土曜日、お稽古が終わって咲田さんが来た。
いつものように夕飯を食べ終え、くつろがれる。
お風呂を、と思ったけれどまたこの間のようにされるのかしら、と少し逡巡する。
「おい」
あわてて咲田さんを見る。
「風呂は? 沸かさないのか?」
「あっ、いえ、今沸かそうかと…」
「ん、頼む」
良かった、今日は縛ったりしないみたい。
ほっとしてお風呂に栓をしてお湯を張った。
夫が使っていたシャンプーや剃刀などは捨てられていて、
あの人が持ち込んだものが置かれている。
咲田さんと夫は好みが違う。
夫は私のシャンプーでも使う人だったけれど咲田さんはすっきり系が好き。
見たこともないシャンプーやボディソープを使っている。
私が男の人のものを買わないかもしれないけれど。
お風呂上りにふわりと香るのはシトラスの香り。
洗面所にも見慣れないものが増えた。
これからもっと増えるだろう。夫のものが減って。
夫の匂いが薄れていく。
俺の女、という割にはあの人はお仏壇の前にいるときは声をかけてこない。
なぜかしら。
戸締りを確かめて便所から戻ると風呂が沸いた、と女が呼びに来た。
「一緒に入るか?」
ふと言ってみると女が後ずさる。
まだ早かったようだ。
まぁ、焦らなくてもいい。時間はたっぷりある。
一人で風呂に入り汗を流す。
家だと湯につかったりはせずシャワーで済ませているだけに気持ち良い。
「あの…」
ドアに人影が映る。
「なんだ?」
「お背中、流したほうがよろしいでしょうか…」
「いや、いい」
風呂に誘ったからか。
ソープ技を覚えさせても楽しいが、まだ早いだろう。
すっきりさっぱりと洗って出る。
交代で女が入る。
ちゃんと晩酌の支度がしてあるのが良い。
今日は昆布と椎茸の佃煮。
もしかすると俺がこの間使ったから佃煮にしたのか?
まぁいいけどな、うまいから。
酒がすすむ。
気持ちよくなった頃、女が出てきた。
最近は暑そうな上っ張りではなくレースを羽織って出てくる。
まだ浴衣だけには抵抗があるようだ。
酒の相手をさせるうちに女も程よく酔う。
布団を敷かせるとやはり困った顔をしてこちらを伺った。
「寝るぞ」
「…、はい」
女はためらいつつも布団の中に体を横たえる。
後ろから抱き寄せる。
「あっ…」
馴染ませる様に手を這わす。
「んっ、うぅ」
かすかなあえぎ声を楽しむ。
肝心の所はまだ触らない。
段々と女の息が荒くなってきた。
浴衣の上からもわかる乳首をピンッと指で弾いてやる。
「あぁっ」
「乳首立ててんじゃねぇよ」
「ご、ごめんなさい…あっ、んんっ」
つまんで揉みこむ。
腕を掴んで止めようとする手を振り払い、股間に差し入れた。
「すっげぇ濡れてるなぁ。あんたヤりたいんだろう」
首を振るがクリを軽くタップするだけで良い声で啼く。
逝かさない様に気をつけつつ嬲る。
腰がうねって俺の物に尻をこすり付けてくる。
旦那とは暫くしてないと言っていたから欲しいんだろう。
「したいって言ってみな、入れてやるよ」
女の手で俺の物を触らせる。
我慢強く首を振るが汁はますます流れ出ている。
そのまま暫くじらしていると諦めた様で小さな声で入れて、と聞こえた。
正常位にしてコンドームをつける。
女の視線は俺のものに釘付けだ。
全体的に擦り付けて入り口にあてがうと女の体がこわばる。
押し込む。きつい。
緊張しているのもあるんだろう。
「う~…」
辛そうに声をあげている。
それでもゆっくりではあるが動かしているうちに全体が埋まり、奥に当たった。
「全部入ったぜ」
女は目をそらせる。
暫く馴染むまで愛撫をしてやると中も動く。気持ちいい。
ゆっくりと動かしてやると女も気持ち良いようだ。
探りつつ女が良いポイントを擦ってやると喘ぎだした。
暫く続けていると女が痙攣する。
「おい、もう逝ったのか」
荒い息で頷く。
「俺は残念ながらまだだ。もうちっと頑張るんだな」
注送を繰り返しているうちに女は何度か逝き、苦しそうにしている。
そろそろ逝きたくなって早く出し入れをするとひときわ大きな声を上げ始めた。
「む、うっ」
中で出して引き抜く。
コンドームの始末をした。
疲れて横に転がり、すぐに眠りに落ちた。
[1回]
PR
http://grrr.iku4.com/ni/66