バレた。
ついに八重子先生にばれてしまった。
二人きりになったときにキスをしているところを、
いないと思っていた八重子先生に見られた。
「どういうことなんだい」
奥の部屋で訊問が始まってしまった。
平身低頭、できるだけあっさりと話したがますます怒らせてしまった。
先生も隅で小さくなっている。
「もろ肌脱いで絹のほうを向いて座りな」
晒も外させられた。
シュッと衣擦れの音がしたと思ったら。
ビシャッ!
ぐっ!
ビシッ!バシィッ!ビチッ!
ぐぁっうっあっ…
八重子先生は竹の物差しで私の背を打ち始めた。
先生は青くなって耳をふさいで俯いている。
ビシッ!
背中をみっちり打たれ、思わず前へ倒れる。
あわてて座りなおすもまた打たれる。
のけぞる背にまた1発、2発。
どれくらい打たれただろうか、背中が火のついたように熱い。
皮膚が切れたか、血の垂れる感触がある。
「立ちな」
よろよろと立つと柱のほうへ背をつけるように言われた。
「絹。後ろ手に柱と括りな」
固定されてしまった。
着物の裾を割られ、太ももが露出する。
そこへ…
ビシッ!
ぁっ!
ビシャッ!バチッ!ピッ!
ビシビシと太股も打たれ、真っ赤に鬱血する。
打たれている最中、SMの鞭のシーンがよぎった。
いけない、そっちを考えちゃいけない。
バシッ!
「アッ」
まずった変な声出た。
一回考えてしまったらスイッチが入りそうだ。
でも駄目だ、叩いてるのは先生の親で、見ているのは先生で…
ヒュッバシッ!
「ヒッ ンッ」
「なんだい、変な声出して」
更に叩かれる。
声は我慢できたけど濡れてきてしまった。
このままでは下帯を汚してしまう。
そう思っているのに、叩かれるのに比例して昂ぶってしまう。
「ンァッ」
物差が一瞬股間に当たった。
八重子先生に感じているのを気づかれてしまった。マズい。
「仕置きをしているのになに感じてるんだい」
ぐっと下帯の上から恥丘を掴まれた。
下帯を汚していた汁が八重子先生の手についてしまった。
嗜虐心に油を注いでしまったようだ。
「あ、うぅ、離してください」
「絹もそういったのにやめなかったんだろ、あんた」
下帯越しに敏感なところを弄られる。
絹先生が食い入るようにこちらを見ている。
「み、見ないで」