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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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215

夜半、起きて暫くすると先生も目が覚めたようだ。
ぼんやりと抱きしめていると先生が俺の手を取って胸に差し込む。
さわり心地の良い先生の肌を楽しみ、乳首を弄る。
先生の息が荒くなってきて、詰まったかと思えば吐き出した。
逝ったか。
しかし珍しいことも有るもんだ、自分からとは。
生理だからかな。
そのまま抱きしめてるとまた寝てしまったようだ。
そして朝起きて、夜中のことを言うと覚えてないという。
寝ぼけたのかよ!
頬を染めてお手洗いに行ってから身づくろいしてくる、と言う。
余裕が有るならもうちょっと落ち着いてからにしなさいと引き寄せた。
「だめ、落ち着かなくなっちゃうから」
そういって俺の手から逃れて部屋を出て行った。
苦笑し身支度して台所へ。
八重子先生に挨拶して朝食の支度。
追って先生も。
昨日はしてないのかと言われ、先生が生理来たのでと答えたら先生は赤面して怒ってる。
「もう、お母さんたら。そんなこと聞かないでよ。山沢さんも!」
可愛いなぁと思ってニヤニヤしてると額をピシャッと叩かれた。
それをみて八重子先生がほほえましそうにしている。
「大根おろし、かわりますよ」
と先生の手から取り上げた。
怒りに任せておろすと辛くなっちゃう。
で、今日は何を焼いたんだろう。
大根おろしと言うことは。
苦手な魚いろいろが浮かぶ。
八重子先生がグリルをあけてひっくり返すのを見れば鮭だった、助かった。
先生はお味噌汁を作っている。
具は、と見れば麩。
後は納豆に金平ごぼうと用意され、配膳して律君を呼ぶ。
孝弘さんは部屋で食うというので律君が持っていった。
おいしいなぁ、味噌汁。
「山沢さんって本当においしそうに食べるよね」
「一人暮らしするとわかるよ、きっと。
 朝から味噌汁を出汁とって作るなんて絶対しないから」
「あら山沢さんは朝早い仕事だからじゃないの?」
「独り者で朝から出汁とってまで作る気がしませんよ。誰も食わないんですよ」
「そういうもんかねぇ」
「食べてくれる相手がいてこそ作る気になるってもんですよ。
 美味しいなんていってくれればなおさらでしょう?」
「それはそうね」
「だから律君もお母さんに感謝したほうがいい、作ってくれる人が居るのは有難いよ」
くすくすと先生が笑ってる。
ごちそうさまをして、片付ける。
律君は学校へ。
大学生は朝があわただしくなくて良いねえ。
一限目がない日は。
居間に戻ってお茶を頂いていると先生が席を立ったすきに八重子先生から聞かれた。
なにをって、その、俺がまたされてないか、と。
一昨日された。けどトレードオフかと思って受け入れたと話す。
頭を撫でられた。
何とトレードオフかと聞かれたが言えずに居ると先生が戻ってきた。
「なぁに?なんで撫でてもらってるのよ」
「なんでもないです」
聞こうとする八重子先生をとどめて。
話を変えて来月の京都行きの話をする。
三週目の月曜に行き水曜に帰るのでどうか、と。
「あら、火曜日も?」
「こちらのお稽古日ですが…」
「ほら、お母さん、京都のお教室の先生。
 火曜か水曜ならいつでもどうぞって仰ってたじゃない?どうかしら」
「ああ、それはいいね、行っといで。山沢さんも連れて行ったらいいんじゃない?」
「何時からですか?」
「ええっとねえ、ちょっとまってね」
と引き出しをあさって目的のメモを探す。
「朝とお昼と夜と有るのよ」
「うーん、夜ならいけそうです。お昼は無理かも」
「じゃ私は昼と夜、あなたは夜でどうかしら」
「そういうことでしたら」
「ならあちらのお教室に連絡しないとねえ」
「宿、取りますね」
「あら、山沢さんのおうち行きたいわ。あちらにもあるんでしょう?」
「きったなくしてますからそれは勘弁してください」
「片付けてあげるわよ?」
「いや、マジやめたほうが。うちの納戸よりひどいんで」
「……やめとくわ」
「山沢さんの納戸ってそんなに散らかってるのかい?」
「違うのよ…片付いてるのに道具が…」
「道具?」
「いやいやいや、この話よしましょう」
「あぁ、エッチな道具だね」
「納得せんで下さいよ…」
がっくりして居ると二人して笑う。
ええい生理が終わったら悲鳴出させてやろうか。

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214

お稽古の後、夕飯をいただいてお風呂をよばれる。
「山沢さん、ちょっといいですか」
律君に呼ばれた、なんだろう。
パソコン?
「学校で使うことになったけど何を買ったらいいかわからないんですよね」
と、必要スペックが書かれた紙を見せてもらう。
「なんだ、これならうちに有るやつとりあえず貸すよ?
 使ってみて不具合があってから買いに行けばいい」
「いや、僕、機械壊しやすいんで…」
「ならなおさら新しいのを買うなんて勿体無い」
「壊しても弁償できないですよ」
「壊れてもいいよ」
先生がお風呂から出てきた、色っぽいなぁ。
「あら、どうしたの?珍しいわね、二人で話してるの」
「律君が学校でパソコン必要なんだそうですよ。で、私の使ってないのどうかと」
「あら、いいの?」
「使ってないやつで壊れてもいいのがあります。
 使いにくければ新しいの買ったらいいんじゃないかと今言ってたんですよ」
「パソコンって高いんじゃないの?よくわからないけど」
「今4万とかそんなもんですよ?」
「昔おじいちゃんが40万のカタログ持ってなかったっけ?」
「高いから買わないって言ってたわ。今そんなに安いの?」
「ええと、広告。土曜日あたりの広告に電気屋の入るでしょう?あれ見てください」
「今ってそんなに安いのねえ」
「そりゃあね、いいものは25万とかしますけど。
 この紙に有る程度なら4万のやつ位でいけなくもないって所です」
「25万?何がどう違うんだろう…」
「うーん、たとえば絵をかくソフトや最近のゲームをするには結構パワーが必要で」
「あんたゲームしないでしょ?」
「うん、しないね」
「となれば別にいらないと思いますね。とりあえず使って慣れて壊すのがコツです」
「壊すのまでセットなんだ?」
「大体一度は壊すもの、私は5台ほど使い潰してるよ。だから壊れて元々」
「なるほど」
「いついるのかな。土曜日に持ってこようか?」
「あ、お願いします」
その後寝間に入ると先生からキスしてもらった。
「いいの?パソコン」
「あ、エロサイトの設定どうします? 見られない様にしちゃった方がいい?」
「律もいい年だから…そういうのと現実が一緒になることはないでしょうけど…」
「そうだな…無修正とドギツイところだけ見えなくしますか」
「無修正?」
「AVとかそういうサイトなんかはモザイクかかってるでしょ?」
「そうなの?」
「あー…見たことがない?」
「山沢さんが見せてくれたのとかかかってなかったわよ?」
「かかってないのが無修正。国内法によりかけねばならないんですよ、モザイク」
「ま、とりあえずは見れないようにしておきましょう」
「そうね」
「さて、俺の見たいの見せてもらいましょうかね」
と先生の裾を捲り上げて股間を舐める。
ん?
指を入れて出して見た。
「先生、生理今来たみたいですよ? どうします?」
「ええっやだ、汚れてない? どうしますってどう?」
「いや、このまま抱いていいのかどうか」
「あれの最中は汚れるからいやよ…」
「んじゃ、当ててきてください。手、洗ってきます」
先生がパタパタと部屋に帰っていって、俺は手を洗いに立つ。
戻ってしばらくすると先生も戻ってきた。
布団に一緒に入り、抱きしめる。
「私、こうされてるのも好きだけど…あなたは物足りないんでしょうね」
「まぁね、抱きたいのはありますが。こうしてるのも好きですよ」
頭を撫でてキスして寝かしつけた。

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213

2,3回と逝かせて寝かしつけた。
翌朝、良く寝ている唇にキスをして出勤する。
仕事を終えて帰宅するとお昼ご飯の良い匂いが漂う。
うーん、いいなぁ、家に好きな人が俺を待っていて美味しいお昼ご飯が有る。
世の中の夫婦はいつもこうなんだろう。
ただいま、というとお帰りなさい、と返ってくる。
ご飯できてるわよ、と言われて食卓についてお昼をいただく。
「じゃ、今日は帰るから」
「もうちょっとうちにいませんか?」
「帰らさないつもりでしょ? 駄目よ」
「仕方ないな、お送りします」
「お昼間なんだから一人で帰れるわよ?」
「ちょっとでも一緒にいたい、と思ったんですが」
「あら。可愛いこと言うわねえ。じゃ送ってもらおうかしら」
「車か電車どちらがいいですか?」
「だったら電車の方がいいわね、車だと手をつなげないでしょ?」
「よくおわかりで」
くすくす笑って私の支度ができるのを待ち、一緒に家を出る。
駅まで行って電車に乗り、なんでもないような話をしつつ。
空いてる車内、先生と手を繋いでゆっくりと。
駅についておうちまで。
玄関先で別れようとすればお茶飲んでいきなさい、と仰る。
八重子先生にお茶を入れていただいた。
昨日はハンバーグを作ってもらった、茗荷が入っていたなどと話して笑われたり、
来月京都に行く用が有るが先生を誘っていいかなどと聞いたり。
少し話してから帰ることに。
誰もいない家に帰るのってさびしいなぁ。
かといってずっと、と言うわけに行かないから仕方ない。
結構に欲深だな、俺。
まぁひと晩寝ればまた明日は稽古、会える。
そう思って晩飯を買ってから家に戻った。
洗濯物を取り入れて畳む。
乾燥機有るんだから乾燥までしたらいい、と言ってあるのに必ず外で干すのは何故だ。
先生の湯文字や浴衣も畳んで引き出しに片付けてから風呂に入る。
ついでに風呂洗おうと思っていたのだがすでに先生によって洗われた後だったようだ。
出てきて一服し、飯を食って寝た。
翌朝、さっくり仕事を終らせてシャワーを浴び先生のお宅へ。
挨拶をしてお昼からのお稽古の用意をする。
来るお弟子さんの順に道具をそろえて。
暫くするとお弟子さんが入れ替わり立ち代り。
と、一人インフルエンザで来られないとのこと、俺の稽古をつけてもらう。
少し直されてしていると次のお弟子さんが来たので切り上げた。
最後のお弟子さんが帰られてから俺のお稽古。
円草を、と言われてうっとなっているとお稽古してなかったでしょ?と。
大変に叱られつつ3度ほどお稽古をつけていただいた。
八重子先生に色惚けしているから、などと言われた。
言い返せないじゃないか。

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212

先生がお茶を入れて飲んでる間に洗い物をして、俺にも一杯いただく。
ゆったりとしていい気分だ。
これで明日仕事じゃなければなぁ。
そう思いつつ、ハンドクリームで先生の手を揉みこむ。
「シャワー浴びたんですね」
「汗かいてたもの」
「また汗かくのに?」
「後で汗かくからって汚れたままでは出られないわよ」
「そういうところ、清潔でいいですね。あんなに乱れてたのに」
「それとこれとは別よ」
ひょいっと肘をつかんで引き寄せる。
「そういうところ、俺、好きだな」
耳元で言えば身体を預けてきた。
「本当言やぁこのままあなたと逃げたいくらいにね。好きだよ、絹」
「ばかね、そんなことしなくたって。お母さんだって認めてくれてるじゃないの」
「堂々と外を手を繋いで歩いたり、外でキスしたりしたい」
「…それ、夫でもいやよ。恥ずかしいじゃないの」
「あ。そうか、あなたはそうだよな、はは、そうだ」
「そういうの、したいなら他の人じゃないと無理よ?」
「他の人じゃやりたくないな、何も嬉しくない」
「私も、あんなこと…出来るのあなたとだけだわ…」
「誰とでも出来る、なんていわれたら泣きます」
「夫としてたわよ?」
「いやそれは当然でしょ、してなかったら律君いませんし」
「それはいいの?」
「旦那さんは仕方ないです。だけど他の人だと嫌ですよ」
今の孝弘さんとしてるといわれたら嫌だけどさ。
くすくす笑いながら俺の頬を撫でて、キスしてきた。
びくっとする。胸を揉まれた。
まぁこれくらいは。
太腿を触ったり、お腹を触ったり。
もしかして。したいのかな…これは。
と思っていればやはりそうだったらしく。
触れてきたが着物を着ている上に先生が膝に乗ってるからうまく出来ないようだ。
させてやるべきか、諦めさせるべきか。
さっき無茶をしたからトレードオフ、ってことかなぁ。
仕方ない。一旦手を離させて脱ぐ。
おいで、とベッドに誘って先ほどと同じ、先生を上に寝転ぶ。
「俺を抱きたいの?」
と聞けば頷く。
「いいよ」
そういうと嬉しそうにキスしてきた。
俺がいつもやることを思い出せる限り手を動かし、乳首を舐めて。
ぎこちないのは慣れてないからだろう。
そろりそろりと先生の指が翳りに分け入る。
一応少しは濡れているから指の一本や二本、痛くはないけれど。
中を探られるのは違和感だ。
それでも好きな人に触れている自体で身体は高まっているのでそう時間はかからない。
「あれ、私も久さんに入れてみたいわ」
「あなた俺いじめて楽しいですか?」
「ちょっと楽しいかも」
「ダメですよ、そんなことしたら。アレをこっちで味わいたいですか?」
とお尻の穴をつつく。
きゃっと声を上げて俺の中から指が引き抜かれた。
「あんなの入らないわよ…指でも辛かったのよ?」
「大丈夫、切れないように入れて差し上げます」
ニヤッと笑うとむっとして、先生の汚れた指を口に押し込まれた。
眼を見ながら綺麗に舐め取る。
手を外してそのままキス。
「俺の、舐めちゃいましたね、これで」
くすっと笑って反転、今度は俺が抱く番だ。

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211

一旦抜いてベッドに連れて行った。
自分が下になり、上に寝かせて入れる。
「これが茶臼のばしです。何なら今日は四十八手すべてしましょうか」
「四十八手って?」
そうだった、疎いんだった。
「体位ですよ、48通りの体位。先ほどのは唐草茶臼っていいます。
 つまりいろんな体位をしましょうか、と。後ろからとか、立ったままとか」
「そ、そんなのいやよ」
少し腰を突き上げると喘ぎ声。
「どうして? どれが気持ちいいのかわかりますよ。
 ふふ、後ろからが良いのかもしれませんしね」
くいくいと腰を突き上げつついじめればよく喘ぐ。
この体位は確か締まるからブツがしっかり擦れる感じがするとか聞いた覚えが有る。
「ほら、あなたも腰が動いてる。気づいてる?」
「だって…」
喘ぎつつ言い訳しようとする。
かわいいなぁ、つい唇をむさぼって。
逝かせた後、抜けばたっぷりと汚れていて先生は大変恥ずかしそうだ。
「舐めて」
といえば真っ赤になって嫌がる。
酔いはすっかりさめてしまったらしい(笑)
あんまりにも恥ずかしげで可愛くなって解放してあげた。
ペニバンを外すとそれがあった部分が赤くなっていて、
やはり何かクッション入れたほうがいいのかな?と思いつつ後始末をする。
ディルドを外し、洗って片付けた。
戻ると先生はすっかりくたびれてうとうとしている。
横に寝転べば手が伸びて抱きつかれ、そのまま寝息が聞こえ出す。
もう一戦したかったのだが…。
そのまま先生の肌に触れて感触を楽しんでいるうち、少し寝てしまったようだ。
いい匂いがして目がさめた。
隣に先生がいないところを見ると何か作ってくれているのかな。
起きて台所に顔を出すとやっぱり料理している。
「何、作ってるんです?」
「あら、起きたの。久さん、ハンバーグ好きでしょ?」
「よくそんな面倒くさいもん作りますね…」
「主婦だもの」
「それでも最近の主婦は買ってきて済ませちゃうものでしょうに」
「だって久さん、コンビニのは胃もたれするって言ってたじゃないの」
「ああ、そういえばいいました。嬉しいな、覚えててくれたんだ?ありがとう」
キスしたら叱られた。
「料理の最中はダメ、って言ったでしょ」
はーい、と受けてスープを出そうと冷蔵庫を見る。
期限期限、よし。
「先生、カボチャかコーンかグリーンピースかどれがいいです?スープ」
「ポタージュ? んーそうねえ、カボチャいただこうかしらね」
湯煎してハンバーグの用意が出来るまで待ち、配膳前に振り混ぜてカップに入れる。
しかしスープカップは一つしかないため、俺は味噌汁碗だ。
「あらあら、今度一緒に買いに行きましょ」
夫婦茶碗ならぬスープカップか(笑)
ハンバーグを一口いただいて美味しさに嬉しくなる。
やっぱり手作りいいなー。
しかし3つめを食べる頃気づいた。
「先生、茗荷。入れたでしょ…」
「あら今頃気づいたの? うふふ、食べられるじゃないの~」
きゃらきゃら笑っている。
まぁ、そのまま出さないところに愛を感じるがっ。
こぅたまーに嫌いなものを混ぜ込んでくるんだよな。
この間はツナになって出てきたな、マグロ。
なんだかんだ美味しくすべていただいて、満腹満腹。

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