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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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235

先生は抱かれる、と思って頬を染めて部屋に居る。
可愛らしいな、そういうところが好ましい。
おいで、と膝の上に先生を乗せる。
後ろからふわっと抱く。
「今日、抱いて欲しい? 別に、と言うのなら今日はいいですよ」
「どうして?」
「明日積もるんでしょう? 男手必要じゃないですか? 男じゃないけど」
「私を抱いたら疲れちゃうかしら?」
「そんなには疲れませんが…」
「だったら…」
と、先生は俺の手を懐に自分から持っていった。
「ね?」
抱かれたかったようだ。
ふふっと笑って少し胸を触って楽しむ。
「布団、入りましょうか」
中に入って先生を下に、キスして胸を揉む。
やわらかくて、乳首はピンと立って。
ふっふっと弄るたびに息が漏れる。
「先生、可愛い」
「やだ…ばか」
乳首を舐めて軽く歯を当てて先生の息の乱れを楽しむ。
手をあちこちに這わせば先生の腰もうねる。
そろそろいいか、と股間に指を差込みなぶるとキスして、と言われた。
キスしながら突起をしごいたり中に指を入れたりして楽しむ。
二度、逝かせて今日は終了。
懐に抱いて背中を撫でながら明日の雪は深刻だろうか、など話して、そして寝た。
翌朝、居間のテレビを先生がつけた。
なにこれ、雪こんなに酷いのか。
「あなた泊まって正解だったわねぇ」
「ですねぇ」
台所に入り朝食の支度を整えた。
「後で保存食系、買ったほうがいいかもしれませんね」
「そうね、お父さんのお米だけでも買わないと」
ラーメンだと3,4箱くらい買ったほうが無難だが、この天気図。
カップラーメンなんて食うのだろうか、先生が。
いまいち想像できない。
「あと灯油、どれくらいありましたっけ」
「今のところは10日分は有るわよ」
「あ、じゃ大丈夫ですね」
「そんなに降ると思うの?」
「ま、一応ですよ。雪国の友人がね、東京はすぐ雪で基幹が止まるから備蓄しろと」
「おはよう」
「あ、おはようございます」
「凄い雪だねぇ都心の方も」
「そろそろ律起こしてくるわ」
八重子先生と支度を続ける。
「八重子先生、カップラーメンって食べます?」
「何度か食べたことは有るけどね。チキンラーメンは一人のときに食べたりするよ」
「あぁやっぱりチキンラーメンですか。脂っこくないです?」
「ちょっともたれるねぇ、だからあんまり食べないんだけどたまにね」
「この雪、もしかしたらラーメンのお世話になるかもしれませんよ」
「そんなに降るかねぇ」
「雪国に住んでる友人がそれくらいのつもりで居るほうがいいとメール寄越しました」
先生が戻ってきて配膳する。
皆そろって食事を取り、片付けを終えて外を見る。
「積もってきましたね」
「そうね。今日のお稽古の生徒さん、来れるかしら」
「ああ、今日は上級でしたっけ。若い方少ないですもんねえ」
「律、今日帰ってこれるかしらね」
「無理かもしれませんねえ、こないだのように積もったら」
「そうなったらお友達のおうちに泊めてもらわなきゃいけないわねえ」
「とりあえずまだ降りの少ないうちに買物出ましょうか」
「そうね」
冷蔵庫を漁って見積もると3日分は有る。
であれば6パックほど買えばいいか。
先生が雨ゴートを着て出てきた。
傘を差してゆっくり滑らないように気をつけて歩く。
スーパーはまだ商品豊富だ。
6種類にわけて袋麺を取り生鮮食品を買いまわり支払い。
米屋に立ち寄り30キロを購入して帰宅する。
先生が滑ったのを転ばないうちに支えたり、自分が転ばないように歩いたり。
帰宅して片付け、水屋の準備にかかる。
炭をおこしたり台子を用意したり。
会社から電話がかかってきた。
『今日出勤しなくてお前正解。いつもの2割だ、客自体来なかったぞ。
 それからこのまま降り続くなら暫くこっち戻れないだろうと思うが、
 どうせ時化と道が通れなければ魚も来ないからな、除雪されてからでいいぞ』
「あー了解、そんなに客いないの?」
『客先もキャンセルばかりだからな。ピザ屋ははやってるらしいぞ』
だろうなぁ
雪が終了するまでこの家か。
まぁしんどければあっちへ逃げればいいし。

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234

などと思いつつごはんがうまい。
食後一服してから帰る支度をした。
「明日お稽古だからちゃんと来てね」
「はい、ではまた明日」
別れて帰宅。
寝る準備をしていたら、来た。
ピルはなぁ…面倒くさいんだよな。
などと思いつつセットして寝る。
翌朝出勤し、仕事をこなす。
明日は稽古がないから今日チョコを持っていかねば。
なんて思いつつ仕事をこなして帰宅し着替えてチョコを持って出発。
どんよりとした空だ。
先生のお宅へ着き、部屋に荷物を置く。
渡すのは帰りでいいだろう。
居間に顔を出し今日来られる方の用意について聞き水屋の支度をする。
最初のお弟子さんが来られて、先生が戻ってきて時間だ。
今日はその後もすいすいといい感じでお稽古がすすむ。
最後に私の稽古をつけてもらって水屋を片付ける。
「あなたご飯食べてくでしょ?」
と言っていただいて食事をいただく。
おいしいなぁ、相変わらず。
その後、先生に台所でチョコをお渡しした。
頬を染めて嬉しい、と言ってくださって俺も嬉しい。
あのね、と仰って冷蔵庫から。
俺にも下さるそうだ。
本気で嬉しくて、そのままさらいたくなる。
先生から軽くキスだけ。
後は土曜日に、と。
別れ難いが明日も仕事、と送り出されて駅へ。
電車が来ない。
聞けば事故でいつ回復するかの見通しが立たないようだ。
タクシー呼ぶか、と電話するもどこも捕まらず配車できるのは夜中になるとのこと。
社長に電話し、明日遅れる可能性を連絡する。
『明日、雪酷いらしいぞ。お前こっちに辿り着けないんじゃないか?
 道で動けなくなったら俺ら男ならいいがお前はなぁ。
 もし稽古場に泊めてもらえるなら泊めて貰え。心配するよりはいい。
 どうせ雪なら客も来ないしな』
社長がそういってくれたので駅前の薬局で生理用品を買い込み、戻ることにした。
お宅まで戻って先生にお願いした。
「すみません、泊めてください」
「あらどうしたの?」
手短に理由を告げるとじゃお風呂、いま入っちゃいなさい、と仰る。
ありがたく風呂をいただく。冷えた身体に気持ちがいい。
ほかほかになって出てすぐショーツと生理用品を身につけて、それから浴衣をまとう。
俺の寝間に暖房を入れておいたから、と言っていただいた。
暫く居間で歓談し、そろそろ寝ましょうか、と部屋に連れ込む。

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233

「髪、確かに短くなりましたね」
「でしょ」
「でもセットするとよくわからないな」
「あなたもそろそろ切らなきゃだめよ? ほら、目に入りそうよ」
「あー、後ろに流してるとわからないんですよね」
つんつんと前髪を引っ張られる。
確かに長くなってた。
「今度切ってきます」
くしゃくしゃっと頭を撫でられてキスされた。
「もう一度したくなったな」
「ダメよ、そろそろ戻らなきゃ」
「いやだ」
「お夕飯のお買物行かなきゃいけないもの」
「あー…」
「あなたも食べてから帰る?」
「八重子先生にお願いしてもうちょっと抱かれてくれません?」
「外寒いんだから風邪引いちゃうわよ、お母さんが。
 そうなったら暫くこんなこと出来なくなるわよ?それでもいいの?」
「うぅ…仕方ないな」
「もうちょっとしたら戻りましょ」
あきらめて暫く先生の立てるまで寄りかからせたまま話す。
「そろそろ立てそうだから着替えるわ」
そろっと私の肩に手をかけて立ち、襦袢とって頂戴、と仰る。
肌襦袢や襦袢、長着を着るのを手伝い、帯を締める。
先生が髪を直す間に俺も着替えて。
ベッドを整えて、シーツを回収する。
明日洗うわ、と仰るが洗濯乾燥機も買ってきておけば良かっただろうか。
一旦お宅に戻り、夕飯の買出しに行く。
今日は肉じゃがだ。
…なるほど、肉じゃがも豚肉なのか。
切り干し大根と五目豆と肉じゃがとかぶの炊いたん。
こういうメニューはすきだな。
帰宅すると既に八重子先生が切干と五目豆を作っている。
かぶと肉じゃがを作るだけである。
ジャガイモの皮をむいて、玉葱を切って。
かぶの皮もむいて葉は刻んだ。
それを先生が煮炊きする。
美味しそうな匂いが段々してきて孝弘さんが台所に来た。
先生が戸棚から饅頭を出して渡し、居間で待っててと言っている。
さすがに長年の付き合いで操縦に長けている。
肉じゃがが煮えて、ご飯が炊けた。
そろそろ律君も帰ってくるかな。
「ただいまー、あー寒かったー」
丁度良く帰ってきたようだ。
「律ー、手洗ってきなさい、もうご飯できてるから」
配膳を終えて八重子先生も座り、後はご飯を入れてもらうだけだ。
いつだったろう、お茶碗とお箸が客用じゃなくなったのは。

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232

そうっと頬に手をやりキスした。
そのまま舌を絡め、抱きしめて背を撫でる。
唇を離すと頬を染めたまま、脱ぐから待って、と言った。
「嫌ですね、そのまま抱かせてくださいよ」
「…ベッドにも連れて行ってくれないのね?」
「勿論」
「じゃあさせないわ」
手が止まった。させてもらえないのは困る。
うぅ、だったら脱がしてしまえ。
帯締めを解いてお太鼓を崩し、先生が脱ぐ手伝いをする。
肌襦袢まで全部脱がせ、ベッドに押し倒した。
しっとりと汗で湿っている肌を舐める。
どこを舐めてもいい反応で気を良くして乳首を舐めて、軽く歯を当てる。
あぁ、と少し高い声。
虐めたくなる。
腹をなめてひっくり返して背も舐める。
足も。
先生はされるがままになってくれている。
尻を舐めて、軽く開いてあわいを舐めるとほんの少し抵抗が有る。
手を差し込み尻を突き出させて尻穴を舐めると、そこは違う、やめてと仰る。
少し舌を押し付けると身体が逃げる。
暫くなぶって楽しみ、それからそっと突起を舐める。
気持ち良さそうな声が出てやはり尻穴よりはこっちのほうがいいようだ。
目を瞑って喘ぎ声を上げている。
指を入り口のあたりで入れたり出したりしていると押し付けて自分で入れようとする。
それでも入れずになぶってるとお願いされた。
可愛いね、可愛い。
そっと指を入れて中を楽しむ。
中のいいところを探って刺激を与えると尻やおなかの筋肉がぴくぴく動く。
指を増やし更に強く刺激すると喘ぎ声も高くシーツを握り締めて逝った。
脱力してつぶれそうになってるのでひっくり返して仰向けに。
手が伸びて抱き寄せられた。
「後ろから、いやって言ってるのに」
まだ何か言いたそうな唇にキスをして封じる。
そのまま中をまさぐると苦しそうだ。
ンー、ンンと鼻から声が漏れていて流石に辛そうなので唇を離す。
離した途端大きく声が出て、我慢してたのが可愛くて。
思わずなぶる手に力が入る。
沢山なぶって啼かせて楽しみ、先生も何度も逝って満足そうだ。
抱え上げてお風呂に連れて行く。
よだれと汗にまみれた身体をソープで優しく洗い、ふき取る。
風呂でも一度逝かせてしまった。
ついつい楽しんでしまう。
なじられつつ浴衣を着せてリビングにつれて出た。
まだ腰が立たないようで俺にもたれている。

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231

そろそろ、と先生に言うとお昼からに、と仰る。
少しむっとした。
「じゃ先に行ってます、昼は適当に食うからいいです」
と先生のお宅を出た。
先に入ってベッドの位置を少し調整したり、戸棚の中身を整えたり。
冷蔵庫、必要だな。
時計を見れば10時。よし、ちょっと電気屋に行こう。
バス通りに出れば先生に遇った。
「あら?」
「どこ行くんですか」
「あなたこそ」
「俺はちょっと冷蔵庫、買おうかと」
「いるかしら?」
「電子レンジとトースターも欲しいかなと。でどこに行かれるんです?」
「髪結さん。そろそろカットしてもらおうと思って」
「へぇ、楽しみにしてます。じゃバスきたようですのでまた」
バスに乗ると窓の外で先生が小手を振っている。
暫くバスに乗り、降りて電気屋へ向かう。
量販店だからそれなり。
そんなに食品を入れはしないから、いわゆる一人暮らし用程度の、と思っていると
フレッシャーズセールをしていたようだ。
だが洗濯機は別段必要ではない。
まぁ構成的には似たようなものなので店員を捕まえて洗濯機を抜いた交渉をする。
10万と言うところに落ち着いて、配達はと聞けば今からなら1時間後にOKとのこと。
配送をお願いし、食事を買って戻った。
中でもそもそと食べてごみをひとところに纏めた。
しばらくして配達員が来た。
中に入れて設置してもらった。
うん、いい感じだ。
先生の希望する部屋の色彩感覚から大きくは逸脱してないだろう。
小一時間ほどして先生が来た。
「…変わってなくないですか」
「ほどいたらわかるわ」
「ほどいていい?」
「いいわよ」
先生の髪を解いて。
「ねぇ?さっき苛々してたでしょ?」
「わかりますか」
「生理前なんじゃない?」
「それは…わかりませんね」
ほどきおわったのを見計らって先生が俺の胸を押す。
「やっぱりそうよ、胸張ってるじゃないの」
そんな気はしてた。
「マッサージしてあげるわ」
「却下、いらついてるの知ってていいますか、それ」
「だってした方が楽なのは知ってるでしょ」
「知ってますけどね、そんなことより抱かれて欲しいです、俺は」
ぱっと先生の頬に朱が差す。

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