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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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67

懐にディルドを仕舞い、台所に顔を出すともうすぐ終わるから待っててと言われた。
後ろから手を伸ばし割烹着の上から胸を揉む。
「ね、本当に後ちょっとだから。待って。お願い」
耳を齧ると手が止まった。
先生は泡だらけの手で私の腕を掴んで。
「もうちょっとなの、待って、まだ揉まないで、ねぇ」
「洗い物なんて後にしましょうよ。ほら、手を濯いで?」
「だめよあとこれだけ、なんだから」
ひょいと覗き込むと確かにあと皿二枚程度。
「わかりました、待ちます」
手を離して洗面所で腕に付いた泡を洗い流す。
戻ると割烹着を脱いで畳んでいた。
その腕を取って台所の壁に押し付けてむさぼるようにキスをする。
身八つ口から手を差し込んで胸を揉むとちょっと怒ったようだ。
「脱ぐの、待てないの?」
と先生が聞いてきた。
「うぅ…待ちます、待ちます、脱いでください」
先生の手を引いてベッドのある部屋に連れて行き脱がせる。
もどかしい。
すべてを脱がせ、胸を強く揉みしだく。
「んっ、ちょっと痛いわ」
「あ、すみません」
がっつきすぎた。
「あ、ねえ、山沢さん。後ろ向いて?」
「は?ああ、はい。なんですか?」
先生に背を向ける。
「手をこちらに出してくれる?両手」
後ろに手を突き出す。
「腕を組んでみてくれる?」
柔軟性?
肩硬いんだよなあ。
っておいおいおいっ!
「ちょなんで腕縛ってるんですか!」
「だって山沢さん、今日力いっぱい揉むから痛いんだもの」
だからってなんで縛る!
「次のとき怖いかなーって思いませんか、どうなんですか?」
「んー、そうねー。怖いと思うわよ?でもねえ。
 逆に山沢さんがどこまでいけるのかなーとか思っちゃったりするのよね」
「まさかあなた、昨日の今日で手を出すつもりですか?
 報復、昨日よりひどくなることわかっていて?そうだとしたら…マゾですね」
「…やめておくわ」
「そうしてください。私とて怖がらせるのは本意じゃない」
「でも腕はこのまま、ね?だってさっき胸痛かったのよ」
「優しくしますから解いてくださいよ」
「駄目よー」
先生からキス。舌を絡めようとしたら離されて。
乳首が口に触れるか触れないかのところに来て頑張って舌を伸ばす。
「なんで焦らすんですか…」
一膝進めてかぶりつこうとするが一膝引かれて。
くっ。縄を解け。
ぎりぎり一杯のところで舌が触れる。
少し舐めているとまた離される。もっと近寄って欲しい。
「山沢さん、腰を下ろして」
言われたとおり座り込むとちょうど翳りのあたりに届きそうだ。
すでにしっとりと湿っているのがわかる。
顔を近づけて舐めると上から好い声が聞こえる。
きゅっと太腿で挟まれていい感じで舐めているとぱっと離れられた。
うー、もっと好い声聞きたい。
「ねえ、腕の。外してくださいよ」
「そうねえ。痛くしない?」
「しませんから、ね?」
「その前に…」
うっ!痛てっ。胸を掴まれた。
「これくらい痛かったのよ」
ついでのように乳首を弄られて勃ってしまった。
「だからって摘むのはやめてくださいよ」
くすます笑いながら腕を縛っている紐を外された。
「乳首、立っちゃったわねぇ。ねえ、本当に出来ないの?」
「なにをです?」
「山沢さんが私にしてるようなこと」
「うー。できなくはないけれど本当に嫌なんで。というかしたいんですか?」
「あ、そうじゃないのよ。そんなにいやだったのねえ」

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66

もう少しうつらうつらとまどろんでいるとおいしそうな匂いがしてきた。
衣擦れの音がして、ギシッとベッドが沈む。
先生がかがみこんできて私にキスをする。
「山沢さん、起きて。ご飯できたわよ」
んー。やってほしかったことをやってもらえた♪
1.キスで起こされる 2.ご飯の声で起きる
ツボを押さえてるが多分これ、わざとやってないと思われる。
目を開けると割烹着のまま、ちょっと残念かな、脱いでたら引き寄せたが。
割烹着じゃ引き寄せたらいかんな。
「起きないと乳首咬むわよ」
うわっ、慌てて起きた。これはさすがに予想外。
「なんちゅうこと言うんですか、あなた」
先生はくすくす笑って浴衣を渡してくれた。
「だってなかなか起きないんだもの」
はいはい、起きましょ起きましょ。浴衣を着て食卓に着く。
今日のメシは昼に持って帰ってきた石鯛メイン。
お造りと青梗菜の胡麻和えときんぴらと…大根葉かなあこれは。かぶ葉?
あんかけで仕立ててある。それとお味噌汁。
おいしそうだなあ。
いただきます!と食べるとあんかけはほんのり生姜風味で。大根葉だこれ。
お揚げさんと大根葉ね。うまいな。
にこにこしてがっついてたら先生もにこにこしている。
「どうしました?」
「作ってて嬉しいわ、そんな風に食べてもらえると」
「あー作ったのに手もつけられてないとかすっごい嫌ですよねえ。
 先生のメシうまいってのもありますが、先生が作ってくれてるのも嬉しくて」
「ねえ、先生って呼ぶのやめない?名前で呼んでくれていいのよ」
「いけませんよ、うっかり稽古のときに呼んだらどうするんですか」
「あら…それは困るかも」
「でしょう?普段の言葉って出ますから」
「私と一緒のとき、たまに俺って言ってるわよね、山沢さん」
あー。そういえば言ってるな。
「気をつけます」
「あら、うれしいのに」
ん?
「だって私には素でいてくれるわけでしょ?」
ああ、そういうことね。
「完全に素になったのは見せませんよ。絶対」
「見てみたいわー」
「見せません」
きっぱり!
素はいかん、素は。
先生はいたずらを仕掛けようかなあ、という顔をしている。
「顔に出てますよ。悪巧みしてるでしょう」
「あらやだ、わかっちゃう?」
「わかりますって。駄目ですよ」
さてと。
「ごちそうさまでした。うまかったです」
「足りたかしら?」
「いえ、もう十分腹いっぱいです。足りてないのはこっちですかね」
と先生の手を掴む。
「あらあら。洗い物片付けてからね?」
「はい、あ、俺がやりますよ、洗い物くらい」
「うーん、それより昨日の…道具片付けてくれないかしら。お願い」
ああ。忘れ去ってた。見るのも嫌だろうなあ。
「わかりました、じゃ洗い物頼みます」
台所まで洗い物を運び、それから洗面所に向かう。
タオルをしまい、乾いているか、洗い残しはないか点検。
うん、大丈夫そうだ。
3本とも持って道具部屋に戻りしまいこむ。
あとこの極太君もしまっちゃおう。凶悪すぎる見た目が。
あ、縄。和室に置いたままか。
和室へ行くと隅にきちんとまとめてあった。
…どんな顔で纏めたんだろう(笑)
縄を持って道具部屋に戻って片付ける。
しかし、道具使わせてくれたらなあ…あれ使えばもっと肌を合わせてる気分が出るのだが。
と見るのはストラップレスディルド。
L字になってる短いほうを私の中に収納して固定して長い方でえぐるもの。
まあ、自分も入れるのは苦手なので人のことは言えないが。
とりあえず触らせてみるか。

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65

「ここでいいですかね?ベッドの上のほうが良い?」
「いやよ、ここは……ベッドが良いわ」
はいはい。
「先、部屋いっといてください。手を洗ってきます」
手を洗って部屋に戻ると、ベッドに先生が裸で恥ずかしげに仰向けでいる。
着物は脱いで衣桁にかけてあるようだ。
私は浴衣を脱ぎ捨て、先生に覆いかぶさる。
まだ少し怖がってるようだが…。
「やめましょうか?」
「あの…優しくしてね、お願いします…」
「激しくは駄目?」
耳まで真っ赤にしてる。
「可愛いな。わかりました、優しく心がけましょう」
軽くキスして、昨日の縄の痕、着物で出来た肌の痕、そんなものの上に指を走らせて。
「…………ねえ、山沢さん?
 若くはないわねえって思っちゃうからあんまりそういうの、意識させないで」
ぶふっ(笑)
「す、すいません、つい、笑っちまって…ああ、もう。
 そんなの俺の前で気にせんで下さいよ。
 それに次の日に持ち越してるのは縄の痕だけでしょう?」
「そうなんだけど…」
「縄の痕なんかはね、残ってるほうが俺は嬉しいな」
「どうして?」
「だって俺がつけた痕じゃないですか。…あれ?
 あなた今日、朝買物行きませんでしたっけ。これ、どうしたんです?隠せました?」
「ああ、そうそう。山沢さんのシャツ借りたの…黒の。あれ凄く伸びるのねえ」
あーなるほどあれならカバーできるね。コンプレッションシャツ。
「見せ付けたらよかったのに」
「やぁよ、恥ずかしいわ」
「俺のもの、って感じがして俺はうれしいですけどね」
キスをしなおて、胸をやわやわと揉み、乳首に軽く歯を当てる。
わき腹をそっと撫で、くすぐったそうにしているのを楽しむ。
徐々に下のほうに顔を埋めて行き、太腿やお尻を撫でたり揉んだり。
緩く、やわらかく愛撫をしてすっかり濡れそぼつ襞の中へ指をうずめる。
激しくならないよう丁寧に優しくを心がけ、時間をかけて中を刺激すると逝った様だ。
先生が幸せそうな顔をして微笑んでいるのを見て幸せな気分になる。
「ねぇ、もうすこし激しくてもいいわよ?」
「そうですか?じゃあ…」
中の好いところをを少し重点的に。
声が沢山出て。
しがみついてもらえて。
嬉しいなあ。
そのまま幸せたっぷり感じて、寝てしまった
もぞ、と動く感覚で目が覚めて。
あーいい昼寝だった。
先生が起きようとするのを抱きしめて阻む。
「駄目よ、夕飯の支度しないと」
「外に食いに行きましょうよ、もうちょっとこのまま、ね?」
「からだに悪いわよ、いつもじゃ」
「あなたがいるときだけです、普段はしてませんよ。だから。一緒にいてください」
「駄目よ。もうちょっと寝てなさい。支度してくるから」
そういって先生はキスを落として着替えてしまった。
残念。

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64

うん、やはりうまい。
先生も何か言いたそうだが何をどう言えばいいのか、という感じなのだろうか。
メシはうまいが、雰囲気は微妙なまま。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまです、うまかったです」
「あの…。居てもいいかしら。書置き…」
「帰れって意味じゃありませんよ。怖いんでしょう?まだ」
「…怖いけど」
「でしょう。だったら帰ったほうが良くないですか?」
「そんなこといわないで…。その…怖くないようにしてほしいの」
うん?
「あの、ごめんなさい。謝るから。優しくして…くれないかしら。だめ?」
「駄目じゃありませんよ。あなたがああいうことをしたから怒っただけで…。
 本当はできる限りあなたには優しくしたいとは思っているんです」
先生はほっとした表情になった。良かった。
「私こそ、申し訳ない。嫌がってたのに酷いことをしました」
そっと先生が手に触れてきた。
「次からは道具使わないでくれる?」
「あなたが変な事しなければ、ですね」
「もう懲りたわよ」
照れた表情で食器を台所に持っていくのが可愛い。
私は食卓を拭き、使わなかった皿を片付けた。
暫くして洗い物を終えた先生が来て、私の横に座り寄りかかってきた。
そっと撫でているとキスされた。
「キスはしていい?」
「ええ、キスは良いですよ。
 そうですね、懐をまさぐるくらいはかまいません、我慢できますから」
「えぇっ、我慢なの?」
あまり嬉しくはない。密着したいと言うのはあるが。
「そろそろ抱いて良いですか?」
「あ…うん、お願い…」

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63

「さて。歩けますか?」
首を振る。
仕方ないな。担ぐか。
先生に手を掛けるとビクッとしている。あ、怖がってるな、これは。
担いでベッドにおろした。使った道具を片付けねば。
手を離すと袖をつかまれた。ん?
「あの、いかないで…」
「怖いんでしょう?」
…しばし無言。
手が離れた。
部屋を立ち去り先ほどの道具を洗う。
ざっと拭いて洗濯機の上に並べる。
そのまま仕舞って乾かなくてカビが生えても嫌だ。
よく手を洗ってから、台所の洗い物の続きをする。
眠くなってきた。
うーん、まあ寝てもいい時間だが。
書置きを作って、明日帰りたければ帰ってよい旨、鍵、電車賃などを出しておく。
こんなものか。
部屋に入ってベッドに腰掛けると先生がびくびくしている。
苦笑して逆側、先生に触れないように布団に潜り込み、すぐに電気を消した。
「おやすみなさい」
「おやすみ…なさい」
先生の返事が返ってきて、私はさっさと寝た。

起床時間。
ベッドから出ようとすると、もう?と先生が聞いてきた。
言葉少なに返事をしてとっとと出勤をした。
会社から帰りたくないなあ。なんて。
帰宅してみると鍵が開いて、おいしそうな匂い。
あ、れ? 帰らなかったのか。
「おかえりなさい」
「…ただいま。どうしたんです?帰らなかったんですか?」
「その…昨日はごめんなさい。怖くなっちゃって。
 もうすぐご飯できるからお風呂入ってきて貰えるかしら」
はいはい、とりあえず浴びてこよう。
洗面所で脱ぐ、なにか違和感。
洗濯機の上にタオルが掛けてある。
…ああ。
昨日の道具の上にタオル(笑)
風呂から上がって浴衣を身にまとい、台所に顔を出す。
粗方できているようなので食卓を整えて、出来ている物から出して行く。
うまそうだ。
昨日の残りは朝食べてしまったらしい。
野菜類は朝方買い物に行ったそうだ。
ご飯をよそってお茶を持って先生が来た。
まずはご飯をいただいてから、ということのようだ。

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