忍者ブログ
百鬼夜行抄 二次創作

let

伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

357

起きて出勤。
暇だ。
今日は雨の予報と言うこともあり、いつもよりも更に暇だ。
あくびも出る。
今日はどこを回ろうかなあ。
いくつかプランを考えて事務方に見積を作ってもらった。
仕事が終って着替えてホテル回りをする。
いくつか回って交渉し、最後に先生に教えてもらったホテル。
なるほど良い雰囲気でお勧めされる理由がわかる。
遅めのランチなのか早めの夕食なのかお客さんもおいしそうに食べている。
交渉の反応は悪くない。
営業を終えてケーキを買う。
先生に差し入れしよう♪
そのまま車を走らせ先生のお宅へ。
「あぁ来た来た、入って」
「はい、あ。着替え」
「なくてもいいわ、お客様して頂戴」
はいはい。
正客に入り、お茶をいただいたり問答をしたり。
生徒さんのお点前が終わって俺のお稽古。
お夕飯も頂いて先生たちとケーキを食べる。
おいしい。
先生も幸せそうな顔をしている。
甘いものは別腹らしい。
暫く団欒を楽しんで帰宅する。
トイレに入って気がつく。そうか今日からか。
夜更かしせずさっさと寝よう。
おやすみなさい。
翌朝、もっと寝てたくてグダグダしつつも出勤する。
暇なりに荷物は動き昼前に仕事が終った。
眠い。
早く帰って寝よう。
帰宅すると先生が来て飯を作ってくれてた。
食い気より眠気なんだが…。
作ってくれたんだからと食うことにした。
うまい。幸せ。
「あら眠そうねぇ、寝てくる?」
「うん。あなたもおいで。洗い物後でいいから」
くすっと先生が笑って台所に食器をつけ置きしている。
暫くして着物を脱ぎ寝巻を着て布団に入ってきた。
懐に抱きこんで寝る。
良い匂いだ。
3時間ほどだろうか、ぐっすりと寝てふと目がさめる。
先生はまだ寝ているが先生も俺も汗をかいていた。
流石に昼日中、布団をかぶって抱き締めて寝てたら暑いよな。
そろりと布団から出てまずはトイレに。
それから先生が蹴っ飛ばしかけてる布団をはいで肌掛け布団に変更。
潜り込んだ。
丁度良い温かさだ。
もう眠気はないけれど先生を抱いてごろごろしてるのは幸せで良い。
少しして先生も起きた。
軽くキスする。
俺の腹がなった。
「あらもうおなかすいたの?」
「そのようで…」
くすくす笑ってる。
「冷蔵庫、何も入ってなかったわよ。何か買ってくる?」
「ん、コンビニ行きます。なんかいりますか?」
「あらどうせならお夕飯の買物もしましょ」
布団から出て先生は着替えだした。
「泊まっては…」
「いかないわよ。朝忙しくなるじゃない」
「ですよね。ってかどうしたの、今日は。来る予定なかったんじゃ」
「朝ね、お友達と会ってたのよ。大森に住んでる人でね。
 ランチ一緒にとって夕方まで遊ぶつもりだったんだけど…急に用事が入ったみたい」
「ああ、ついでですか」
「だって大森まで出たんだもの。そのまま帰るよりお昼作ってあげたくなったの」
一瞬むっとしたのを察知されたようだ。
「おいしかったよ。嬉しかった」
後ろから抱き締めてうなじにキス。
「だめよ、着替えてるのに。おなかすいてるんでしょ」
邪魔しないで、と手を外されて着替えるのを眺める。
時折先生は強い。
着替え終わってお買物へ出る。
先に喫茶店に寄って先生はレモンスカッシュ、俺はパンケーキとコーヒー。
腹の虫が泣き止んで、それからぶらぶらとお買物だ。
先生に任せてたらおいしいものが食べれる。
言われるがままに買い揃え帰宅するとすぐ割烹着を着て台所へ。
美味しいご飯を作ってもらって食べる。
食べてすぐ。
「じゃ帰るわ」
「え、ちょっと」
「明日も会えるんだから良いでしょ」
「飯つくりに来ただけですか、マジで」
「そうよ」
「昼にしとけばよかった…」
うふふ、と笑って頭をなでられた。
「明日待ってるわね」
「はーい、しょうがないなぁ。駅まで送ります」
「ありがと」
先生を送って、帰宅。
寂しさは寝ることでごまかすしかないなぁ。
おやすみなさい。

拍手[0回]

PR

356

翌朝、目が覚める。先生は気持ちよさげな寝息で。
布団から出たくないなー。
とは思うものの、律君も学校だから朝飯作らないとね。
布団に先生を残して台所に向かう。
ちょっとひんやりした朝だ。
ご飯を炊いてお味噌汁と焼き魚。酢の物と納豆。
ととのった頃先生が起きてきて食卓を片付けている。
八重子先生も起きてきた。
今日は皆お寝坊さんか。
「律ー、いい加減にしないと遅れるわよー」
そんな声が聞こえてる。
朝が涼しいと布団から出たくなくなるよね。
お母さんをしている先生も好きだな、微笑ましい。
皆で食卓についていただきます。
ご飯を食べて律君を送り出したらお洗濯。
掃除、掃除。
先生に指示を貰ったり。
平穏な日常も先生となら楽しい。
お買物へ行ってお昼と晩のおかずを考えるのも先生と共に。
幸せを満喫。
「明日どうするの? くるの?」
「うーんどこのホテルにしようかと」
先生に近隣のホテル情報を教えてもらう。
生徒さんからの口コミらしい。
「うちの近くは一緒に行くけど…この辺は行ってませんね、たまには行きたいなぁ」
「中々ねえ。家族いるとね」
「作っといてよそ食べに行くのも面倒になりますよね」
「そうなのよね、もう良いかってなっちゃう」
「八重子先生に作ってもらって俺らは出るというのも何かちょっと」
「そうよねえ。まぁ機会が有れば、にしましょ」
「はい」
帰宅してお昼を作って食べて、また掃除。
草むしりに庭に下りる。
八重子先生に抜いてはいけない雑草に見えて雑草じゃない奴を教えてもらって。
黙々とむしってると先生が下りてきて麦わらを頭に載せてくれた。
「涼しいけど…日に焼けるわよ」
「ありがとう。で、悪いんですが背中かいてくれません?」
「ここ?」
「あー、気持ち良い。この手ではちょっとかけなくて」
くすくす笑って軽めに掻いてくれて。
ぽんぽんと頭をなでて掃除に戻って行かれた。
さて再開。
夕飯の匂いがするまで頑張って手袋を脱いで手を洗い顔を漱ぐ。
「お疲れ様、ご飯できたわよ」
おいしくて沢山頂いて満腹。
「じゃあ。また明日、来れたら来ます」
と別れて帰宅した。
すぐに風呂に入って寝る。

拍手[0回]

355

「で、どうします? 一旦戻りますか? それとも10時くらいまでここにいますか」
「そう、ね。あなた我慢できる?」
「できますよ。もう一度くらい、家でもさせてくれるんならね」
「だったら帰るわ。お風呂も入らなきゃいけないし」
「あぁ。じゃその前に」
先生の汚れたそこを舐める。
「あっ、もうっんんっだめよ、舐めないで…」
そういいつつも押し付けてくるのが可愛い。
でもつんつんとお尻の穴を舌先でつつくと身体が逃げる。
黒ずんでなくて綺麗でやっぱり体質って重要だ。
ずっと我慢していたからか、軽く舐めてるだけで逝ってしまった様だ。
ちょっと怒ってる。
にこにこと見てたらなんなの?と聞かれた。
「ん? いや怒ってるあなたも綺麗だと思って」
「もうっ」
先生は息をついて着物を着る。
俺はその間に手と口を漱ぐ。
そして帰宅。
先生はそのままお風呂へ。
俺は八重子先生とおしゃべり。
先生がお風呂から上がってきたので火の始末や戸締りを確かめた。
八重子先生に挨拶して先生と寝室へ。
布団を敷いて先生が髪を乾かすのを待つ。
ふぅ、とドライヤーを置いて落ちた髪を拾い上げてる。
眉根に皺。
「どうしたんです?」
「ん、白髪。やんなっちゃうわ」
「先生は少ないような気がしますが」
「そう?」
「俺はほら、ここにたくさん」
「あらほんと、見えなかったのに結構あるのねえ」
するん、と先生の股間に手を這わす。
「ここは、もうないでしょ?」
「あ…」
見つけ次第抜いてるしね。
「ね、片付けるまで待って…先、布団に入っててくれる?」
「うん」
手を離して布団に入る。
横になって先生が細々としてるのを見てるのも楽しい。
そろりと布団に入ってきた。
いつになっても照れくさそうに入ってくるのが可愛らしく。
たまにそのまま寝ちゃうけれど。
キスをして、ゆっくりと丁寧に抱く。
さっきは先生が急いてたからざっくりとしか出来なかった。
滑らかな肌も心地よく、背中に腰にと手を這わす。
白い肌が徐々にピンクに染まる。
幸せそうな顔を見ていると嬉しくもあり、いじめたくもあり。
まあでもここで声を立てられるとそれはそれで困るから。
幸せな顔だけ見ているとしましょう。
ゆったりと抱いて眠る。
寝息も心地良い。

拍手[0回]

354

翌日暇な仕事はとっとと終らせ先生のお宅へ。
先生は逢うなり俺を見て頬を染めて手を握ってきたがどうしたのだろう。
「あの…」
「どうしました?」
なにかもじもじしている。
クゥと先生のお腹がなった。
「ほら、早く食べてきてくださいよ。水屋支度してきますから」
「あ、うん…」
頬を染めたまま、戻っていった。
いいけどさ、八重子先生だけだろうし。
用意をして生徒さんが来られてしばらくして先生が定刻で茶室に。
うん、いつもの先生の雰囲気に戻ってる。
切り替えが早くて凄いよな。
そのままお稽古は進み俺のお稽古へ。
いつものように厳しくて、でも目が合うと一瞬そらしてるような。気のせいか。
お稽古が終って水屋を片付けていると先生がご飯終ったらあちらの家に、と言う。
なんだろう。
とりあえずご飯を食べて、ちゃんと律君たちがいるときは先生は平常で。
よくわからないまま先生とあちらの部屋に入った。
鍵をかけたらすぐ先生がぺたりと俺にくっつく。
「どうしたの?」
「あなた、昨日あんなのつけるから…」
あ。忘れてた。
「外したんでしょ?」
「外したけど…その…」
「欲情しちゃった?」
「…ばか、恥ずかしいわ」
「我慢できなくなっちゃったの? 可愛いな。抱いてあげる」
凄く顔が赤くて凄く恥ずかしがってて大変に可愛らしい。
たまらんなぁ。
着物を脱ぐのも焦っちゃって、と言う様子。
「そのまま抱いてあげようか? とりあえず一回したらゆっくり脱げば良いんだから」
「汗が困るわよ…」
じゃ、と手伝って脱がせた。
珍しくも脱ぎ散らかしたまま先生は床で抱かれた。
しばらくして息が荒いのが収まって、気分も落ち着いたようだ。
「恥ずかしい…」
「ん? 俺は恥ずかしがってるあなたが好きだから。良いけど」
「ひどいわ」
くすくす笑って柔肌を撫でる。
気持ち良い。

拍手[0回]

353

翌朝出勤し仕事をする。
暇だ。昼になるに従い暑くなってきた。
ぽいぽいと脱ぎ捨てつつ仕事をして帰宅。
あ、服忘れてきた。まぁ良いか。
先生からメール。
暇ならお稽古来なさい、と。
どうしようかな…。
行くか。
よし行こう。
身支度して電車に乗り先生のお宅へ。
「こんにちはー」
「いらっしゃい、用意して入ってらっしゃい」
「はい」
鞄を置いてお稽古に混ぜてもらう。
上級の方々とのお稽古は緊迫感がある。
そして叱られるのは私だけだ。
内弟子には厳しい。と言うことにしてある。
お稽古がすんで、お夕飯のお手伝いをして食べた。
先生と二人台所で片付け。
帰りたくないなぁ。
「なぁに? また言ってるの? 明日お仕事でしょ」
「ですけど帰るのが面倒くさくなっちゃいました」
「お仕事ちゃんと行かなきゃだめよ」
少し考えて。
あちらの家に行かないか、と言ってみた。
「今、してあなたが寝る頃にこの家を出れば。仕事間に合うからどうかな」
「ダメよ。帰んなさい。寝不足で仕事なんてダメ」
くい、と引き寄せてキスする。
先生はぎゅっと俺の手を握って…唇が離れると頬を染めている。
「可愛いな。あちらへ行かないならここで続き、しちゃうよ?」
「だめ、ね、良い子だから今日は帰って寝て頂戴」
首筋に手を這わせてくすぐる。
びくっとしてて本当に可愛くて。
「だめ?」
「そう、だめよ…お願い」
「しょうがないな…そのかわり」
先生の身八つから手を入れて乳首にリングをつけた。
「明日、朝までつけてて」
真っ赤になって、崩れた部分を整えてる。連れ帰りたい。可愛い。やばい。
「去年、外したままそれっきりだったでしょ?
 今度は18金にしてみました。デザインはお風呂のときにでも見てください」
こくり、と頷いて。
このままでは居間に戻れないからくだらない話をする。
先生が普通に話せるまで。
本当ならそのまま居間に連れて行って恥ずかしがってるのを楽しみたいけどね。
「さて。諦めて帰りますね。また明日」
「ん…明日、ね」
居間で八重子先生に挨拶して玄関へ。
「おやすみなさい」
「おやすみ、気をつけて帰ってね」
「はい。じゃ…」
暫く見送ってくれた。
電車に揺られて帰宅し着替えてすぐに眠りに落ちた。

拍手[0回]