先生がその指をぺろりと舐めた。
そのまま指と舌と、先生の舌を絡めて。
先生の舌から指に糸を引いて、その指をまた俺が舐めて。
「意外と…ぬめりって取れないのね」
「ちょっ、今更何を。何度も舐めさせてるでしょう、あなたの」
「だって舐めてる間にあなた色々するから!そんなこと気づいてなかったのよ」
にゅるっと先生の汁を掬って口へ持って行く。
「じゃ、ゆっくり舐めてみて?」
「いやよ、恥ずかしいわ」
そう言ってる先生の口に指を滑り込ませる。
しばらく舐めさせて、指を抜く。
「ほんとに中々取れないのねぇ」
「糸を引くほどの時はそんなもんですよ」
「あら、じゃ山沢さんもそれくらい、良いの?」
「ま、そういうことですね」
先生が私の股間にまた手をやり、ぬめりを楽しんでいる。
「すごい…熱い、ねえ、私のもこうなってるの?」
「そうですよ、熱くて軟らかくて滑らかで。自分で触って御覧なさい」
先生は自分の股間に手をやり、まさぐっている。
いいところに触れてしまったようで慌てるのが可愛らしい。
悪戯っぽい顔をしてこちらを見る、これはやばい。
くっ、自分のいいところは相手のいいところと気づいたらしく、私の突起を弄る。
我慢して耳元で囁く。
「酷いこと、されたいんでしたっけ?してあげましょうか?」
あ、弄る手が止まった。
刺激されてむずむずしてしまったじゃないか、あとで風呂で抜くか。
「私を弄ってないで自分でしてごらん、見てあげる」
「恥ずかしいから嫌よ、ね、お願い」
ぬめってぐちょぐちょの指で私の手を取り、先生の股間に導く。
自分で触れてるうちに再度したくなったらしい。
しょうがないなぁ。と沢山愛してあげた。
「シャワー、浴びてきたらどうです?汗かいてるでしょう」
「一緒に入りましょ、ねえ、いいでしょ?」
ねだる可愛さに一緒に浴びることにした。
シングルの風呂はトイレ一体型だったがスーペリアはちゃんと風呂だ。
「もう、せっかく流してるのに!」
風呂でも少し愛撫して怒られるほどに楽しんでしまった。
ベッドに戻ると先生に早く寝なさいと撫で付けられる。
「明日も早いんでしょう?」
確かに早いけど明日一日くっついたらあとは木曜の夜までお預け、と思うと。
と言ったところ。
「いつもと同じでしょ。火曜にお稽古に来て、木曜にお稽古にくるんだから」
そういえばそうだった。
「でも嬉しいわ、そんなに一緒に居たいって思ってくれるなんて」
「恋人なんですから当然でしょう」
「恋人…」
「違いました? 先生はただの浮気のつもりでした?」
「えっ?あっ違うのよ、拗ねないで!そうじゃなくて恋人って言葉が新鮮だったから」
「ああ良かった、ただの遊び、浮気って言われたらどうしようかと」
「ばかね、そんなわけないじゃない。ほら早く寝なさい」
「はい…」
頭を撫でられていい気分で寝た。