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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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54

時間はまだ沢山ある。
少し息が落ち着いてきたその唇にキスをする。
「もう…ひどいわ…こんなの」
「おや、まだ序の口のつもりだったんですが」
「ええ?何をする気なの?」
「もっとすごいこと。色々したいですねえ」
頬を染めて可愛い。
「2、3日立てなくなるくらいしたいですね」
「そんなの困るわ…」
まあ自分の体力も持たないが。
暫くからかったりして、会話を楽しんでいると空腹、そろそろ6時か。
「先生、どこか食いに行きませんか」
まだ立てないほどはしてないはずだぞ。
シャワーを浴びさせて、着替えさせるとやはり美しくて。
少し私の着付けを手直しされて。
近くの割烹で飯を食うことにした。
それなりに流行っていてそれなりにうまい店だ。
お酒も頼んで、うん、うまい。
先生も上機嫌だ。
酔客に絡まれるような店ではないので安心して飯が食える。
ああ、うまかったー。と店を出るとやや寒い。
ショールだけの先生は寒そうだ。私の羽織を着せる。
「前も借りたわね」
ああ、あったなあ、そういうこと。
ほろ酔い加減がさめないうちに部屋に戻ってきた。
もう少し飲みたいので先生もどうかと誘う。
冷蔵庫から日本酒の瓶を出し盃を渡す。
まずは先生に一献。お注ぎする。
先生から私に。
何度か盃を交わして、いい感じに酔った。
先生が私にキスしてきた。
色っぽいな…。
くらくらする。
先生は立って着物を脱ぎ始めた。
ぎょっとしたがすべてを脱いで浴衣に着替えている。
ああ、なんだ吃驚した。
鼻歌交じりに着物を片付けて、それから私の膝の上に横向きに座った。
…え?
「ねえ、山沢さん?私とするの、好き?」
「え?あ、はい、好きですよ?」
「じゃ、しちゃ駄目っていったらどうするかしら?」
「困りますね、きっと」
「じゃあ駄目」
と言って先生はふふっと笑っている。
「困りますけど、したいんだからしちゃいますけどね」
胸の合わせに手を差し入れるとその手を叩かれた。
「だめよぅ」
くすくす笑ってる。
なんだこれは、焦らされてるのだろうか。
「なんで駄目なんです?」
「だってたまにはしないでこうしてたいもの」
ああ、なるほど。そういうことか。
先生からキスされる。
くっそ可愛くてやりたくて仕方ない。
先生の腕を撫でて我慢しよう。
「山沢さん、あったかいわ~」
はいはい。
体温高いですよ、発情してますからね。
先生が私の懐に手を入れた。
「寒いんですか?」
指が冷たいな。
手を伸ばして先生の足袋の上から足指をなぞる。
ああ、ちょっと冷えてる。
「暖房の温度、上げましょうか?」
「ううん、こうしてて…」
「抱かれればすぐに温まりますよ?」
ぺちっと額を叩かれた(笑)
笑ってしばらく密着する。
先生の静かな呼吸の音を聞いて、冷えている腕や足をさすって。
落ち着きすぎることもない程度に先生にイタズラしかけられて。
何度目かのキスをされたとき、ベッドに連れて行きますよ、と声をかけた。

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53

少し冷えるな、ストーブつけよう。
暖かいほうが脱がせやすいし。
いったん落ち着く。
「ちょっとびっくりしました…その、泊まって来いっていうのは」
「私もよ。まさか、ねえ…」
「でも正直なところ嬉しいです。やっぱりその、声とか聞きたいですし」
先生は一気に赤くなってしまった。
「家だと我慢されてるでしょ?いやあの我慢してて漏れる声も好きですが」
やはり我慢できないほどにしてみたい。
「ばか、もう」
恥ずかしがってて可愛い、可愛すぎる!
引き寄せて抱きしめる。
「そうやって恥ずかしがってるところ、可愛い。好きですよ」
「やあね…からかわないで」
「からかってなんかいませんよ。抱きたいって思ってるだけです」
耳をかじる。
ビクッとして顔を上げた。
唇にキスをする。
むさぼるように何度も深く。
離すと息が荒い。
ベッドのある部屋に連れて行く。
解いた帯や脱いだ着物をハンガーにかけて、一糸纏わぬ姿にする。
美しい。まじまじと見ると恥ずかしがって嫌がるが、綺麗だ。
姿見の前に連れて立たせる。
背中側に立ち後ろから乳房をなで、私の指が先生の乳房に食い込む姿を見せつける。
息が荒い。
乳首をつまみ、こねると早くも声が出る。
視覚に煽られるというやつだな。
下腹部に指を伝わせ翳りをかきわけるともうすっかり濡れている。
ベッドに座らせて足を開かせた。
やはり背後から弄るさまを鏡に映してみせる。
「こんなのいやよ、恥ずかしい」
というがいつもより良く濡れて、好い声が出ている。
お、軽く逝ったらしい。でも手は止めてあげない。
足を閉じようとするが、がっちりと私の足で閉じれないようにする。
中に指を一本差し入れて探る。
少ししてもう一本追加する。
好い声が出るようにあちこち探ってゆく。
指を一度抜いてベッドに伏せさせる。
手をつかせ腰を持ち上げて膝立ちにさせた。
そのまま後ろから舐めると好い声が聞こえる。
指を再度入れて楽しむ。
また逝ったようだ。さらに続ける。
ついている手では持ちこたえられなくなったようで突っ伏している。
声はさっきから止まらない。
腰も私が支えているからあがっているだけで脱力している。
限界を探るように、好いポイントを刺激する。
しばらくして不意に力が入り痙攣、どうも限界のようだ。
指を抜いて掴んでいた腰を下ろし足を伸ばさせた。
荒い息。背中を撫でる。
涙目だ。美しい。
もう一度したくなるが我慢だ。

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52

身づくろいを済ませて台所へ顔を出すと八重子先生が支度をしている。
「おはよう。遅かったね」
「おはようございます。風雨の音が凄くて寝過ごしてしまいました」
「絹は?」
「女性は身づくろいに時間かかりますしね」
ってもういいや、一緒に居た前提だな。
手伝ってると絹先生も来た。
「遅くなっちゃったわ~、お母さんおはよう」
「あ、手伝うよりそろそろ孝弘さん呼んできてくださいよ」
「はいはい」
食卓に配膳して行く。
台所に戻ると八重子先生に手招きされて、近寄ると腕にガーゼを貼られた。
噛み痕が袖から見えてみっともないそうだ。
これは朝からしてたのもばれてるのかなあ…。
食卓につき朝ごはんをいただく。メシがうまい。
メシが終わったら嵐のあとの片付けだな。
きっと庭が枯葉で凄いことになってるだろう。
食事の片付けをして絹先生が洗濯に忙しくしている間に庭掃除をする。
やっぱり枯葉に枯れ枝が随分吹き込んでいるな。
洗濯物を干す絹先生に見とれて手が止まっていたら八重子先生に叱られた(笑)
さっさと片付けよう。
洗濯だけは手伝わせないのは下着の存在の模様。
私もいつも持って帰って洗ってるからなあ。
特に律君は嫌がりそうだ。
さて濡れ落ち葉は燃やすと煙ばかりで始末に悪い。
晴天だからしばらく纏めておいて置くか。
しかし裏が山だし木造だから焼却炉置いたほうがいいと思うんだけどなあ。
ま、今は律君がやってくれるからいいんだろうけど。
休日のゆったりした空気っていいなあ。
「お昼は何にしようかねえ」
なんて会話も仕事している日には聞けないし。
ここに来ない日は食わずに寝たりするし。
「お母さん、ちょっとー」
おや、この声は…環さんかな。
「あら、お客さんだったの?」
「いやこの子はいいんだよ、どうしたんだい?」
「姉さん、どうしたの?」
「開の事なんだけど…」
お茶を出して、部屋に控えていることにする。
というか畳にごろ寝。
秋の空だなあ。

うとうとしてたらお昼ご飯と呼びに来た。
無意識で引き寄せる。
「キャー!」
ん?慌てて起きたら環さんだった。
「すいません、寝ぼけました!」
「なんなの!?」
「どうしたんだい?」
あー、八重子先生いいところに。
「いや声が似てて…」
「はいはい、ご飯できてるから早くおいで」
ハイ。
環さん怖いんだよなあ、俺。
というかなんで環さんが呼びにくるんだ。
そそくさと食卓に着いたがずっと睨まれている。
とほほ。
気まずいままお昼ごはんをいただいて。
すぐに環さんは帰っていった。
台所で片付けをしていると絹先生が来た。
「さっき姉さんと何かあったの?」
「…間違えたんですよ。声。
 それに部屋まで来るのは八重子先生か絹先生と思い込んでましたし」
「そんなに似てるかしらねえ、声」
「口調でわかりますけどね。寝ぼけてたんでご飯しか聞こえなくて」
「やあねえ」
くすくす笑ってる。
片付け終わったその手で先生の頬に触れる。
「冷たいわ」
おっとそりゃすいません。と思いつつキスをする。
「山沢さん!あんたするなら部屋でしなさい!」
ぎゃっ!八重子先生いたんだ!?
絹先生は慌てて台所から逃げた。今日は調子が出ないなぁ。
「すいません、つい」
「なんでそんなにしたいのかねえ、あんたは」
何でっていわれてもなあ。
「付き合いだしてすぐってそういうもんじゃないでしょうか?」
納得されたようだ。
居間に戻ってお茶をいただく。
「絹。あんた今から山沢さんの家に行きな。山沢さん、いいだろ?」
「お母さん? どうして?」
「かまいませんが…?」
「いいから、泊まっといで。明日の稽古は良いよ。土曜の稽古に間に合えば」
えーと、それはそのー、3泊でしまくっていいという?
絹先生、顔、赤い。
「ほら、早く用意しといで」
パタパタと用意をしに部屋に戻られた。
「あの、いいんですか?」
「孝弘さんに見られるよりは良いだろ」
なるほど。
見られたところで多分孝弘さんは問題ないと思うが、絹先生がなあ。
「それに…やっぱりこの家は人出入りも多いからね」
でも覚さんや開さんなんかは理解有りそう。孝弘さんの中身知ってるし。
先生が戻ってきた。それでは先生をお借りして。
すっごく先生が恥ずかしそうなのにそそられつつ電車を乗り継いで我が家へ。
途中、食材を買い込む。
うわーなんか楽しい。同棲してる奴ってこういう楽しさがいつもか。
買物袋を提げて自宅へ。先生を部屋に上げて食材を冷蔵庫にしまった。
もう3時半だ。
先生にお茶を入れて、一服。

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51

夜半、風雨の音に目が覚める。
酷くなってきたな。
もぞもぞと先生が動いている。寝返りか。
うっ。
下帯の中に指を滑り込まされた。
どうしていいかわからないらしく、まさぐられているだけだが。
「駄目と言ってるの、わかりません?」
「だって…山沢さんにも気持ちよくなって欲しいんだもの」
苦笑。
「そんなことしなくてもいいんですよ。
 あなたが気持ちよくなってるのだけで十分、私は気持ちいいんですから」
「でも…」
そっと乳首に触れられた。
びくっとなりそうなのを耐えて、先生にキスする。
「そんな気力があるならもう一戦しましょうか。今度は腕を縛りますよ」
「それは…もう無理よ」
私の下帯から手が外された。
「山沢さんも結構濡れてるのね」
まあね。
先生の手を拭いてあげて、もう少し寝ましょと誘う。
眠くはあったらしくすぐに寝てしまわれた。
ったく。
どうしたものか。

早朝、よく寝ている先生を置いて庭に出ると快晴。
空気が澄んで…寒い。
火鉢の用意しておくか?
部屋に戻ると先生も目が覚めたようでぼんやりしている。
キスをして、洗濯した肌襦袢と長襦袢をまとめて羽織らせる。
それすらひんやりしていて、思わず先生は私に身を寄せる。
朝っぱらからしたくなるじゃないか。
んー時間、まあいいか。
嵐がうるさくて眠れなかったとか言って寝坊したことにしてしまえ。
直接先生の足の間にもぐりこむ。
まだ濡れてもいないその場所を念入りに舐めていると押し殺した声が聞こえる。
濡れてきた。中指を差し入れて探ると声が出る。
腕を差し出すと噛まれた。
しがみつかれて背中に引っかき傷つけられて腕や肩に噛み痕付けられて。
楽しい。
気持ちいい。
たまんねえな。
自分の手で好きな女が気持ちよくなってる。
嬉しすぎる。
どうやったらそれがわかってもらえるんだろうなあ。
してもらうのが苦手なことも。
そう思いつつ中を楽しんで。
切なげにひそめる眉を見て。
追い詰めて、はぐらかして。
お願いされて逝かせる楽しさ。
逝った後の可愛いさ。
これで十分幸せなのに。
肩で息をしているのをなだめて、落ち着かせて。
頬を染めて。潤む瞳。いいな。
朝からなんて、と詰る唇にキスをして文句を封じる。
寒くなくなったでしょ?というとペチッと額を叩かれた。
先生は肌襦袢、長襦袢を着直して、取敢えずは私の着物を着た。
部屋で着物に着替えてくるという。
まあ対丈の着物だとちょいと着易いから着てってくれていいんだけどね。
八重子先生に出会ったら昨日してたの丸わかりというね。
とりあえず布団片付けるか。

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50

翌日の仕事は台風が近いこともあり、入荷量整わず暇で。
天気予報やニュースを見るとやはり明日直撃の予報である。
うーん、本当に明日、いけるのだろうか。
帰宅後、雨ゴートの用意などをする。
傘は絶対役に立たない。むしろ危険だ。
今日は早めに寝ておこう。

さても夜中から結構な雨である。
出勤しても客が来ないほどの有様だがとりあえず仕事を終えて帰宅する。
軽く食事を取り、風呂に入る。
着替えて雨ゴートを纏い、首元を防水布で覆ってレインキャップ。
後頭部から背中まで被う防水布が付いており、前は透明シールドになっているものだ。
普段、雨降りに自転車に乗るときに使っているものだが着物の時には結構役に立つ。
足元は防水脚絆。雨ごしらえをしっかりとしてさあ行こう。
…洋服で行けばいいのでは、という突っ込みはなしで!
結構な雨の中、電車は動いていて順調にたどり着く。
「こんにちはー」
「よく来たねえ、こんな雨なのに」
軒先で雨コートや帽子などを吊るして、脚絆も取る。
足洗にと桶に湯を持ってきてくれた。ありがたい。
洗ってくれようとするが流石にそれは断って自分で濯いだ。
からげていた袴も下ろして家にあがる。
お稽古は?と聞くとやはり今日は皆さんお休みとか。
「お稽古お願いしていいですか?」
と聞くとかまわないと仰る。
いそいそと用意をしてお稽古すること4時間、外は風が強くなってきた。
そろそろお仕舞いにして、ということで水屋を片付けていると近くに雷が落ちた。
絹先生が思わず私に飛びつくほど地響き。
耳を済ませて火事になってないか探る。大丈夫そうだ。
今の今まで先生として厳しく稽古つけてらしたのに、この可愛さ。
思わず水屋だということをわかっていながらキスしてしまった。
「駄目…ここじゃ…」
うぅ…わかってますよ、わかってますって。
深呼吸して落ち着く。ふぅ。
「さっさと片付けちまいましょう」
片付けを済ませ、居間に戻った。
ご飯の用意できてるから、と八重子先生。
孝弘さんを呼びに行く。
律君は司ちゃんの家に泊まることにしたらしい。
家まで送っていったが電車が止まったとのことだ。
司ちゃんを律君のお嫁さんに~と先生方がニコニコしている。
いい加減それはないと思うぞ、司ちゃんには星野君という彼氏いるし。
しかし孝弘さんは外の嵐を見て楽しそうだな。
食事も終わり、テレビの台風情報を見ると今夜半から朝方がきつそうだ。
八重子先生は早く寝るといって部屋に退けて行かれた。
残るは絹先生と私だけである。
…とりあえず戸締りと火の始末、しましょうということになり動く。
確かめて、私のいつもの部屋に先生を連れ込む。
「ああ、そうだ。アレ、終わりました?」
「…ええ、この間は八つ当たりしてごめんなさい」
え?八つ当たりされたっけ?
あれか、気づかなかっただけで八つ当たりされてたのか。
会話しつつ布団を敷く。
先日、そろそろ客じゃないので自前の布団、ダブルを持ち込んでいた。
寝相が悪いからシングルだと寒い、とかなんとか言って。
八重子先生はわかってるだろうけど。
ちょっと高いが綿をシンサレートにした。厚手で軽く温い。
さてと。
座ってる先生の前に膝を突いて、まずはキスを。
「ここならいいでしょう?」
先生は頬を染めてうなづいた。
キスをしつつ、帯締めに手を掛け。帯揚げ帯枕をほどき、帯を解く。
脱ぐから待って、というので一度離れる。
着物ハンガーを持ってきて帯を掛け脱いだ着物をかけている。
AVなんかだと脱ぎ散らしてヤってたりするが。
どうしても着物を掛けたくなる。貧乏性なのだろうか?
まあ、その間に私も脱いで着物と襦袢を衣桁にかけた。
うっ寒。秋の夜はひんやりとしているな。
まだ長襦袢の先生を布団に引きずりこんだ。
しばらく抱き合っている。うう、ぬくい。
布団の中で長襦袢と肌襦袢まとめて脱がせ、胸を弄りはじめた。
先生の荒い息が耳に心地よい。
あまり声が出ない程度にあちらこちらを弄り、煽る。
逝かさず逸らさず、楽しむ。もう少し焦らすか、それとも…。
ああでもせつなそうだ。
いいところを探そうとして腰が動いている。
それを敢えて外して楽しんでいると、お願い、と辛そうに言われた。
可愛いなあ。
そろそろ、いいか。
さっきまで外していたスポットを重点的に刺激する。
私の肩を噛んで声を潰し、しがみついて逝った。
荒い息。
背を撫でる。
うちだったらなあ、声出してもいいんだけどな。防音だし。
さすがにこの家で声を立てられると困るんだが噛まれるの痛い…。
先生が噛み痕を舐め、くすぐったくて驚いた。
なんだ、もう落ち着いたのか。
「ねえ、山沢さん…私にされるのは無理ってお母さんに言ってたみたいだけど…」
はいはい、いいました。
って俺の乳を揉むんじゃありません。
「イタズラするなら腕縛っちゃいますよ?」
と言ってるのに先生の手が下腹に伸びる。
その手首を握り少し力を入れ、耳朶を噛む。
「駄目と言ってるでしょう?」
「どうして?」
どうしても、ですよと言いつつ先生の乳首を摘む。
ビクッとして楽しい。
布団の中にもぐりこんで濡れているそこを舐めると好い声が漏れる。
「罰として声は自分で我慢してください」
先生は枕に顔を押し付けて声が漏れないようにしている。
指を入れ、まさぐると我慢するのがつらそうだ。
いいスポットに当たったらしく枕の下からくぐもった声が聞こえる。
楽しい楽しい楽しい。至福。
ぎゅうっと指が締め付けられて、足が痙攣して。
私を掴む手が強く握られて。
感じてくれて逝ってくれるのは嬉しいなあ。
涙目になってるその瞼にキスをして。
唇にも、首筋にも、鎖骨にもキスを落とす。
そのままゆっくり背中や腕を撫でていると先生の荒い息は寝息に変わっていた。
ふぅ。
しかし先生は何をしようとしていた?まさか、な。
…一応ちゃんと浴衣着て寝るか。

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