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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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翌朝出勤し社長に旅行へ行くと話しを振ると二泊したら? と言われた。
この暇な折、一日くらい何とかなると。
仕事が終わったあと宿に連絡して部屋を一度キープしてもらい、八重子先生に電話した。
部屋も空いてて仕事が休める、と話すとすぐにOKが。
久しぶりに堪能できそうだ。
気分良く昼寝をして夕飯を食べて。
荷物の用意をした。
俺の分は今日のうちに宿へ配達を依頼、先生の分は俺が持てば問題なかろう。
楽しみだなぁ。
楽しみすぎて少し寝つけない。
先生もそう思ってくれてるだろうか。
うつらうつらと寝て、翌朝仕事に向かう。
土曜なのにそんなに荷物は動かない。
連休が控えているから仕方ないが。
カマスが高いなぁ。
9月になったら皆使うから。
高いわ売れないわでどんよりとしつつ仕事を終えた。
帰宅して風呂に入り着替えると先生が来た。
「お邪魔するわよー」
「いらっしゃい。飯食ってきた?」
「まだなの。どうする?」
「時間まだあるし喫茶店でも行きますか?」
「そうね」
近所の喫茶店で軽食を取り、一旦帰ってトイレを済ませて電車へ。
乗車すると先生は俺にもたれて寝てしまった。
昨日寝れなかったのかな。
寝顔、可愛いな。
なんていつまでも見ていたいけど熱海は近い、あっという間についてしまった。
先生を起こして駅から出た。
熱海は以前と変わらない…そんな気がする。
先生がそっと手を組んできた。
ゆったり歩いて宿へつく。
先生は気に入ってくれるだろうか。
部屋に通されて、あちこち見て。それなりに満足してくれたようだ。
早速、と部屋の湯に入られた。
幸せそうで嬉しくなる。
ちゃぷちゃぷと湯面を揺らすさまはなまめかしく、美しい。
夕飯まで結構に時間が有るから海岸へ行こうという話になった。
砂浜に下りるのを躊躇している先生にハイ、と渡す。
「なぁに?」
「履いて歩いてごらん」
見慣れぬ形の下駄を履いて歩くと砂浜に肉球が。
「あらあら、面白いもの見つけてきたわねえ」
「でしょ? どうせ海行くならって思って」
さくさくと踏みしめつつ歩いて適当な所で腰を下ろす。
懐からアルミシートを出して敷いて貰った。
最近手に入れたこれはがさがさしないから重宝だ。
「海なんて久しぶり…」
「俺も」
そっと先生が俺にもたれかかる。
軽くキスをするとこんなところでだめ、と言われた。
だけど逃げようとはしてないのが可愛い。
暫く抱き締めゆっくりとして、それからまた散策した。
足を波にくすぐらせ、楽しげだ。
娘さんみたい。
可愛くてニコニコしてると水掛けられた。
慌てて避けると先生が笑ってる。
そのままじゃれてそろそろ帰ろうか、ということで足を濯いで拭き、元の草履を履かせる。
俺は別に気にならないから濡れた下駄で戻った。
まだちょっと時間がある。
大浴場に先生と行くことにした。
幸い女湯には人影もない。
脱いで風呂に入り先生をくまなく洗ってあげた。
先生も俺の背を流してくれる…ついでに乳を触るんじゃない。
「こら、遊ばない」
「うふふ」
さっさと洗って湯に浸かる。
「うー…」
「そんなに熱くないでしょ?」
「熱い」
「そう?」
ぐいぐいと湯の出口に引き寄せるのはやめてくれ。熱いって。
湯をかき回すなっ。
唸ってるのに楽しげにしてる。
後でいじめちゃうぞ。
湯上り、先生が着替えて汗を拭いてるのが色気があって良いなと眺めてると叱られた。
「ほら、早く着なさい、いつまでも裸でいるんじゃないわよ」
「はーい」
「それとも着せて欲しいの?」
「いや、自分で着ますよ」
ぱぱっと着て、着たらすぐに出る。じゃないと他の人が来るとね。
夕食はやはり土地柄、魚尽くし。
俺は先に言ってあるから白身の魚と肉少々。
豪華さは先生のほうが見るからに。
おいしそうに食べてるのを見るだけでも幸せだ。
お酒を頂いてほんのり酔って部屋に戻れば布団は一つ。ダブルだね。
先生は少し頬染めている。
食後すぐはいやだと言ってたから少しのんびりとテレビを見たり。
良い感じで緊張感がなくなり俺にもたれてきた。
「そろそろ、いいね?」
「はい…」
着たまま、その場でゆるりと乳を揉んだり、太腿をまさぐったりして。
息が熱くなってきた。
「脱ぎなさい」
そっと立って帯を解き、紐をほどき脱ぐ。
「綺麗だ…」
色っぽくて、もうすぐにでも押し倒したくなる。
胸と股間を隠している手を後ろに組ませ、足を開くよう言った。
躊躇しつつも開く。
「いい子だね」
軽くキスしてやり、布団へ寝かせる。
ゆっくり焦らせつつ囁く度に指に先生のものがまとわりつく。
「早く…、ねぇ、お願い…」
「ペニバンでもいいのかな?」
「ぅ、それはいや…」
きゅっと太腿を閉めちゃってる。
「ふふ、持ってきてないよ」
ほっとしたのか太腿が緩んだ。
「あっ」
と言うことで指を入れて玩ぶ。
声が出すぎない程度にいじめて満足して寝た。

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450

一人台所をするいつもの朝。
先生はいまだお休みだ。
いつものように朝食を食べ、今日は草むしりをしっかり目に。
ちょっとサボったものだから酷い有様だ。
汗だくになってお昼、おにぎりを縁側でいただいた。
お漬物と汐吹き昆布がうまい。
麦茶で潤って再開、気づけば先生は買物に出てしまったようだ。
晩飯何かなー楽しみだなー。
先生の作る飯はうまいから期待しつつ、草をむしった。
頑張っていると八重子先生から声がかかった。
そろそろ片付けてシャワーを浴びたら、と。
甘えて片して縁側から上がる。
「洗濯するから頂戴」
八重子先生に脱がされて風呂へ。
気持ち良いー。
汗が冷えるまでに風呂に入るのがやっぱり良い。
さっぱりして着替えて食卓へ。
あっさりと肉のタタキや酢の物などでお夕飯をいただいた。
冬瓜もせめて一切れと言われて食べた。
おいしいんだけどね…。
後片付けをして昨日の服を持って帰宅した。
家に着いて昨日出た時は気づかなかったけど…。
合掛布団に換えられていたようだ。
疲れさせないように、と思ったが全然余裕だったか。
苦笑して布団にもぐりこんだ。
糊のきいたシーツ。俺が帰ってくるまでに干して取り込んだらしい。
うーん。
昨日もうイッパツしとくべきだったな、うん。
取敢えずは寝ることにして布団にもぐりこんだ。
あけて木曜日、暇だなぁ。
仕事をなんとなくこなしてお客さんと喋る。
どこも暇そうだ。
一週間くらい休んでみたいなぁ。
そういうわけにもいかないから仕事をこなして帰宅した。
シャワーを浴びて先生のお宅へ。
いつものようにお稽古をして、飯を食って。
日常。
「あ、そうそう。あんた今度の土日熱海行かない?」
「はい? 熱海ですか?」
「これこれ、いただいたんだよ」
展覧会の券だ。
「先生方で行かれませんので?」
「どっちか残ってないとお稽古あるからね」
「と、仰るという事は先生とでいいんですか?」
「いっといで」
「日帰り?」
「お泊り」
やった!
「ホテル、取ります」
タブレットを出して検索する。
さすがに近日で良い宿と言うのは少ないが部屋露天付を見つけ、部屋を取った。
先生が台所から戻ってきたのでその話をする。
「あら、温泉? いいわねー」
「いやメインは展覧会ですから」
「そういえばあんた前に広島に出張って言ってなかった?」
「あれは別の営業が行きたいって言うから代わりました」
「そうだったの?」
「ええ。先生と一緒なら断りはしませんでしたが」
その後しばしお喋りをして旅行の段取りを決めてから帰った。

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449

先生の寝息が熟睡の気配に変わる頃、そっと股を広げさせ鋏で白髪の陰毛を切る。
根元から一本一本より分けて。
いま瓶を出して仕舞うとばれた時が怖いので紙に包んで引き出しに隠した。
それから暫く先生の股間を舐めていじって楽しんでから寝直す。
朝方起床し、穏やかに寝ているのを見つつ支度を整え出勤。
暇な暇な仕事でやる気が出ないが帰れば先生が待っていてくれる。
そう思えばやる気も少しくらいは沸く。
何とか定時。
帰宅してすぐ先生を乗せてひた走る。
「お腹すきましたね」
「そうね、お母さん何作ってくれてるかしら」
バックミラーに映る先生と会話しつつ、先生のお宅へついた。
「先食べる? お風呂?」
「臭いでしょう?」
「…そうね、先にお風呂入ってらっしゃい」
ふっと笑って風呂を借りた。
手早く濯いで浴衣を引っ掛けて居間に戻れば先生方が食べている。
「おいしそうですね」
「はい、ごはんどうぞ」
先生がよそってくれて、いただきます、と食べた。
うまいなー。
飯を食い終えるがまだ先生は食べている。
さっさと水屋の支度をしてから用を足して着替え、生徒さんを待つ。
いつものように生徒さんが来て先生が入って、スタート。
今日は夏も終わり、と言うことで風炉の平点前を。
基礎大事だからねー。
拝見時の会話などの指導をされた。
皆さんを見送ってから夕飯を頂いて先生方がお風呂に入り、そして就寝。
先生を抱こうとすると鼻をつままれた。
「ん?」
「またここ、切ったでしょ」
自分の股間を指差してそう言う。
「あはは、わかりましたか」
「白髪、有ると嫌なの?」
「嫌じゃないですよ」
さわさわ、と先生の脇をくすぐる。
「きゃっ」
「ここにもあって問題ないですし」
「もうっじゃなんで切るのよ」
「んー、自分にあるとげんなりしません?」
「するけど」
「なので」
なんとなく程度に納得された。
と、言うことで…抱く。
声が出ない程度に気をつけつつ少し責めて。
先生の荒い息が寝息に変わる頃、一度トイレへ行ってから俺も寝た。

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448

朝、目が覚めてもっと寝ていたくて。
それでも仕事に渋々起きた。
先生のぬくもりが恋しいまま支度して出勤する。
やる気なく暇な仕事を終え、帰宅。
「お帰りなさい、早かったわねぇ」
「うん、ただいま。暇だった」
「ご飯まだ作ってないのよ」
「どこか行きますか?」
「買物してあるから。今から作るわ、待っててくれる?」
「はい」
風呂に入って温まる。
少し長めに入った。
上がると脱衣所にちゃんと用意してくれてあって嬉しくなる。
着替えてご飯を食べてゆったりしてると痛くなってきた。
ベッドに追い立てられて寝ているが寒い。
先生をベッドに引き込むことにした。
帯だけ解いて俺を抱きかかえて寝てくれる。
多分、子供みたい。そう思っているはず。
小一時間くらいして先生が音を上げた。
「暑~い…」
「あ、風呂入ってきていいですよ」
「大丈夫?」
「うん、そろそろ大丈夫」
「おとなしくしてなさいよ?」
俺の頭をなでて先生が部屋を出て行く。
浴衣が皺になって背中に汗染み。
よっぽど我慢してくれてたようだ。
暫くして上がってきた気配がして冷房の風が感じられる。
流石に暑いらしい。
俺も落ち着いたからもう一度入ろう。
起き上がって先生にそう言うと、その間に少し布団を干すといわれた。
布団乾燥機で良いと言って出せば変な顔をする。
「マットついてないじゃないの」
「あー…これは無しでできるやつですよ。こうやって…」
セットしてスイッチ入れといた。
シャワーに入って出てくると先生がその様子を観察している。
「何やってんですか」
「本当に乾燥できるのか気になって」
冬場、頭のほうから差し込むと足元が暖かくないことならある。
「一時間くらいかかるから。そんなとこにいないでこっち来ませんか」
「あら、やっぱり時間かかるのは一緒なのね」
「だけど手軽で無精者にはぴったりでしょう?」
「やぁね」
あはは、と笑って先生はおやつを用意してくれた。
先生は羊羹、俺には求肥。
甘くてうまい。
お茶を頂いてゆったりとする。
あくび、つられた様に先生もあくびをした。
手招いて床にごろ寝をする。
笑って横に添ってくれた。
うつらうつらして途中で目が冷め、乾燥機を送風にしてトイレへ行く。
また先生を抱っこして寝ていると先生のお腹の音が聞こえる。
…何時だ今。
時計を見れば5時過ぎ、そろそろ飯の支度をすべき時間だ。
そっと寝かせたまま台所に行き冷蔵庫を確認する。
朝の買物で夜の分は買ってあるのかな。
うーん、微妙?
何を作るつもりだったのかがわからない。
一応炊飯器を見るとご飯はある。
取敢えず肉が食いたい。肉。
起こすのもなんだからさっと着替えて肉屋に走った。
ヒレ肉3枚を買い、サラダになりそうな野菜をついでに八百屋で買う。
急ぎ戻ってそっと玄関を開けるとまだ寝ている。
よしよし。
できるだけ静かに支度をして肉を焼いていると匂いで起きたようだ。
「んー…いつのまに起きたのー?」
「さっきの間ですよ。と言うことでステーキとサラダです」
3枚焼いてサラダもたっぷり。
あとはスープ。
定番定番。
机を拭いて配膳し、先生を座らせた。
「おいしそうね、いただきます」
「いただきます」
サラダから食べるから先生は太りにくいんだろう。
んー、うまい。
俺は勿論、肉から。
途中先生がお箸を置いた。
どうしたんだろうと思うと冷蔵庫から何かを出して温めている。
「はい、これ。食べなさい。サラダじゃ体冷えるわよ」
南瓜と大根の炊いたん。
いつのまに作ってたのだろう。
「お昼に間に合わなかったから出さなかったの」
「でも肉と合わな」
「黙って食べなさい」
「…はい」
好き嫌いは許しません、のお母さんモードだ。
サラダも煮物も食べて肉も食べる。すっかり満腹。
煮物がないつもりだったからちょっと多かった。
洗い物を先生がしてくれてしばしくつろぐ。
水仕事を終えて懐に来た。
「ねぇ…していいわよ」
「終った?」
「多分…」
キスして、といわれて軽く。
それからしっかりと。
ゆっくりと脱がせて抱く。
今日はそんなに疲れさせてはいけない。
明日、お稽古だからね。
「一週間くらいうちに居て欲しいなぁ。たっぷりかわいがってあげるのに」
「そんなの、無理よ…死んじゃいそう」
「大丈夫。あなたの限界、もうわかってるから」
ほんの少し超えさせるけどね。
「さてと。そろそろ寝ましょうか」
トイレに行ったり寝床の支度をしたり。
布団乾燥機を仕舞って寝巻きを着た。
ベッドに二人、潜り込む。
「乾燥、ちゃんとしてるのねぇ」
「いいでしょう? 簡単で」
肌掛けにケットを足して寝る。
そろそろ朝方は肌掛けだけでは冷えるだろう。
ワッフルケットが好きだけど、先生は顔に跡がつく、と言う。
年々跡が残り易くなっているとは言うが…。
どうせつけるなら縄の痕を付けてあげる、と言うと困った顔をしている。
「お母さんに見えないようにするの、大変なのよ?」
「見えても良いじゃないか」
「いやよ恥ずかしい」
「可愛いな」
沢山キスをして愛してると言うと嬉しそうだ。
「好きだよ。このまま閉じ込めておきたいほどにね」
頬を赤らめているのがまた可愛らしくて、良い。
でも実際閉じ込めて置いたら先生、壊れる。壊しちゃうからやめておこう。
壊すより清楚なままがいい。
そのまま寝かしつけて一緒に寝た。

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447

背中に先生の胸が当たり、手が俺のお腹に回される。
「ねぇ、怒らないで…」
「怒ってない」
「でも…」
身を起こした。
「悪いけど…濃茶、飲みたい」
「あ、わかったわ」
「いや、寝てて。自分で点てるから」
「点てさせて頂戴よ。ねぇ」
「ん。ありがとう」
先生と台所へ行ってお湯を沸かし、点てて頂いた。
「うまいな…」
落ち着く。
「飲む?」
半分を残して聞く。
「うん」
先生もおいしそうに飲まれ、置かれた。
「ごめんね、叩いて」
「いや…あなたが嫌がることしたのは俺だから」
ちょっとキスしたくなって軽くすると抵抗もなく俺の懐に入ってくれた。
茶碗を洗って片付け、寝間に戻る。
布団の上に座ると先生が俺の体のあちこちに触れた。
「なに?」
「冷えちゃったわね」
「あぁ。大丈夫、こうしてたら」
先生を懐に抱いてくっつく。
「ほら、暖かくなってきた」
先生が上気して、俺も少し興奮するから体温が上がる。
「さ、寝ましょう」
先生を寝かせて肌掛けをきっちり掛けて、俺ももぐりこんだ。
柔らかな体を撫でて寝かしつける。
心地良さそうな寝息に心が癒されて俺も良く寝れた。
朝になって先生と二人台所に立つ。
玉子焼きにたこさん・かにさんウインナー。
なんとなく作りたくなったらしい。
今日のおかずはお弁当に入ってそうなもので揃えられた。
律君も何で?と言う顔をしている。
いつも和食ばかり作ってるからたまには作りたいのか?
ま、おいしかったけどね。
食後トイレに行くとどうやら始まったようだ。
始末をしてから戻り、先生に甘える。
「どうしたの?」
「なんとなく」
適当にいなされつつまったりと休みを満喫。
律君は食後すぐ遊びに行ったらしい。
若いなぁ。
途中八重子先生によるあんかけうどんをお昼に頂いてのんびりと。
ついつい先生のどこかを触ってしまう。
夕飯の買物に出てる間もつい手を触ってしまって困った顔をされた。
流石にご飯を作っている間は触れなかったが。
食後辞去しようとしたら八重子先生に先生を連れて帰るよう言われた。
「いやお稽古は」
「明日もお休みの方多いから大丈夫だよ」
「しかし…」
「いいからいいから。じゃまた明後日連れてきてやっとくれ」
先生は慌てて外着に着替えた。
今日ずっと浴衣だったしね。
「車ですし着替えなくとも…」
「駄目よ、途中でどこか入りたくなるかもしれないじゃない」
コンビニとかスーパーとか?
明日の朝飯調達かなぁ。
取敢えず後部座席に乗せて発進した。
やはり途中のスーパーに入りたいと言われて駐車場へ入れた。
先生と大型スーパーは初めてのような。
商品を見て微妙な顔してる。
商店街で買ってる奥さんにゃ大型スーパーのものは悪く見えるんだろう。
値段も値段だけどね。
それでも吟味してあれこれ買って帰宅した。
「さてと、風呂入って」
「じゃお先にいただくわね」
冷蔵庫に片付けて、先生の寝巻きを出した。
タオルとバスタオル、生理用品を脱衣所にセットしてアイスコーヒーを作る。
すぐに先生が上がってきた。
「はい、これ」
「ありがと」
交代に風呂に入る。
俺が入ってる間に先生も俺のを用意してくれたようだ。
「すっきりしたわ~」
「さてと」
「ん? え、す、するの?」
「いや寝ましょう」
「良いの?」
「だってあなたまだ終ってないでしょう。それに俺明日仕事ですしね」
ほっとした顔してる。
そういうわけでベッドに連れ込んで寝た。
おやすみなさい。

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