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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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200

「出来たわよ、動かないでね」
熱々の鍋ごと食卓に持ってきた。
中央の新聞紙を置いてある上に乗せる。
おたまで掬ってお茶碗に。
「さ。いただきましょ」
いただきますを言って食べる。おいしいなぁ。
ふと目線を上げると先生がにこやかだ。
俺がうまそうに食ってるのが嬉しいと言う。
俺は先生がにこやかなのが嬉しい。
そう返したら照れている。
夫婦茶碗にもすっかりなれて、次に気になるのは俺の箸の握り方だと言う。
ほんの少し、変だそうだ。
食後、ゴマを出してきて一粒一粒掴んで所定の位置にやらされる
「変ねえ。普通握り方がおかしいと出来ないのに」
と、次は手を添えて、ああだこうだと持ち方を修正されるものの…。
うまくいかない。
ゴマと対決するにも飽きて、先生にお出かけをねだるが却下され、
しばしゴマと戯れる。
「遊びに行きましょうよーねぇ、駄目ですか?」
「駄目よ、ちゃんとできるようにしないと」
「展覧会行きましょうよ」
「何かいい展示、有るの?」
「五島、どうです?取り合わせやってますよ」
「んーそうねえ…着物持ってきてないし…」
「お貸ししますから」
「展覧会どうしても行きたいの?」
「外出したくはないですか?」
「折角あなたとこうしていられるんだもの…おうちでいいじゃないの」
「…嬉しいですね。凄く嬉しい」
べったりと私の背にくっついて離れようとしなくて。
甘えてくれる。
「でもいい加減ゴマはあきました」
後ろから笑ってるらしき震えが伝わる。
耳たぶを齧られてびくっとすると、ちゃんとしないと、しちゃうわよ?と脅された。
「してもいいですがね。その代わり後が大変ですよ?」
脅し返して笑いあう。
お箸を置いて、先生もろとも寝そべってキス。
くっついてじゃれて。
そのうちしたくなってきて褄から手を進入させた。
裾を乱して内太腿をなめる。
「するなら脱いでベッドで、ね、だめ?」
「無理…我慢できない」
そのまま濡れ始めたところを舐めて喘がせる。
一度逝かせて脱力しているのを起こして帯を解き、紐を抜いて脱がせた。
先生はベッドに連れて行ってもらえると思ったようだが、風呂場へ連れて行った。
中に指を入れてある場所を重点的に擦る。
暫くして、喘ぎつつもお手洗いに、と言うが却下をして、
暴れる体をなだめながらしばし刺激する。
「だめ、でちゃうっ、よしてっ」
その悲鳴の後、出た。
真っ赤な顔して、涙目になっているがそのまま刺激するとそのたびに出る。
ニヤついてると胸をこぶしで叩かれた。
「ひどい…お手洗い行きたいって言ったのに」
ぐすぐすと涙声でなじられて、満足する。
「気持ちよかった?」
「今は気持ち悪いわ…流させて。お願い」
シャワーの温度を確かめて、ゆっくりとかける。
流しきって体も温まったようなので拭いて抱き上げ、今度こそベッドへ。

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もし絹さんと山沢君が喧嘩して「もう来ないで!」と絹さんに言われたら。

-開と浮気パターン-
落ち込み、そしていらいらしていると開さんに道で遇った。
「どうしたんだい?」
と聞かれ自宅へ呼んで相談しているうちに浮気をしてみる気になった。
「開さん。一度前に僕としてみないかって言いましたよね」
「うん、言ったね」
「それ今じゃいけませんか。したくなりました」
そういって開さんにディープキスするとその気になってくれたようで、
あまり経験がないために痛がる私をゆっくりと抱いてくれた。
「こういうのはあまりよくないから、これっきりにしなさい」
自棄で抱かれたことをよく承知しているようで、からかいもせず朝まで一緒に。
「落ち着いたらまたうちにおいで。絹も待ってるよ」
首を振って、来るなと言われましたから、と答えた。
そして一月半ほどが経ち、時折八重子先生から心配そうな電話がかかってくる程度で
日を過ごしているうち、気づいたことがあった。
月経が来ていない。
割と不安定なので気づいてなかったが確かにきていない。
もしやと検査薬を試すと陽性。
産婦人科へ行き検査をしてもらうと妊娠がわかった。
慌てて八重子先生に電話して相談すると今日は絹がいないから直ぐにうちにきなさい、
でも慎重に、満員電車なんか避けてきなさい、と言われた。
そうしてとりあえず先生のお宅へ行き、心当たりはこの一事で、そうなった理由はこうで、
と説明して、ご理解をいただいた。
「どうしたらいいんでしょう…」
「産むか堕ろすか、だろうけど産んでみたらどうかねえ」
「ですが自信ないです…」
「取敢えず産むっていうならうちですべて面倒は見るよ。
 開と結婚してくれれば今なら嫡出子だけどそっちはどうする?」
「ううーん。絹先生にくるな、って言われててそれはいいのかどうか」
「ただいま」
うっ絹先生、帰って来た。
「どうして…山沢さん…」
「山沢さん妊娠したんだって」
ぐいっと胸倉を掴まれた。
「誰の子なの?!」
「あなたには関係ない」
「関係有るわよ!」
「振ったんだから関係ないでしょう!」
「開の子だってさ」
「八重子先生、今言うことじゃないでしょうに」
「ほんとう、なの? そんな、だって、おとこのひと、にがてって」
先生はへたへたと座り込んだ。
「自棄でしたんだってさ」
「山沢さん…産んで、くれる?」
「なんでそうなるんですか。堕ろしたいです」
「うちに住んで。堕ろすなんていわないで産んで頂戴、お願い」
「なぜですか、俺にここに来るなと言ったの、あなたでしょうに」
「言い過ぎたと思ってるわ…でもあなた、本当にこないからどうしようって思って」
「はぁ…もうちょっと考えさせてください。まだ開さんにも会社にも言ってませんし」
「どちらにしても会社には早く言わないといけないと思うよ」
「あ、そうよ。あなたの職場からだ冷えるでしょ。社長さんの電話番号教えて。
 電話してあげるから。あなたからは言いにくいでしょうし」
「え、あ、はい」
番号を教えると先生が電話をかけに行って、何やかやと話しているようだ。
「ずっとあの子も心配はしてたんだよ。でもね」
「意地の張り合いでしたか、実は」
後悔先に立たず。
先生が戻ってきて、電話での話を詳細に教えてくれた。
会社についてはまずは出勤時間そのままで売り手予定者をつけて再来週まで、
その後は可能なら昼からの事務職に切り替えと言うことだ。
出産後は医師が大丈夫といえばいつからでも、と。
そして、再来週になるまでの間、先生がうちに来てくれることになった。
俺の一人暮らしは食事が心配なのだそうだ。
こちらに通うのは疲れるだろうから母体が心配と。
「ですがお稽古が」
「お昼からのときは家に戻るわよ。それでいいでしょ、お母さん」
「いいよ、そうしてやりなさい」
「まだ産むと決めたわけではありませんよ」
「産んで頂戴」
「開の子だからね、私だって楽しみにしてるんだよ」
「とりあえず兄さんを呼ばないと」
と、携帯から開さんを呼び出した。
暫くして、慌てて開さんが来た。
「いや、まさか一回しかしてないし、本当、まさか」
「開、一回でも何回でもできたものは出来ちゃったんだから。
 責任とって結婚しなさい」
「それは勿論、山沢さんさえよければ」
「山沢さん、と言うことだからちゃんと考えて頂戴」
そのまま先生を連れて、うちへ帰る。
部屋の雑然とした様子に驚いて、ベッドにいるよう言い置いて先生は掃除を始めた。
手伝おうとすると、あなたはじっとしてなきゃ駄目、と怒られた。

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199

ひとしきり楽しんで、疲れて。
眠そうなのに私が触る物だから困った顔をしている。
あくび、ふふっと笑って瞼にキスをする。
「もう明日にしない?」
「寝かなさい…なんてね。睡眠不足じゃあなたのここにクマが出来ますね」
目のふちに触れ、頬に触れ。唇を撫でる。
かぷっと指を噛まれた。
ぎょっとする。
「寝かせてくれないなら…」
と乳首をつねられた。
「しちゃうわよ?」
「わかった、わかりました。寝ましょう。寝ましょう」
くすくすと笑って手を離してくれて、そしてキス。
抱きしめて、頭や背中をなでいてると寝息。
つられてそのまま寝そうになる。
暫く待って本格的に寝たところで腕を外し、トイレへ。
ああ面倒くさい…。
それからベッドに戻って寝た。
朝。
瞼の裏側に日光の明かりがちらちらして目が覚める。
ああ、もうこんな時間か。寝過ごしたな。
横を見れば先生もまだ寝ていて。
無防備なその姿が綺麗で、写真に撮りたくなるほど可愛い。
本当はえっちしているところも何もかも、ビデオに撮りたいが…。
誰かに見られるのが怖いからな、できない。
あ。今度テープを入れてないビデオ回してみようか。
先生の反応が楽しかろう。
いや、泣かれるか?
そっと瞼に触れると夢を見ているようで眼球が動いているのがわかる。
どんな夢を見てるのかなぁ。
ふっと息をついてトイレに起きた。
そろそろ終りそうではある。
手を洗って台所に立ち炊飯器の中を見る。
二人で食うには足りないな。
ラップにあけて冷まし、釜を洗って米をかし、炊く。
何を食おう…あ。昨日雑炊にするって言ってたなぁ…。
食卓を先に拭いて、米が炊けるのを待つ間、ベッドに座って先生の寝顔を眺める。
米がご飯に変わっていくにおいが流れてくる。
「ん…おはよう」
起きたようだ。
「おはようございます」
「ご飯炊いてるの?」
ふぁっとあくびをして伸び。
「ええ。どうします?昨日雑炊にするって言ってましたが」
「んーそうね、そういってたわね。あとどれくらいで炊けるの?」
20分くらいと言うと、じゃ着替える時間有るわねと言って着替えだした。
白い乳房が朝日に照らされて、美しくてつい触れてしまった。
当然ながら怒られました。とほほ。
髪を整えて着替えてそれから割烹着を着て。
「なんかすっかり"お母さん"ですよね」
「そうよ?だからご飯の支度してるときにえっちなことはしないで頂戴よ」
「いやだな」
頬に手を添えて軽くキスする。
「だめよ」
ぺちっと額を叩かれて、ご飯作ってるときとか食べてるときはしないように言われる。
ちゃんとけじめをつけなさい、と。
「しょうがないな、聞いてあげますよ。
 本当は家に居るときはずっと抱いてたいんですからね?」
耳まで赤くして可愛いなあ。
座ってて、というので座って待つと、炊けたご飯を鍋に投入して雑炊にしている。
うーまーそー。

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198

「もっと大胆になってくれてもいいんですよ?」
そういって寝巻で隠された乳房を撫でる。
「恥ずかしいわ」
真っ赤になってて、可愛くてそのままベッドに倒れこませた。
「あなたからキスして。大胆にね」
ついばむようなキス。
「大胆に」
少し戸惑ったような間が空き、ディープキス。
唇を離すと目が潤んでいる。
そっと翳りをまさぐり、聞いた。
「どうして欲しいか言ってごらん?」
首を振る。
「大胆になって。俺に聞かせて?」
「あの…触って…」
「どこをどのように?」
体を朱に染めて、いやいやをする。
「ここかな」
すっと尻の穴に触れる。
きゃっと言って身をよじる姿が可愛らしく、つい軽く乳首にキスをしてしまう。
「言わなきゃ今日はここ、ですね」
「っばか…もうっ。そこはいやよ。もうちょっと上っ」
こっち、と濡れているところに触れると頷いた。
「で?ここをどうするのかな?」
「あの…入れて……」
「入れるだけでいいのかな? 動かして欲しいんじゃないの?
 気持ちよくして欲しいって言いなさい?」
目を瞑って真っ赤な顔で。唸ってる。
「言えませんか?」
そういうと、私を抱きしめて耳元で小さな、本当に小さな声で言う。
「入れて動かして気持ちよくしてっ」
触れてる体が熱くて、本当に恥ずかしくて仕方ないんだろうとわかる。
「もっと大きな声で…。と言おうと思ったけれど。よく言えましたね」
いい子だ、と中に入れてかき回す。
あっあぁっ、と喘ぎ声、びちょびちょになる手。
中も熱くなっていて凄くしまって気持ちいい。
突起もしごきつつ、乳首も舐めると喘ぎ声と言うよりは悲鳴に近くなって。
中の膨らんで居るところを擦ったり、奥をつついたり。
途中で手を止めると、やめないで、と言ってくれた。
嬉しくなって沢山にしてしまう。
求められるのは嬉しい。気持ちよくなってくれるのは嬉しい。
先生が逝くたび、俺も快感を感じ気持ちよくなる。
時折、触ってもいないのに逝くことすらある。
あまりの気持ちよさにくらくらするが、先生もそれくらい感じていてくれればと思う。

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197

「愛してる、絹」
「もう…やぁね…」
ディープキスしつつ乳首をまさぐる。
ぎゅっと肩をつかまれて、唇を離された。
首筋を舐める。
「えっ!ちょっとまって!」
「へ?」
「うそっ…」
身を捻ってテレビを見ている。
「え、このニュース朝からやってましたよ?」
「そうなの?やだ、知らなかったわ」
苦笑して俺のシャツを先生の肩に掛け、膝から降ろして立つ。
先生がそのままテレビに見入っている間に着物を片付けた。
「テレビ、もういいでしょう?ベッドに行きませんか?」
「あっ、ごめんなさいね。つい」
「…ああでも素肌にカッターシャツも色っぽいな」
頬を染めるくせになんでまたテレビを見るんだ…。
「だってこのドラマ見たかったの…ね、お願い」
「しょうがないなぁ。でもそのままだと風邪引くから。寝巻着てください」
「うん」
そういったままテレビを見て動かない。
寝巻きを取りに行って渡すと着替えてくれた。
番組表を見ると1時間物か。
仕方ない、一緒に横で見るのがいいだろう。
って突っ込みどころの多いドラマだなぁ。
しかしこれ、いまの化学屋が当時に行って研究したら面白いだろうな。
ってこれ続き物なのか。
消化不良だ。まぁ結構良い部類のドラマだな。
忘れなければ来週も先生と見てもいい。
しかしだな。
こんなもの見てすぐやる気になれんじゃないか…。
トイレに先生が立ったのでテレビを消して、寝巻を着た。
って俺も行っておかねば。
入れ替わりに行って、戻るとすでに部屋の電気を消されていた。
寝間の豆球がついている。
ベッドに座って髪を解いている先生にキスした。
もうちょっと待って、と言うので眺めているとアレがサイドテーブルにおいてある。
「…なぜここにアレ」
と呟いたら俺が食卓に置いていったから、とか。
「納戸に捨ててこなかったんですか? 使っていいのかな」
先生は一気に胸まで赤く染まった。
「その、使わないでくれたほうがいいけど…」
「じゃどうして持ってきたの?」
「だってご飯食べるところにあんなの…」
そっちか!
「居間でするのはイヤだった?」
「ごめんなさい」
「ま、予想はしてましたが。
 布団の有るところ以外ではしちゃいけない気がするんでしょ?」
うん、とうなづく。
「俺はそういうあなた、好きですよ。でも居間で恥ずかしがるあなたも好きなんだ」
「よくわからないわ」
「あなたの羞恥心、感じてるところも好きだと言ってるんですよ。
 大胆な所も好きですけどね」
「大胆?」
「大胆になってる、と思いません?
 わざわざ俺の家に抱かれに来て。俺のベッドに一緒に入るんだから」
「あ……そうね、そうよね」
自覚はなかったのか。

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