひょいっと抱き上げて連れて行く。
「出て待っててくれる?」
「いいよ、終わったら教えて」
きっと大きいほうだ。
うちでなら別だがこの家では意地悪は出来ない。
暫く待っているとノックの音。
入って先生を回収する。
洗面がまだと言うのでどうせだからと風呂へ入れることにした。
丁寧に洗ってやると先生は気持ちよさそうな顔をする。
抱いている時より。
少し意地悪をしたくなって乳首をつねる。
「きゃっ、やだ、痛い」
そのまま股間をまさぐる。
「こら、駄目。こんな時間に。お母さんもいるのよ」
そういいつつも濡れてきた。
水音はシャワーが床を叩く音に紛れ、外へは漏れない。
先生は声を出さぬよう、俺の腕に爪を立てて我慢している。
可愛い。
「くぅ…うぅ、ひっ、ん…」
突起をしごくとそれでも漏れ出る声。
ふるふるっと身が震え、脱力。逝ったようだ。
「はっはっ、あぁ…、ばか…、もうっ」
先生の手がぴしゃっと俺の太ももを打つ。
「かわいいね、良い子だ」
「あ、ぅ…」
中をまさぐる。
突起と同時にやってやるとすぐに逝く。
「も、だめ…、苦し…」
「このままあちらの部屋に連れて行こうかな」
首を弱々しく横に振る。
「だめ、むり、辛いの…、ね。お願い」
「しょうがないな。可愛いあなたの言うことだ、今は取敢えずここまでにしましょう」
中がきゅうきゅうと締め付けていて、もう一度だけ逝かせたくなった。
「んっ、んぅ…くぅ…、ひぃあぅ、っ…」
それでも必死に声を抑えている先生がいとしい。
俺の太ももを引っかく。
腰が浮き上がって、ふっと落ちた。
少し足が痙攣している。
息が荒い。
ゆっくりと汗を流してやって落ち着くのを待つ。
軽くキスをして風呂から出た。
部屋に連れて戻る。
「そういえば昼は食いました?」
「あ、まだ」
「何か食べたいものあるなら」
「あ、私あれ食べたいわ」
「うん?」
「ほら、あれ。最近CMしているカレーの」
「ハンバーガー?」
「そうそれ。買ってきて欲しいわ」
「了解。他には?」
「サラダもお願いね」
はいはい、と部屋を出て居間の八重子先生に声をかける。
食事も済んでいたのでいらないそうだ。
車に乗って近くの店舗へ買いに行く。
ついでに俺もポテト食べよう。
そんなに待つこともなく出来たのですぐに取って返す。
八重子先生は茶室でなにやらしておられるようだ。
ただいま、と声をかけ先生を起こすと食卓で食べると主張する。
仕方なく担いで連れて行き、座らせた。
買ってきたものを広げる前に手拭で胸元を守る。
「そんなのいらないわよ」
「や、ここのは絶対落とすと思いますよ」
そう言ってさすがに今日は自力で口に運んでいるが、思ったとおりソースが落ちた。
むっとした顔をしている。
「食べにくいのねぇ」
「でしょ、でもうまい」
「それはそうだけど…外では食べたくないわね」
「ただいまー、あれ?」
律君が帰ってきた。
先生はかぶりついたハンバーグを咀嚼してから、お帰りと言う。
「珍しいもん食べてるんだね」
「最近広告よくしてるから食べたくなっちゃったのよね。台所にあんたのご飯あるわよ」
「あ、そうなんだ?」
「たまに食うとうまいだろ、こういうの」
ぺしっと先生が額を叩く。
「言葉遣い。悪くなってるわよ」
「すいません、つい」
サラダも食べ終えた先生の手を拭いてる間に律君が自分の分を持ってきた。
「筋肉痛どう? まだ痛い?」
「そうねぇ、昨日よりはましよ」
「後でマッサージしましょう。オイルも持ってきてるから」
「あら頼める?」
「どうせ肩も凝ってますでしょう?」
「そうなのよー」
「山沢さんって何でも出来るんだね、すごいなぁ」
「マッサージは覚えるといいよ、女の子が群がるよ?」
「あら。そういうことで覚えたのねえ」
「いやいやいや、誤解です」
失言だ。
「用意してきます」
そそくさと席を立つ