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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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endイメージ

バレて出入り禁止になったあと、山沢は隣の市の先生についている
女性らしく着物を着て髪を伸ばして。
今の先生は飯島先生とはお知合いだが、なぜ移籍したのかはお知りではない。
山沢は男の点前を封印し、女のお点前をのみお稽古している。
真面目で物静か、お点前の覚えもよく上手な生徒、無口という印象だ。

そんなある日の稽古。
上のほうの先生が出張稽古に来られた。
そう、講習会の講師の先生だ。
こちらを見て首をひねっている。
「君。確かいつだったかの講習会で飯島さんと一緒にいた方だね?
 なに?こっちに移ったの?」
「はい」
それ以上は何も聞かれず、移籍はよくあることらしい。
お稽古が始まった。
私の番が来る。
「山沢さんは男で行之行、濃茶、拝見」
講習会でやったやつだ。
色々と思い出してしまうが、スムースにお茶を点て、出す。
照りもよい。上の先生が一口飲まれる。
すぐに茶碗を返された。
お仕舞いの挨拶があり拝見もなく仕舞う。
次客に座る先生は何で?という顔をされている。
すべてを水屋へ仕舞っていると、先生が上の先生にお伺いを立てている。
「なにか不都合でもございましたでしょうか…」
上の先生は苦笑する。
「湯の温度も練りもよろしい。点前もよろしい。問題ありませんよ」
稽古場は少しざわついたままお稽古は進む…
見学の場に戻ると、「今日は帰りなさい」と上の先生がおっしゃる。
すぐにお先に失礼します、と先生宅を出た。

練ったお茶には精神状態が出る。
どんなに綺麗に点ててあるように見えても、あのお茶ではわかる。
山沢は山に分け入る。人が来ないところで落ち着きたい。

そう、山沢はまだ絹に心を残している。
風の便りに噂を聞いては落ち込み、茶会へ行けば来ては居られぬかと探してしまう。

山沢は稽古場ではできるだけ真面目にお稽古をしているつもりだ。
だが今回のように思い出されてしまうことがある。
これまではそんな状態で点てた茶でも、飲む人は生徒さんで気づかれなかった。
さすがに上のほうの先生にはわかってしまうようだ。
少し開けた岩場につき、風呂敷を広げて座る。
バッグから喫煙具を出し、一服つけようとするが火がなかなかつかない。
山沢は苦笑し、あの日のことを思い出していた。


その日は展覧会を見に行く予定だった。
先生宅に一度寄ってから二人で行く、そういう予定であった。

「おはようございます」
そういって玄関を開けると八重子先生が出てきた。
「山沢さん。来なさい」
なんだこの緊迫感…。
居間につくと絹が青い顔をしている。
まさか…!
「説明してもらうよ。絹と何をしていたんだい?」
私も一瞬で青くなる。
「ええと、あの、なにをといいますと…」
言った瞬間、顔を張られた。
「絹とsexするなんてふざけた事をしておいて、何がはないだろう!?」
やっぱりバレか!
「も、申し訳ありません!」
平身低頭、これしかない。
「どういうきっかけでそうなったんだい」
酔ってほとんど意識のない状態を襲ったこと、その後は脅したこと、
すべて主体は私で絹先生からそういうお誘いはなかったことなどを話す。
完全になかったとはいえないが、そこはそれ。
俺が無理を押したことにするほうが角は立たない。
ああ、八重子先生怒ってる。どうなるんだろ私…。
「山沢さん、あんたは出入り禁止だよ! 絹、あんたは外出禁止!」
つまり会うなってわけですか。
デスヨネ。
山沢は追い払われるように先生宅を出た。
絹先生は見送るのも禁止され、叱言を食らっていたようだ。


思い出すだに、折檻を食らってでも続けたかったあの日々がつらく悲しく、懐かしく。
そして会えない日々を暮らしている己が情けなかった。
山沢にもう少しの思い切りがあれば駆け落ちをしただろうか……。

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これ、最近見つけたいいもんなんですよ。
触ってみて、ほら、やわらかいでしょう?
これね、膣圧でこっちのほうが締まるとほら、こんな風に硬くなるんです。
で、硬くなったこいつが膣圧で締められると、こっちのほうはバイブするんです。
ね、いいもんでしょう?
これを私に仕込んで、と。
ほら、舐めてください?
え、フェラしたことがない?教えてあげますよ。
そう、まずは先端を舐めて、そう、そうです。
手はこう、いいですね、その感じです。
そう、うん、そろそろ銜えてください。
動かしますよ?
あ、むせた?大丈夫ですか?
ほら、もう一度銜えて?
そう、そう、ほら、鏡見て、エロくないですか?
これが入るんですよ?あなたの中に。
硬くなってきた?
そろそろいいですね、入れましょうか。
ほら、仰向けになって?
ふふ、あなたの体も準備はできてるようだ。
いれますね、んっ、ふっぅっ。
奥まで入りましたよ。
ゆっくり動かしますよ、良いですね?
ああ、いいですね、しっかり絡み付いてる。
中で硬くなってる?
そうでしょう、あなたが感じてくれてるからですね。
あなたのここ、たまらない。
そんなに早くしないで?むりですよ。気持ち良い。
あなたももう逝きそうですか?
私ももう駄目です、一緒に逝きたい。
っく、うっ。はぁ、ああ、はぁはぁ…。
ふふっ、一緒に逝けましたね。
もう一度、しましょう?今度は後ろからしたいな。

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16

翌朝。
今日は先に先生が起きたようだ。
風呂を使う音がする。
外は良い天気だ。
うんとひとつ伸びをして浴衣を脱ぎ捨てた。
カラリと風呂の戸を開けると先生は露天風呂に入っている。
綺麗だなぁ。
「おはようございます」
「おはよう」
露天のほうへ声をかける。
私もシャワーを浴び、露天風呂につかることにした。
綺麗だなぁ…キラキラ光る湯と、先生と。
「先に上がるわよ」
見とれているとあがられてしまった。
私が上がる頃には身づくろいを済ませ、布団を整えていた。
私もざっと浴衣を羽織り、脱ぎ捨てた浴衣を畳んで布団を整える。
和室に私が出た頃にはお茶を入れておられた。静岡茶だ。
どうぞ、とすすめてもらって飲んだ。うまい。
茶葉が良いのか、先生が入れるのが上手なのか。
少しニュースなどを見ると食事の時間になった。
食事処へ行き洋食の朝食をいただく。
ごはんとおかゆを選べる。先生がおかゆを頼んだ。
私はごはん派だ。梅干食べたいし。
デザートとコーヒー。
チェックアウトの時間と電車の時間を決める。
昼のお稽古に間に合うように帰らなきゃいけない。
少し早いチェックアウトになる。
部屋に戻って常着に着替え、荷物を作る。
フロントに電話し宅配を頼む。
ぱたぱたと支度を済ませ、小一時間ほどゆっくりできそうだ。
お茶を頂き、テレビを見てまったりする。
「もう帰んなきゃいけないんですねぇ」
「そうねえ」
ゆったりと時は流れるがそろそろ時間ではある。
「帰りましょうか」
そう言って手を取ると少し照れている。
草履を出して履かせる。
忘れ物はないか確認してフロントへ。
チェックアウト。
駅まで送ってくれるとのことで私は助手席へ、先生は後部座席へ。
私を後部座席の奥へ、という誘導だが、酔うのでと断った。
新幹線に乗り、帰路へつく。
旅も終わり、だ。
乗車中、私が手をずっと握っているのに何もおっしゃらなかったが、
一駅前になり、そろそろ気を入れ替えないと、と先生モードに入られてしまった。
降車後、軽いお昼を駅で取ってタクシーで先生のお宅へ。
「ただいまぁ」
「戻りました」
「はい、お帰り。生徒さんもう来てるよ」
そのままお稽古に投入されてしまった。
本日は花月の逆勝手。足がわからなくなる。
左側がお客さんなわけだから~上座はあっちな訳で…
などと悩み悩みの稽古時間が過ぎ、やっとお稽古終了。
八重子先生にお土産を渡して展覧会や起雲閣の凄かった所などを話し、辞去した

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バレた。
ついに八重子先生にばれてしまった。

二人きりになったときにキスをしているところを、
いないと思っていた八重子先生に見られた。

「どういうことなんだい」
奥の部屋で訊問が始まってしまった。
平身低頭、できるだけあっさりと話したがますます怒らせてしまった。
先生も隅で小さくなっている。
「もろ肌脱いで絹のほうを向いて座りな」
晒も外させられた。
シュッと衣擦れの音がしたと思ったら。
ビシャッ!
ぐっ!
ビシッ!バシィッ!ビチッ!
ぐぁっうっあっ…
八重子先生は竹の物差しで私の背を打ち始めた。
先生は青くなって耳をふさいで俯いている。
ビシッ!
背中をみっちり打たれ、思わず前へ倒れる。
あわてて座りなおすもまた打たれる。
のけぞる背にまた1発、2発。
どれくらい打たれただろうか、背中が火のついたように熱い。
皮膚が切れたか、血の垂れる感触がある。
「立ちな」
よろよろと立つと柱のほうへ背をつけるように言われた。
「絹。後ろ手に柱と括りな」
固定されてしまった。
着物の裾を割られ、太ももが露出する。
そこへ…
ビシッ!
ぁっ!
ビシャッ!バチッ!ピッ!
ビシビシと太股も打たれ、真っ赤に鬱血する。
打たれている最中、SMの鞭のシーンがよぎった。
いけない、そっちを考えちゃいけない。
バシッ!
「アッ」
まずった変な声出た。
一回考えてしまったらスイッチが入りそうだ。
でも駄目だ、叩いてるのは先生の親で、見ているのは先生で…
ヒュッバシッ!
「ヒッ ンッ」
「なんだい、変な声出して」
更に叩かれる。
声は我慢できたけど濡れてきてしまった。
このままでは下帯を汚してしまう。
そう思っているのに、叩かれるのに比例して昂ぶってしまう。
「ンァッ」
物差が一瞬股間に当たった。
八重子先生に感じているのを気づかれてしまった。マズい。
「仕置きをしているのになに感じてるんだい」
ぐっと下帯の上から恥丘を掴まれた。
下帯を汚していた汁が八重子先生の手についてしまった。
嗜虐心に油を注いでしまったようだ。
「あ、うぅ、離してください」
「絹もそういったのにやめなかったんだろ、あんた」
下帯越しに敏感なところを弄られる。
絹先生が食い入るようにこちらを見ている。
「み、見ないで」

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15

食事処に行く。
今日は料理を量より質に変更してもらった。
地魚うまいなあ。こりゃコチか。夫婦仲良く釣れる魚だな。
ムーンテラスといい、コチといい、なんかついてるなぁ。
今日の酒は初亀の純米吟醸を一合ずつ。
部屋にはまだ昨日の酒があるので注文はしない。
飯も酒もうまかった。
部屋に戻って昨日の酒を出す。
今日はグイノミだけ。あまり酔わさずに食ってやろ。
横に座り、先生のグイノミにつぐと、くいっとあけられた。
もうひとつ勧め、口をつけられた時点で先生の胸をなぶりはじめた。
「あっ…だ、だめ…」
「酔わないとできないって言うんでしょう?」
大胆になりにくいよね。でも今日はほぼ素面で大胆になってもらうんだよ。
じゃないと日帰りでできないしね。
頬染めてすんごく我慢してる。それなのに漏れる声が可愛い。
大事に、丁寧に快感を追う。
昨日責めたところや、新たに見つけたポイント。
我慢が崩壊して、声が出てきた。よしよし、良い感じだ。
腰が動いてる。エロいな。次の機会があればディルドぶち込んでやろう。
いった後、一瞬現実に帰るらしくすごく恥ずかしそうだ。
素面の時にある、この抵抗感もすばらしい。
今日は疲れて寝ちゃうところまではやらない。
素面で現実に帰った後の会話を楽しみたいが…。
を、戻ってきた戻ってきた。
軽くキスをする。
「ひどいわ…」
なじられた。
「でも声、結構出てましたよ」
「ばか」
「戻ったらしばらくできませんね…もっとあなたを抱きたいのに」
恥ずかしがってるが、体は逃げてないからな。
もっと開発していつかはおねだりされてみたい(野望)
「展覧会…」
「そうですね、展覧会、もっと調べて行きましょうか。2泊3日くらいで」
「そ、そんなつもりでいったんじゃないのよ」
おー焦ってる焦ってる。
「ふふ、日帰りでも沢山行けば泊りがけも行きやすくなりますね」
恥ずかしがっているが、どんどん連れ出そうと思ってる。
「そのうち日帰りでしましょうね」
「そんなの、ばれちゃうわ…」
「バレたら八重子先生にどつかれるかな…でも私はあなたが好きだから」
どつかれても嫌われてなければ忍んででも逢いに行くさ。
不倫、か…。
「本当は、独り占めしたいんですよ?このままどこかに攫って行きたい」
「だめ…」
「わかってますよ、あなたには家族がある」
その後しばらく話しているうちに眠くなったようだ。
「そろそろ寝ます?寝不足で帰るわけに行かないでしょう?」
「そうねえ、寝ましょうか」

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