翌朝になるとすっかり台風は落ち着いたようで関東方面が荒れ始めた模様。
遅い目に発てば十分と判断し、夕方の新幹線を取った。
夕方までどうするかってそりゃ俺の部屋か観光かだよね。
そう先生に言うと赤面してる。
「観光が良い?」
「…どっちでも、いいわ」
「へぇ、じゃラブホでご休憩でも?」
「い、いいわよ。行きたいなら」
耳まで赤くなってて可愛らしくてつい、うなじに手を這わせてしまった。
「ペニバンでも?」
そのままうなづいて、ああ、もう超可愛い。
「だけどお預けだ。あなたとラブホなんてね」
「私とじゃいやなの?」
「じゃーなくて。他所の先生に見られたらどうするんだって言うね」
「ここ、地元じゃないわよ?」
「京都ですよ。あなたの顔を見知ってる先生がたまたま見てたりしたらどうします」
「そんなの、台風だから泊まるところがなくてとか言えば良いじゃないの」
「というか、したいんだ?」
「あっ…。ち、違うわよ、そんな」
「ふふ、じゃあなたの意見採用だ、良いホテル知ってるんでそこ行きましょうね」
チェックアウトの後直接そのラブホへ行くと先生が驚いてる。
「すごいわ…」
「でしょう? セックス目的じゃなくても快適っぽいでしょ?」
先生が部屋のあちこちを見ているその間に用意を整えた。
「さてと。着替えたらこっちおいで」
「えっ…あ、はい…」
こくり、と息を呑んで。
上気して恥ずかしそうで、そそる。
脱がせてバスローブを渡して着替えさせる。
「まずはそのまま舐めてもらいましょうかね」
膝を突かせて。この間教えたとおりに出来るかな?
ぎこちなくて初々しいけれど丁寧に、そして恥ずかしそうに。真剣で。
足で先生の膝を割って股間に足の甲を当ててみた。
既にぬめってきている。
んん、と呻きつつも舐める努力をしていていじらしい。
もはや用意は整った、入れてあげよう。
立たせてゆっくりと割り入れた。
手をちゃんと回してきてるのを確認して膝を抱え上げる。
より深く刺さったようでいい声を出した。
ゆすってやると反ろうとする。気持ち良いようだ。
そのままベッドの上に移動する。
座位。
落とす心配もなく楽しめる。
先生はそこまで意識が回らないようでよがり続けている。楽しい。
こっそりとお尻に指を入れるといやいやをするものの、抵抗できないようだ。
唇もむさぼり、乳首も弄ってやる。
一杯一杯なのが見て取れて本当に良い。
何度逝かせたやら、2時ごろになり開放してあげた。
息が出来なくなってたから。
そのまま抱き上げて風呂に連れて入り、丹念に汗とぬめりを流して拭き取る。
着替えさせてから自分も着替え、タクシーを呼んだ。
疲れ果てている先生を抱え上げて乗り込み、クロネコのセンター前で少し止めてもらう。
荷物を発送してボストンのみ残した。
それから八条口へ。
抱き上げて乗車手続きをしたが案外大変だった。
今度から出発ギリギリはやめておこう、うん。
喫茶店で座らせ、コーヒーを頼んでから駅弁を手に入れた。
戻ればコーヒーが来ていて先生が嫌がらせで砂糖を3杯入れている。
「う、何してんですか」
「甘いの嫌いだったわよね、沢山入れてあげたから」
にこーと笑んでいる。
ご立腹らしい。
そりゃ怒るよね、と思いつつも甘ったるいコーヒーを飲み干した。
駅弁を先生に持たせて抱えあげる。
そろそろ乗車時間が近い。
人目を引くが仕方あるまい、まだ立てやしないんだから。
電車が到来して乗車、席に座らせた。
やっとほっとした表情だ。
横に座って早めの夕飯、と弁当を広げる。
「あ、おなかすいてたみたい」
「お昼食べてなかったですもんね」
何か思い出したらしく、赤面している。
可愛いなあ。
いただきます、と食べる。
途中、先生がお茶買ってきてと言うので席を立った。
二つ買って戻り、蓋をあけて渡す。
「ありがと」
食べ終わって暫くすると先生がもぞもぞする。
電光掲示板を見やったり。
「どうしました」
「お手洗い、行きたいのだけど…」
「あぁ。この車両、トイレ広いから大丈夫ですよ」
「恥ずかしいわ…」
「今更。はい、手を俺の首に回して下さい」
「うん」
そのまま抱え上げ懐に貴重品を入れてトイレへ行く。
トイレの中で下ろして裾を捲り上げて座らせた。
「あの、外で待っててちょうだい」
「はいはい」
ドアにもたれてぼんやりと待つ。
暫くして声がかかり、中に入った。
先生は恥ずかしそうで、俺はちょっといじめたくなるが我慢我慢。
裾を下ろして整えてあげて抱えて出るとトイレ待ちの人がいた。
先生が更に恥ずかしがってて可愛い。
手を洗わせまた抱えて席に戻る。
軽く太腿をつねられた。
「可愛いな…」
ぺんっと額を叩かれた。
「イテッ」
思ったことをそのまま口にしてはいけないね。
暫くくだらないことを喋っていると駅に着いた。
ボストンを持って先生を担いで下りる。
タクシーに乗せてうちへ連れ帰った。
「はい、お疲れさん」
そういって全部脱がせる。
「えっ、ちょっと、なにするの」
肌襦袢まで全部脱がせて裸にした。
「あ、あの?」
「ほい、浴衣」
ひょいひょいと寝巻きを着せてベッドに転がした。
「夜まで寝てなさい」
「そ、そういうことね…」
一旦寝かせて明日の昼連れて帰るつもりだ。
そのように八重子先生にお話してある。
「寝られないなら抱いてあげようか?」
「ばか、もうっ」
あはは、と笑ってちょっと外へ。
夜食の分を買いに出た。
台風の残滓、天気はまだ荒れている。
先生も食べれそうなものと、明日の朝の分も買って帰った。
ドアを開けると寝息が聞こえる。
俺も寝ようかな。
そうと決めたら着替えて横にもぐりこんだ。
おやすみなさい。