忍者ブログ
百鬼夜行抄 二次創作

let

伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

461

朝方目覚めて、先生がトイレと風呂をねだる。
立てない、か?
「風呂でしたらどうです」
「嫌よ、ばか…朝から」
「あ、いや面倒くさくないかと思っただけで。他意はありま…す」
「あるんじゃないの、ばかっ」
乳首抓まれた。
痛いっちゅうに。
苦笑して、トイレに行きたそうな先生を抱きあげた。
裸のまま下ろして座らせる。
顔を赤くして恥ずかしがりつつ、小水。
「拭いてあげましょうか」
「いらない…見ないで」
流してから抱き上げ、風呂へ。
膝の上に乗せてシャワーをかけつつ、体のあちこちをなぶると気持ち良さそうだ。
風呂場の中は声が響いて恥ずかしそうだ。
そんな姿が可愛らしくてついつい逝かせるまでしてしまった。
ぐったりした先生が体勢を入れ替えようとした時、俺の股間に手が当たった。
「ん? あら、こんなになってる…」
「はいはい、俺のは触らなくて良いから」
「いいじゃない」
俺の肩に手を掛けてキスしてきた。
「Hだな、あなた」
「昨日のってあなたに入れたら…」
「却下」
「だめかしら?」
「駄目ですよ。サイズにも問題大有りですし」
「じゃ久さん用に作ったら」
「却下、あなたのボディサイズ採寸とか誰がさせるか」
「採寸? 久さんあなた他の人に触らせたの?」
「イテテッ、爪を立てるな、そこは駄目だって、痛いって」
「どうなの?」
「しょうがないだろ、セミオーダーだと擦れたり当たったりするんだから」
「他の人に触らせたなんて…お仕置きよね」
ギリッと爪で抓まれて唸った。
乳首にも歯を立てられて血が出たがそれを見て嬉しそう。
やっぱS入ってるよなっ。
血がついたままキスしてきて、鉄臭い。
反撃、開始。
股間に伸びてる方の脇をくすぐったり乳首を弄ったりして手を外させた。
そのまま2回逝かせて完全に脱力した先生を洗ってベッドに転がす。
多分また寝るだろう。
俺は居間で噛まれたところの手当てをして軽く物を食って添い寝した。

拍手[0回]

PR

460

座布団に座ってくつろいでると寝巻きに着替えて俺の横へ座った。
そっともたれてくるのも可愛いわけだが。
先生の家だと寝間じゃないのにこんなこと出来ないからな。
「ね、先生。今日はアレ使って良いかな」
「…どれ?」
「どれだと思いました?」
「縄とか痛いのとか熱いのとかなら嫌よ?」
「そっちでも良いですが今回はペニバンですね」
「仕方ないわね…。痛くしないで頂戴よ」
渋々、と言う表情だ。
多分痛くない、と思うけど。今回は。
新作なんだよね。
特注品。俺と先生のための。
お腹がこなれるまで先生を撫でてまったりと過ごす。
先生からキスしてきた。
「ねぇ、するならしましょ…」
どうやら焦らされてるような感覚だったようだ。
「着替えるからベッドで待っててくれるかな」
眉間に皺、どうした。
「いいじゃない、このままで…」
「ん? ここでいいの?」
「それは、いやだけど…ん、ぁ、ここで、するの?」
「待てないならね」
ちょっと玩んでると、荒い息の中から待つから、と聞こえてきた。
「ふふ、じゃ待ってて」
ベッドに下ろして部屋を出る。
スウェット上下だったのを寝巻に着替え、ペニバンを装着した。
「ただいま。お待ちかね?」
顔を赤くしている。
キスすると抱きつかれてベッドに引き込まれた。
やっぱり時期だね、土曜は彼岸の入り、ということでしなかったのも有るかもしれないが。
俺も楽しみ、先生も楽しませつつ軽く逝かせてそろそろいいかな。
コンドームをつけてゆっくりと押し当てる。
少し入れては出し、なじませるように動くと先生の声が少し漏れる。
「どう? 痛くない?」
「ん、大丈夫…」
ほぐれてきたのでぐうっと奥まで。
当たる感触と共に太腿が先生の尻肉にぶつかる。
「んっ」
「大丈夫?」
頷くのでゆっくりと腰を使う。
気持ち良さそうだ。
暫くするとなじんできて少し激しくする。
声が高くなってきた。逝くようだ。
足が絡まり、ぶるりと身を震わせる。
弛緩。
息が整うまでそのまま待った。
「な、に…どうして?」
「そんなに気持ちよかった?」
「すごかったわ…」
「そりゃあよかった、金を掛けた甲斐あるなぁ」
「どういう事?」
「あなたの形にあわせて作ったんですよね、こいつ」
「えっ…やだ、そんな…」
「あ、いやあなたの名前渡したわけじゃないよ? 形とかサイズとかオーダーしただけ」
動くと気持ち良いらしく、喋ってるだけでも感じるようだ。
そりゃ一年かけてどこが良いとかきっちり当たるようにしてあるからな。
地味に気持ちよくなるから却って動かないほうが辛そうだ。
もう一度腰を動かすと軽く奥に当たる感触があり、腰を押し付けると先生が啼く。
先をこすりつけるような動きをすると簡単に逝った。
「なんで…これっ」
軽く出し入れして再度逝かせる。
辛そうだから一旦休憩を入れよう。
抜いた時の喘ぎ声も可愛い。
ぽっかり開いた所から白濁した粘液、本気でよかったようだ。
勿論ペニバンにもたっぷりと汁がついている。
先生に見せ付けると恥ずかしそうだ。
一旦ゴムを取った。
「触ってごらん」
透明のぷるんぷるんとした素材。
芯はある。だけどどの体位でも痛くないように作ってある。
ディルドとの違いはリアルじゃないことだ。
装着するベルトもきっちり俺に合わせて作ってあり、擦れて痛い事もない。
先生は恐る恐るだが触って、その感触が面白いようだ。
ぷらんぷらんと振って遊んでる。
「舐めてみる?」
「えっ、そんなの恥ずかしいわよ」
「いいから舐めてみなよ。ほら、ソフトクリーム舐めるみたいにさ」
おずおずと舌を這わし始める。
いいねぇ、初々しい。
ある程度唾液で潤ってきたので頬張るように言った。
「歯を立てずに。そう」
うぅ…ぞくぞくする。征服感。たまらん。
ちら、と上目遣いに見る。可愛い。
押し込もうかと思ったが最初に嫌な思いをさせては次が困る。
疲れてきたようだから解放してあげた。
「入れたくなった?」
パッと先生の耳が赤くなる。
「後ろから入れるから膝を突いて」
補助しつつ後背位を取る。
今度は前戯は要らない。
膝が崩れ落ちるまで十分に啼かせて楽しんだ。
二人とも汗だくだ。でも俺も風呂につれて入る体力がない。
そういうわけでペニバンを外して横に転がり先生の背をなでる。
荒い息が徐々に落ち着いたものと変わり、ついに寝息に変わった。
おやすみなさい。

拍手[1回]

459

そうしていつもの日々を送り、日曜日。帰る前に提案した。
「明日の夜からうちに来ませんか」
先生はそろそろ生理前、性欲が上がっているようだしここらで一度沢山責めたい。
「え、あ、考えておくわ」
指で先生の唇に触れる。
「っ…」
顔を赤らめて、可愛い。
「じゃ、また明日」
こく、と先生が頷き、別れた。
さて明日うちに来るのかなぁ。来ない可能性もあるよね。
来なきゃ火曜に俺がまた行くだけだ。
帰宅して寝て、翌朝出勤したが明日も休みと言うことでそれなりに荷が動く。
と言うことで少々疲れて家へ戻る。
さすがに今日は稽古日だから朝からは来ないはず、と思ってはいたが。
ひんやりした無人の部屋はむなしく、着替えて飯を食いに出た。
天玉丼を食べて温まり、帰宅する。
床暖を入れた。
温まり、腹も膨れて眠くなった。
来るか来ないかわからん、寝よう。
熟睡して良い匂いで目が覚めた。
ご飯と、味噌汁の匂い。
ぼんやりしてたら先生が起こしに来た。
「あら、起きてたの? ごはんよ」
引き寄せてキスする。
「こら、もうっ。だめよ」
コツン、と額を叩かれて食卓に着く。
先生の作る夕飯を久しぶりに頂く。うまい。
身にしみる気がする。
幸せ。
「今日はお稽古どうでした?」
「連休の間でしょ、お休みの方が結構多くて。お母さんと二人でお夕飯作っちゃったわよ」
「そんなに少なかったんですか」
「そうなのよ。連休って考え物ね」
「俺はあなたと一緒にいられるから連休、好きですけどね」
「あら」
頬染めて可愛い。たまらん。
ご馳走様をして洗い物をする。
「ねぇ終ったらお濃茶点ててくれない?」
「俺じゃおいしくないんじゃ…」
「良いの」
「はいはい、じゃ良い抹茶使いましょう。昨日送ってきたので」
苦笑して新しい缶を開ける。
お家元好み、という物だ。
湯を沸かし茶筅通しをしてから立てる。二人分。
練り練りと練ってだまがないようにした。
茶筅は別の茶碗につけ置き。
飲んだあとそのまま一戦に及んだ時を考えて。
「どうぞ」
先生飲んで、どこのか聞いてきた。
雲門の昔、と答えるとなるほどと言う顔をされた。
「点てるの、下手でもそれなりにおいしいと思いまして」
「一個だけ送ってもらったの?」
「ええ。京都にいた頃注文したらここの人が配達してくれましてね。それからかな」
もう二口飲まれて俺に渡された。
少しぬるくなって飲み易い。
幸いだまもなかった。
「着替えてくるから漱いでおいてね」
「はい」
和室に先生が行った間に洗う。
さて、今日はどうしてやろうかな。

拍手[0回]

458

明け方、少ししたくなってしまって軽く抱いて叱られた。
二度寝して少し寝坊したものの、許容範囲のうち。
昨日作ったものもあり、朝食は間に合った。
先生を起こして食卓を囲む。
「律、昨日何時に帰ってきたの?」
「12時半くらいかな。鍵かかってた」
「ごめん、つい」
「あ、いえ。おばあちゃんが持って出ろって言ってたから」
「孝弘さんの夜食片付けてついうっかり鍵かけちゃったんだよね、ごめんね」
「おかわり」
相変わらずよく食うな。
食事を終えて今日は八重子先生と律君はまたお出かけ。
先生と孝弘さんは特に用もなく。
その辺でごろごろする孝弘さんに先生がタオルケットを渡している。
でも先生もまだ眠たげだ。
「あんたもうちょっと寝てきたら?」
「んー、そうね、そうするわ。久さん、お昼お願いね」
「はい」
八重子先生がちょっと驚いた顔している。
どうしたんだろう。
「あー、えーと。ちょっと着替えるの手伝ってくれるかい?」
「はいはい、部屋ですか?」
ついていって八重子先生の手伝いをする。
「さっき、あの子あんたのこと…下の名前で呼んだだろ。驚いたよ」
「ああ、たまに呼ばれますよ」
「そうなの?」
「ええ、眠い時とか、甘えたい時は割と」
うーん、という顔をされてしまった。
俺は別にどっちで呼ばれてもも良いんだけどね。
帯を締める手伝いをして、それから八重子先生がお出かけされた。
洗濯物を干し、茶室の掃除をして一服。
さて、お昼はなに作ろうかな。
あ。鮭、あったな。冷蔵庫を漁るときのこもある。
チャンチャン焼きにしよう。
それとつけあわせに里芋でジャーマンポテトでも作るか。
ご飯を炊いておかずを整えてから先生を起こした。
「お昼、食べませんか」
「ん、もうそんな時間?」
「はい。早く起きないと孝弘さんが全部食べちゃいますよ?」
「あら、それは困るわね」
先生はお布団から這い出して着替え、その間に俺は布団を片付けた。
食卓に戻ると早くも半分くらいおかずが消えてる。
「おかわり」
「はいはい」
よそって渡す。先生の分と俺の分も。
「いただきます」
「あら。里芋。イカと炊こうと思ってたのに…」
「う、あとで買ってきます」
「いいわ、他にも買うもの有るから一緒に行くわよ」
「まんじゅう」
「あらお父さん、お饅頭切らしてました?」
「じゃお昼食べたらすぐ行きます?」
「そうね、そうしましょ」
おかずはちゃんと全部消えた。
一服した後先生とお買物。
お夕飯の分やらトイレットペーパーやら。
俺が肉を買わないのでどうしたのか聞かれた。
「や、今日は夕飯いただかずに帰りますよ」
「えぇ? どうして? 何か嫌な事あった?」
「あ、いえいえ、ではなくて明日休み明けで早出するので」
「そう…残念だわぁ」
「また明日寄せていただきますから。よろしく」
「はい」
戻ってから暫くして、洗濯物のことを思い出された。
「あら? 干してくれたの?」
「ええ、まだ乾いてないですかね」
「まだよねぇ、涼しいもの」
まったりと休みを満喫して、そして別れた。
帰宅、部屋が涼しい。
すぐに布団に潜ると疲れてたようだ、すぐに寝た。

拍手[0回]

457

朝、やっぱり先生は起きれず朝飯の支度を整えてると八重子先生が起きてきた。
「おはよ。今日はお昼食べたらいこうかねぇ」
「あ、おはようございます。展示会?」
「そうそう。夕飯は孝弘さんも律もでかけるそうだからどこかで食べて帰ろうかね」
「いいですねー、どこ行きます?」
「ほら、ええとなんだっけ、前にあんたが営業で行った所」
「ああ、あのホテル。じゃ予約しましょう」
朝食を作って先生以外で食べてから、ホテルに電話した。
「天麩羅ならあいてるそうです」
「うん、それで良いよ」
「じゃ三人、ハイ。6時で」
八重子先生と律君が後ろで喋ってる。
でかけるからちゃんと鍵を持って出るように、とか。
「遅くなるの?」
「お夕飯食べてから帰るからね、それなりにね」
「ふーん、お母さんも?」
「そうだよ」
電話を切ってそろそろ先生を起こそう、と思い席を立つ。
寝間に入ると気持ちよさげな寝息を立ててるので何か悪いな、と思ったものの。
「先生、そろそろ起きましょう? もう10時過ぎましたよ」
「んん…」
「起きないと抱いちゃいますよー」
耳元で囁くと目が覚めたようだ。
「はい、おはよう。起きれますか?」
「朝から変なこといわないで頂戴よ…おはよう」
「ふふ、俺はいつでもあなたを抱きたいんですけどね」
そう言うと赤面している。
「お昼食べたら展示会行きますからね、そろそろ支度した方が良いんじゃないですか?」
「あ、そ、そうね。支度、しないと」
「夕飯はホテルで天麩羅ですよ。そのつもりでどうぞ」
「はい」
にっと笑って居間へ戻る。
「絹は起きた?」
「はい、まだ眠そうでしたけど」
「そういや昨日お母さん、お稽古なかったんだよね? 山沢さんなんで来たの?」
「ん? ああ講習会の帰りに寄られてね。疲れたって仰るから車で連れて」
疲れさせたのはあんただろ、と言う目で八重子先生が見ている気がする。
小一時間して洗顔や着替えを済ませた先生が居間に出てきた。
「おはよう」
「あ、おはよう」
「もうすぐお昼だよ」
「遅かったですね」
「うん、出かける支度もしてたものだから」
「お昼何にしましょうね、何か軽いものの方が良いのかな」
「そうだねぇ」
お昼の支度をして食べて一服、律君達が先に出て行った。
「さてあたしたちもそろそろ出ようかね」
「そうですね」
用意をして鍵などかけて。
俺の車の後部座席に載せて会場へ行った。
ここか、とまずは先生方を下ろし駐車場へ入れ、入り口へ向かう。
「お待たせしました」
「こっちみたいよ」
付き従って入る。
入り口付近に良さそうな帯。うーん、いいね。
68万か。
先生がほしいというなら、と言うところだな。
いくつか見ているうちに先生が俺を呼ぶ。
「これどうかしら」
「良いですね。顔移りが」
「そうだね、それいいねぇ」
「もういくつかございますよ」
肩に当てていくがやはり最初のが一番良い。
それに合う帯も見繕っていくつか合わせてすぐに決まった。
八重子先生もあの大島にしようかこの結城にしようかと悩んでおられる。
俺のを見立ててくれる、と先生が仰ったが男物は女物より少ないからなぁ。
と、思ったら女物からチョイス。
女幅で確かに良いが。
御召にすることにした。
「お正月におろしたらいいわ」
「はい」
八重子先生も決まったようだ。
じゃ会計表をお持ちします、とのことで隅の椅子へ。
「先生の分、俺に払わせてください」
「いいのかい? じゃそうしてもらいなさいよ」
「えぇっ? 駄目よそんなの」
「まぁまぁ」
会計が出来て即金で八重子先生とあわせて支払った。
「なんだか悪いわ」
その後三人でホテルへ行き、天麩羅のコース。
うーん、うまい。幸せ。
先生は締めにお鮨を、俺は茶漬けを。
かき揚げおいしいなぁ。
ご馳走様をして支払ってホテルを出て帰宅。
車の中であくびを連発してた八重子先生はさっさと着替えて寝てしまわれた。
先生も少し眠たげだ。
「もう寝ちゃいますか?」
「だめ、お父さんのお夜食しないと…」
「俺、するから。寝たら良いよ」
「そう? じゃ悪いけど」
着物を脱いで吊るし、汚れチェックしている。
んー、綺麗だなぁ。
見とれそうになったが夜食の支度。
炊飯器…中身ないな。
ご飯炊いておこう。
あとおかずになるものを作り起きして。
前掛けを外し台所から戻ると先生は髪留めを外してくつろいでいる。
「はい、お茶」
「寝ないんですか」
「これ飲んだら寝るわ」
ふっと笑って軽くキス。
はにかむ先生は可愛いくて。
お茶を飲み終えた先生が部屋にひけて暫くするとご飯が炊けた。
混ぜて蒸らす。
「はらへった」
「あ、お帰りなさい。丁度炊けましたよ」
お茶碗で3杯とおかずを食い荒らして孝弘さんも離れへ戻ったようだ。
俺も台所を片付けて先生の寝る横にもぐりこんだ。
ぬくい。
おやすみなさい。

拍手[0回]