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百鬼夜行抄 二次創作

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伶(蝸牛):絹の父・八重子の夫 覚:絹の兄・長男 斐:絹の姉・長女 洸:絹の兄・次男 環:絹の姉・次女 開:絹の兄・三男 律:絹の子 司:覚の子 晶:斐の子

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196

するりと脱いで私の前に膝を突く。
「久さんも脱いで…」
そういってシャツのボタンを外された。
頬を引き寄せてキスをし、懐に抱く。
「あれ、入れるのと入れないのとどっちが良い?」
「…久さんがしたいほうでいいわ」
「嫌だったんじゃないの?」
「その…恥ずかしいんだけど使うほうがあなたにしっかりと抱きついていられたから。
 だからその、それならそんなに嫌じゃないかなって。
 でも前みたいに道具だけ使われるのは嫌よ?」
ああ、なるほど、いつもだとどうしても半身がずれるから。
「つまり体が離れるような体位なら嫌なままだった?」
うなづく。
最初が肝心、普通の体位にしてよかった。
「まぁ、今回は入れないでいきましょうかね。まだ何か抵抗感じてるでしょ?」
「わかる?」
「わかりますよ。今そういった瞬間に力抜けたし余計にね」
「だってやっぱりああいう形のもの、と思うと」
「ちょっとづつでいいですよ、今はね。それより案外見るのは平気なんですね」
「あれだけあると現実味がないっていうか」
「お道具鑑賞のノリですか?」
「そう、そういう感じよ。買えない値段のお茶碗並べられた感じというのかしら」
くっくっくっと笑ってると、何よ、もう。と胸を叩かれてしまった。
「一本だけじっくりみて触ってっていったらどう?」
「無理よ、恥ずかしくて嫌よ」
「拝見に出た道具と思って」
「ばか、そういうこと言わないで」
「お稽古のときに思い出しちゃうかな?」
「それは困るわよ」
「むしろ舐めてる所見たいな」
「えっ」
「私に装着して、あなたがあれを舐める」
「や、だ…そんなの」
「あなたに入れる前にしっかり濡らさないと痛いですからね?」
「でもさっきは」
「ローションつかってましたから、あれ。後口美味しくないんですよね~」
「まずいの?」
「化粧水舐めちゃったときのような」
「…まずそうね。でもそんなのなめて大丈夫なの?」
「そのまま飲むとかじゃなければ。飲む可能性が有るなら別のローション使いますが」
「別の?」
「味付とかまずくないやつ」
「知らなかったけど色々有るのねえ」
「まさかコンドームの味つきも知りませんか?」
「そんなの有るの?」
「コンビニにも売ってたような気がするんですが…イボつきは?」
「知らない…」
「ちょっと待って、お兄さんたち居たんですからなんか見てるでしょ?
 あなた純情な乙女のままじゃないですか。子供いるのに。なんでだー?」
「だってお友達ともこんな話しないし、兄さんだってそんなもの見せなかったもの。
 夫しか知らないし…。そんなに笑わないでよ」
「いや、もうマジ可愛い。そういう純情な乙女、いいね、好きだよ」
抱きしめてキスすると首に先生の手が回る。

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195

番組が終って、CM。
先生は洗濯物を片付けてトイレに。
その間に洗濯機につけたものを回収して納戸からほんの少し太いものを出す。
食卓にくっつけておいた。
先生が出てきたので交代でトイレに立つ。
キャッと言う声が食卓のほうから聞こえてきた。
ニヤつきながらトイレへ出て戻ると食卓に背を向けて三角座りしている。
後ろから抱きしめる。
「何してるんですか?」
「もう、なんでこんなところにこんなのつけるのよ」
ひょいと取り外して先生の手に持たせる。
「…あら?さっきのと色、違うわよね」
「ええ。どうです? 抵抗あります? さっきのと比べて」
「んーピンクは生々しくて嫌ね」
「ちなみに他の色は肉色と黒です。持ってきましょう」
納戸からサイズは違うものの各色持ち出す。
眉をひそめて引いてるのがわかる。
「これ、これが嫌なんでしょ。あなたは」
大きくてヒダヒダが凄くついている使い込まれた肉色のディルドを指差す。
「すっっごく気持ち悪いわ、それ」
「でしょうねー。まぁこんなのは入れるつもりまったくないんでご安心を」
「やっぱりこの色ならまだましかしらね…」
と見ているのは透明と白。
「黒はどうです?」
「何か硬くて痛そう」
「触ったら一緒ですよ、ほら」
渡して触らせる。うん、凄く見ていてエロい。
「あら、ほんとね。って触らせないで頂戴」
ふふっと笑って別のものを見せる。
「これは硬い目。中に芯が入ってて角度を固定できます」
「こんなに色々有るのねえ」
「そりゃあね、硬いのが好きな人もいれば痛くて嫌だとか、
 そのままの角度じゃいいところに当たらないとか。色々有るようです」
「山沢さんはどれが好き?」
「へ?俺?いや使わないんで知りませんよ」
「使わないのに持ってるの?」
「一時期集めたくなったんですよ…だからこんなに色々と」
「ああ吃驚した、これとか使ったのかと思っちゃったわよ…」
と気持ち悪いといってた奴を指差す。
「いや、サイズとして入らない気がします、これ」
「さっきのなら入るかしら」
「入れようなんて気は起こさないように。そんなことしたらこれねじ込みますよ」
「や、やぁね、しないわよ。でも人にしろっていうんだからやって見せて欲しいわ」
「長年入れてないんでまあ無理ですね、痛いだけです」
「あら、私だってそうだったんだからなんとかなるんじゃない?」
「却下」
「いやなの?」
「いやです」
「私がいやって言うと怒るのに…」
「俺はする人、あなたはされる人。これは守ってくれなきゃ」
「ねぇ?どうしていやなの?」
「んー…。簡単に簡単に…ああ。そうだ。男の人が女にケツを掘られる的な」
「…何かわかった気がするわ」
「納得できたならあきらめてくださいね」
「してもよくなったら言って頂戴ね」
「ないとは思いますよ。まあとりあえず片付けましょうか」
納戸に返して戻る。
「これは片付けないの?」
先ほどのピンクの物の透明バージョン。
「片付けませんよ、これはあなたのここに納めます」
と先生の股間を触る。
真っ赤になってうつむいた。
「もうそろそろいいでしょう? 脱いでくれますか」
こくり、とうなづいて、脱ぎ始める。
横で座ってみていると綺麗で、これから抱かれるんだと言うので頬を染めている。
やはり、肌襦袢のあたりで一度手が止まる。
いいよね、羞恥心。
風呂も一緒に入ってるのに。

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194

拭いて洗濯機にくっつけておく。ちゃんと乾かさないといけない。
戻ると先生は肌襦袢を着て居間に出てきていた。
「スーパー行きましょ。何か作るわ」
ササッと服を着て、先生と一緒にスーパーへ。
「お鍋にしましょう。寒いし食べたくなった」
「んー、そうねえ。何のお鍋がいい?」
「豚で豆乳かな。豆腐入れると木綿が絹みたいになりますよね」
「あら、それもいいわね。じゃそうしましょ」
決まり決まり、お買物して帰宅。
白菜を洗ってざくざくと切って出汁と豆乳と入れて豚・椎茸・豆腐。
適当で温かくて美味しいから鍋は良い。
ご飯の後、お鍋はそのままにと言う。明日雑炊にするのだと。美味そうだ。
洗い物をして、その間に先生は洗濯物を畳んでくれている。
そういや洗濯機に突っ込んだままだった。乾燥はして有るが。
「ねぇ山沢さん?」
「はい?」
「あなたねえ…あれ、洗濯機につけるのやめてくれない?」
「あれ? …あぁ! あれ、ね」
笑っているとにらまれた。
「で、どうしたんです? まだついたまま?」
「触るの嫌だもの。あれってなんで吸盤がついてるの? 乾かすのにいいの?」
「違いますよ。ああやって固定して、自分で入れるんですよ」
「えっ…自分でって」
「床とか、腰の高さの壁とか。固定して自分で」
あ、一気に真っ赤になった。
「後でやって見ますか?」
「ばか、もう。できるわけないでしょ」
「騎乗位。今日はしろって言いませんがいつかして欲しいと思ってますからね。
 自分から入れるのも慣れてほしいかな」
「騎乗位って?」
「うっ。そこからだったか…ちょっと待って」
先生の横に寝転がる。
「俺をまたいで。そう。そのまま和式便所にするようにお尻を下ろして。
 座っていいから。この状態でさっきのアレが先生の中に入ってると思って」
頬を赤らめていて可愛い。
「そのままスクワットをするように自分で動くんです」
「これ、無理よ…」
「だから今すぐとはいってないでしょ?」
よっと。
上体を起こす。
「ほら、この格好は以前キスしたいからってした格好。これもアレを入れてたら…」
「そんなこと考えたことなかったわ」
「でしょうね」
そのまま引き寄せてキスしてみた。
「したくなったの?」
「食べてすぐは嫌かな? だったら後にしますが」
「うん、いまだと食べたもの出ちゃいそうよ? 沢山いただいたもの」
「じゃあもう少し後にしましょう」
「うん。あ、もうこんな時間、見たい番組有るのよ」
はいはい、とテレビの電源を入れてリモコンを渡すと、ぱぱっとチャンネルが変わる。
「あ、この番組ですか、俺もこれ好きですよ」
「面白いわよね」

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193

今度は乳首を弄りながら抽送する。
「慣れたらもうちょっと大きいのにしましょうね…物足りないでしょう?」
いまのは女の指2本程度だからなあ。
もう少し大きくしても俺の指3本よりは細い。
って聞こえてないな。
肩に先生の片足を担ぎ抽送していると、
「いや、こんな格好…」
と身をよじろうとする。
「両足担いだほうが良い?」
首を横に振る。目が潤んで可愛い。
「足下ろさせて、お願い」
ふっと笑って下ろして唇にキスを落とす。
「孝弘さんとはいつもこの体位だけだったんですか?」
こくり、とうなづく。
…ノーマルすぎるやろ、おい。
「じゃ、もっと色々教えてあげますよ」
頬を染めている。
「可愛いな。なんでそんなに可愛いんですか、あなた」
思わず勢いつけて腰を動かしてしまって、先生が喘ぐ。
それに煽られて激しくなってしまった。
先生は相変わらず感度良好ですぐに逝ってしまう。
痙攣が治まったところでぬるりと抜いてみればたっぷりと白いものがついている。
ハーハー、と先生の荒い息が聞こえる中、それを外し、ベッドの横に置いた。
先生に引き寄せられて抱きしめる。
背中や頭を撫でて、頑張ったことを褒めると嬉しそうだ。
先生が身じろぎするとブッという音がして凄く恥ずかしそうにしている。
「いまの、屁?」
「違うわよ!もう!」
「じゃ、こっちから?」
と指を膣に入れるとブウッと音がして、先生が泣きそうな顔になった。
「恥ずかしがらないで良いよ、これ、俺の所為だから」
「えっ?」
「あなたの中より細すぎるもので激しくしたから空気が入っただけ」
「そうなの?」
「ジャストサイズでもやりようによっては苦しくなるくらい入るそうですよ」
「あらぁ…」
「口を膨らませてブーっと鳴らすようなもので。だから気にしないで」
クーキュルル、と今度は腹が鳴る。
先生と笑って、晩御飯に何を食べよう?と言う話になった。
「食べた後またするなら軽いものの方がいいわ」
「どっちでもいいですよ。しっかり食べて、明日の朝からでもいいし」
「そうねえ…んっだめっ」
始末をしてないのを思い出して、舐めてみた。
ちゅ、とすすって舐め取る。
ペニバンのディルド部をふき取り、ペニバンから外す。
洗わないとな。
「何が食べたいか考えといてください」
そういって洗面所へディルドを洗いに立った。

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192

先生を上に乗せて寝転がる。
キスしてきた。
いたた、丁度胸に肘が。体重が乗って痛い。
ずらさせると胸が張ってるのに気づかれてしまった。
「あら?」
胸を揉まれる。
「触らない」
「え?マッサージした方が痛くなくなるわよ?」
「いや、でも」
「お乳が詰まらないようにってよく自分でしてたわよ。だから任せて」
「あー…乳腺マッサージ? あれ生理の胸の張りにも有効なんですか?」
「そうよ。あなたも覚えたら良いわよー」
乳房や脇などを触られる。
「くすぐったい、ってそこ痛いっ」
「痛いけどここはしっかりやっとくほうがいいのよ」
「ちょ!」
乳首を摘むな!何をするんだ!
「乳腺マッサージって言ってるでしょ。暴れないで」
「ん、ほんとにこんな」
「あなたはお乳が詰まってないから良いけど、詰まってたらすっごく痛いのよ。
 千切れるくらい強くつままれるのよ。搾り出すんですって」
「それは痛そうな…」
「痛いわよー。ほら、触ってみて、そんなに今硬くないでしょ」
と、自分の胸を触らされた。おや確かにさっきまでとは違う。
なにか柔らかい。
「で、いつまで乳首触ってるんですか」
「感じる?」
「ええ。だけどそこまでにしなさい」
「だめ?」
「だめ。乳腺マッサージと違うほうに目的が行ってる様だから駄目。
 ほら、手。離して」
「つまんないわ」
「俺を触るより気持ちイイことしてあげますから」
「あ、待って。お手洗い行きたいわ」
「はいはい。行ってらっしゃい」
トイレに行ったので起きて手を洗い、居間で脱ぎ散らかした着物を片付ける。
ふと思い立ち、納戸からペニバンを取った。
ブツは一番柔らかく小さいものを。エラストマーでぷにぷにだ。
一応コンドームとローションをつけ、ベッドに戻る。
「着物、片付けてくれたのね…っそれ」
「後半戦はこういうことで♪」
「…い」
「いやと言ったらだめって言いませんでしたかねー」
うっと声を詰まらせる。
キス。ディープキス。
腰のものが有る以外は普通に愛撫して行く。
指で中をほぐすようにして…ちゃんと濡れているか確かめたら挿入。
先っぽだけを入り口で暫く小刻みに。
先生が目をつぶり耐えているような顔をしている。
「こっち。見て」
目をあけた瞬間にすべてを入れる。
ああっと声がして先生は目を見開く。
暫く動かさず、キスをして、キスをして、キスをする。
ゆっくりと少し動かす。
中に意識が集中してしまうようで紛らわすように私にキスをしてくる。
「痛くないですか?」
「大丈夫…」
少しずつ少しずつ動かす量や早さを増して行くと喘ぎ声が少しでてきた。
足が俺の足に絡まる。
ちゃんと気持ちよくなってきて居るようだ。
腰の動きを早めたり、練るように動かせば声が大きくなったり、荒い息になったり。
「もうだめ、だめっ」
そう言ってどうやら逝った様だ。
け、結構疲れるな、これ。
息が切れたのでゆっくり動かしながら先生の首に頭を埋める。
「動かしたらまたよくなっちゃうわ…」
「痛くならないんだったらそれも良いんじゃないの?」
俺の腰が大丈夫な限りは何回でもできるぞ。

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